29.宗祐寺の涅槃図(そうゆうじのねはんず)
- 種別
市指定有形文化財(絵画) - 指定年月日
平成19年4月1日 - 所在
中央区水郷田名1-16-2 - 記号番号
指-29
内容
宗祐寺の涅槃図は、釈迦入滅をあらわした図で、軸装、紙本着色(しほんちゃくしょく)、縦296センチメートル、横174.5センチメートルと涅槃図としては比較的大きいものです。作者は恩馬村(現海老名市)出身の金指桂山(かなさしけいざん)で、宗祐寺に過去帳が残されていることから、同寺に葬られていると伝えられています。
「有馬村郷土誌」によると、金指桂山は狩野派の門に入り、町絵師となり、晩年相模地方を回り、弘化3(1846)年5月23日没とあります。また、宗祐寺の涅槃図は、金指桂山の傑作のひとつとも記されています。この涅槃図の制作年代は明らかではありませんが、他の涅槃図と大きく異なる特徴は、画面下部に海の生物が生き生きと描かれている点です。
参考文献
相模原市 1967「相模原市現況調査報告書」
海老名市 2001「海老名市史7」通史編 近世
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