40.沢井延文六年の阿弥陀三尊来迎像陽刻板碑(さわいえんぶんろくねんのあみださんぞんらいごうぞうようこくいたび)
- 種別
市指定有形文化財(歴史資料) - 指定年月日
平成20年4月1日 - 所在
相模原市緑区沢井 個人所蔵 - 記号番号
指-40
内容
阿弥陀三尊来迎像陽刻板碑は、3基中1基に延文6(1361)年の銘があることから南北朝時代に建てられた板碑と考えられています。
3基の板碑は、高さが85.5~88.5センチメートル、幅は24~26.5センチメートルの緑泥片岩製(りょくでいへんがんせい)です。そのうちの1基には、下部に「延文六年八月十七日藤原氏女」と刻まれています。
市域には、室町期の板碑は数多くありますが、この板碑は南北朝時代のものであり、3基ともに阿弥陀三尊来迎像の陽刻が施されている優品です。
板碑が作られた歴史的背景は不明ですが、かつては所有者宅裏のお堂に祀られていたといわれています。
この板碑は非公開のため、原則として見学できません。
参考文献
藤野町 1994 『藤野町史 資料編上』
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