51.大島水場のヤツボ（おおしまみずばのやつぼ）

ページ番号1010256 　最終更新日 令和5年2月6日

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• 種別
  市登録史跡（その他の遺跡）
• 登録年月日
  平成18年4月1日
• 所在
  緑区大島2568の一部、2569の一部ほか
• 記号番号
  登-51

内容

相模川を望む崖沿いには湧水地が数多くあり、緑区大島から同田名の一部にかけては、その湧水を溜めた場所を「ヤツボ」と呼んでいます。

大島地区では10カ所以上のヤツボが確認されていましたが、多くは枯渇し現在も利用されているところは限られています。

大島水場のヤツボは崖の中腹に位置し、礫層の下から湧き出る清水を溜めたもので、地域の人々によって飲料の取水や洗い場として利用されていました。

また、北東約400メートルにある日々神社の御神水としても利用されていました。

水量は減っていますが現在でも湧水は見られ、幅約2メートル、長さ5メートル程の池となり、池の縁には水神の石造倶利伽羅不動が祀られています。

参考文献

模原市立博物館　1999「博物館資料調査報告書　大島地区の自然と文化」
笹野邦一　1982「おおさわ風土記」おおさわ風土記協力会