47.田名塩田遺跡群出土黒曜石原石(たなしおだいせきぐんしゅつどこくようせきげんせき)
- 種別
市指定有形文化財(考古資料) - 指定年月日
平成24年4月1日 - 所在
中央区田名塩田3-23-11 史跡田名向原遺跡旧石器時代学習館(旧石器ハテナ館) - 記号番号
指-47
内容
平成元(1989)年~11(1999)年実施された土地区画整理事業に伴う事前の発掘調査において発見された9点の黒曜石原石です。これらの原石は、径30センチメートルの範囲にまとまった状態で出土し、この出土状態から石器製作のための材料である黒曜石原石をまとめて保管していたものと考えられます。
旧石器時代の黒曜石の原石が、産地以外でまとまって発見される事例は極めて少なく、この原石は旧石器時代の石器製作と産地からの石材搬入を考える上で重要な資料です。この黒曜石原石は、史跡田名向原遺跡旧石器時代学習館で展示公開されています。
参考文献
田名塩田遺跡群発掘調査団 1999『田名塩田遺跡群1』
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