78.大島古清水上組のヤツボ(おおしまこしみずかみぐみのやつぼ)
- 種別
市登録史跡(その他の遺跡) - 登録年月日
平成25年4月1日 - 所在
緑区大島2495の一部ほか - 記号番号
登-78
内容
大島古清水上組のヤツボは、陽原段丘と相模川河床との間の段丘崖急傾斜地中腹にあり、段丘崖からの湧き水を石組みなどで囲い溜めたもので、地域の人々によって飲料水の取水場や洗い場などとして利用されていました。
このヤツボは、縦4メートル・横5メートル程度の大きさがあり、これまでも水が涸れたことはないと伝えられています。現在は、ヤツボの保護と安全のため石が敷かれ水深が浅くなっていますが、その他はほぼ当初からの原型が保たれていると考えられます。
緑区大島から田名地区にかけて10カ所以上のヤツボが確認されていますが、現在は多くが枯渇し、また、利用されている所も限られている中で、大島古清水上組のヤツボは水量が豊富で、また石組みなどの保存状態も大変良好です。
近年、地元有志団体により見学路や案内板など周辺整備が行われ、間近で見学できるようになっています。
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