30.顕鏡寺の木造阿弥陀如来坐像(けんきょうじのもくぞうあみだにょらいざぞう)
- 種別
市指定有形文化財(彫刻) - 指定年月日
平成19年4月1日 - 所在
緑区寸沢嵐2888 - 記号番号
指-30
顕鏡寺の木造阿弥陀如来坐像は、像高85.4センチメートル、寄木造で、現状は黒彩されています。この像の頭頂部や頭・大幹部の背面等には後補部も見受けられますが、当初部分は、上品で温和な表情、丸く自然に張る頬、身体各部のやわらかい肉付け、浅く控えめな衣文(えもん)など、11世紀に仏師定朝(じょうちょう)が完成し、平安時代後期に全国で流行したいわゆる定朝様式の特徴が残されています。
この像は、元は付近の末寺で明治初期に廃寺となった常楽寺に伝えられていたものといわれ、「新編相模国風土記稿」の同寺の記述にある「本尊阿弥陀」がこの像と考えられます。
この像は、非公開のため、原則として見学できません。
参考文献
相模湖町教育委員会 1994「相模湖町の仏像」
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