61.宝泉寺の板碑(ほうせんじのいたび)
- 種別
市登録有形文化財(歴史資料) - 登録年月日
平成20年4月1日 - 所在
緑区川尻4562 - 記号番号
登-61
内容
宝泉寺の板碑は、鎌倉時代後期の特徴をもつ古い板碑で、高さ86センチメートル、幅37センチメートルの緑泥片岩製(りょくでいへんがんせい)です。
板碑の基礎部分は欠落していますが、上部2本の切り込みははっきりしています。また、蓮華座(れんげざ)上にある種子(しゅじ)は阿弥陀如来(あみだにょらい)を表しており、鎌倉時代後期のものと考えられます。
蓮華座の下に「正嘉二年十二月十二日」と刻まれていますが(正嘉2年は1258年)、他の風化度に比べてはっきりしており、後の時代に刻まれた可能性が高いと考えられます。
この板碑は非公開のため、原則として見学できません。
参考文献
城山町 1992 『城山町史1資料編 考古・古代・中世』
城山町教育委員会 2006 『町史の窓』(復刻版)
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