38.浄光寺の木造阿弥陀如来坐像(じょうこうじのもくぞうあみだにょらいざぞう)
- 種別
市指定有形文化財(彫刻) - 指定年月日
平成20年4月1日 - 所在
緑区吉野1584 - 記号番号
指-38
内容
浄光寺の木造阿弥陀如来坐像は、像高11.0センチメートルの小像で、本尊の釈迦三尊像の中尊胎内に納置されている阿弥陀像です。
形姿は、頭髪を螺髪(らほつ)とせず、同心円の線彫りとするところや腹前に掌の上端を見せる点が特徴的で、切り落とされたように見える袖部の形などから、当初本像は、法衣垂下(ほうえすいか)形式であったと考えられています。
小像ながらはっきりした目鼻立ち、張りのある頬、丁寧に表した耳など彫技は細やかです。姿勢がやや猫背で膝張の狭小な形姿や面相表現などから、室町時代中頃の作例と考えられます。
この像は非公開のため、原則として見学できません。
参考文献
藤野町教育委員会 1991 『藤野町の仏像-藤野町仏像悉皆調査報告書-』
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