26.小泉道場神文血判帳並びに序目録(こいずみどうじょうしんもんけっぱんちょうならびにじょもくろく)
- 種別
市指定有形文化財(歴史資料) - 指定年月日
平成17年4月1日 - 所在
中央区高根3-1-15 相模原市立博物館(寄託) - 記号番号
指-26
内容
緑区下九沢(作の口)の小泉家に伝わる天然理心流(てんねんりしんりゅう)の神文血判帳と序目録で、江戸時代後期に剣術の稽古が農村に広がっていく様子や当時の世相を知る上で、貴重な資料です。
下九沢村の名主小泉茂兵衛幸隆(こいずみもへえゆきたか)は、天然理心流創始者近藤内蔵助長祐(こんどうくらのすけながひろ)に直接師事し、寛政8(1796)年正月に目録取りとなり、享和元(1801)年9月に免許皆伝となった後、村に道場を開きました。神文血判帳は幅18センチメートル、長さは560センチメートルにもおよび、署名血判は享和元(1801)年から嘉永3(1850)年にわたり、市域内及び愛甲郡、多摩郡にかけての181人が名を連ねています。
序目録の大きさは幅18センチメートル、長さ190センチメートルです。
※序目録 目録とは、師が門弟に伝授した芸道の名目を伝える文書で、天然理心流では切紙、序目録、目録、中極意目録、免許、指南免許の6段階がある。
複製を相模原市立博物館の常設展示で見ることができます。
参考文献
相模原市 1967「相模原市史」第二巻
相模原市立博物館 1996「相模原市立博物館常設展示解説書」
笹野邦一 1991「千人同心岡本安右兵衛と小泉茂兵衛」
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