1.清水家旧主屋・長屋門(しみずけきゅうしゅおく・ながやもん)
- 種別
市登録有形文化財(建造物) - 登録年月日
平成13年4月1日 - 所在
中央区上溝738 - 記号番号
登-1
内容
旧主屋・長屋門ともに19世紀中頃の建築と推定されています。主屋は上層農家に特有の六間取(むまどり)と呼ばれる大型のものです。外観からはうかがえませんが、前面に2階を設け、また、屋根は土間側をいわゆる兜造(かぶとづくり)としています。広間にも3つの大きな炉が切られています。これらは養蚕の便宜を図って計画されたもので、当地における養蚕の歴史をみる上でも貴重な存在です。
長屋門は桁行(けたゆき)65尺(19.69メートル)の長大なもので、堂々たる母屋にふさわしいものです。
なお、兜造は県北にしかみられないもので、当家はその南限と思われます。
外からの見学はできますが、屋敷内に立ち入ることはできません。 20分の1の模型が相模原市立博物館に展示されています。
参考文献
相模原市教育委員会 1986「相模原の民家」
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