49.当麻東原古墳及び東原遺跡出土品(たいまあずまはらこふんおよびあずまはらいせきしゅつどひん)
- 種別
市指定有形文化財(考古資料) - 指定年月日
平成24年4月1日 - 所在
中央区高根3-1-15 相模原市立博物館 - 記号番号
指-49
内容
平成元(1989)年~2(1990)年実施された土地区画整理事業に伴う事前の発掘調査で発見された当麻東原古墳副葬品と東原遺跡の出土品です。
当麻東原古墳の石室からは装身具の耳環(じかん)や勾玉(まがたま)、管玉(くだたま)などの玉類、馬具の鐙(あぶみ)、鉄鏃(てつぞく)、刀子(とうす)など多数の副葬品が出土しました。また、古墳より北70メートル程の東原遺跡では、古墳と同時期の竪穴住居跡5軒などが発見され、土師器(はじき)の坏(つき)、甕(かめ)、椀(わん)、甑(こしき)、壺(つぼ)や砥石(といし)などが出土しました。
古墳時代の遺跡数が少ない市域において、当麻東原古墳及び東原遺跡出土品は希少な資料です。また、これらの出土品は、古墳時代後期に当地の有力者であった被葬者とその古墳築造との関連が考えられる集落の様相を示す重要な資料でもあります。この出土品の一部は、市立博物館で展示公開されています。
参考文献
相模原市当麻・下溝遺跡群調査階 1992 『神奈川県相模原市東原遺跡』
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