46.烏山用水の石積み(からすやまようすいのいしづみ)
- 種別
市登録史跡(その他の遺跡) - 登録年月日
平成17年4月1日 - 所在
中央区水郷田名1-1111-1の一部 - 記号番号
登-46
内容
烏山陽水は安政5(1858)年、領主の下野烏山藩(しもつけからすやまはん 現在の栃木県那須烏山市のあたり)大久保氏により、相模川から水を引き、水田開発を行うために作られました。
用水路は、水を引き入れるための隧道(ずいどう)と掘割及び堤防工事によって築かれ、隧道は字山王崖下から滝の出口へと続き、そこから先は掘割となっています。工事完了の翌万延元(1860)年の洪水で流失しましたが、その後の幾多の修復工事によって現在に至っています。この石積みは、当時の名主の屋敷地内に位置し、河床から約2メートルの高さがあり、隧道出口付近の掘割の原形を残すものとして伝えられています。
田名篠崎家文書の「御普請所諸入用惣〆帳」(安政6(1859)年)には、工事の規模が想像できる材料、経費等が詳細に記されています。
私有地のため、原則として見学できません。
参考文献
相模原市 1967、1969「相模原市史」第二巻、第三巻
座間美都治 1976「相模原の史跡」
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