25.相模野周辺三十六ヵ村入会絵図(さがみのしゅうへんさんじゅうろくかそんいりあいえず)
- 種別
市指定有形文化財(歴史資料) - 指定年月日
平成17年4月1日 - 所在
中央区高根3-1-15 相模原市立博物館(寄託) - 記号番号
指-25
内容
元禄12(1699)年に作成された、相模野周辺三十六ヵ村の入会(いりあい)状況を描いた資料です。
「新編相模国風土記稿」によると、相模野は江戸時代後期もなお広大な草原でした。周辺の村々では、古くからの慣習により、村で管理・共同利用する入会野として、萱、柴、落葉などを採取し、牛馬の飼料、堆肥、燃料などに使用してきました。
絵図は旧磯部村の名主をつとめた家に伝えられているもので、江戸時代中期の入会の利用状況だけでなく、村の領主の名も書かれています。
絵図の大きさは縦81センチメートル、幅147センチメートルです。
※入会 特定の山林・原野・魚場などを一定地域の住民が共同で利用すること。
複製(パネル)を相模原市立博物館の常設展示で見ることができます。
参考文献
相模原市 1967「相模原市史」第二巻
雄山閣 1985「新編相模国風土記稿」
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