50.矢掛・久保遺跡出土品(やがけ・くぼいせきしゅつどひん)
- 種別
市指定有形文化財(考古資料) - 指定年月日
平成24年4月1日 - 所在
中央区高根3-1-15 相模原市立博物館 - 記号番号
指-50
内容
昭和59(1984)年~621(1987)年に実施された緑区東橋本四丁目から中央区宮下本町三丁目に至る鉄道の工事に伴う事前の発掘調査で発見された矢掛・久保遺跡の出土品です。
調査の結果、8世紀初頭から11世紀にかけての古代集落跡が確認され、帯の装飾金具の青銅製鉈尾(たび)や鉄製丸鞆(まるとも)、筆記具の円面硯(えんめんけん)の破片や墨状遺物、仏教信仰に関連する瓦塔(がとう)の破片や蔵骨器と思われる土師器甕(はじきかめ)が出土しました。
これらは、地方役人の存在や仏教信仰に関する遺物として希少な発見例であり、奈良時代から平安時代における市域の集落を考察する上で重要な資料です。この出土品は、市立博物館で展示公開されています。
参考文献
矢掛・久保遺跡調査会 1989 『矢掛・久保遺跡の調査』
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