58.普門寺の観音堂(ふもんじのかんのんどう)
- 種別
市登録有形文化財(建造物) - 登録年月日
平成20年4月1日 - 所在
緑区中沢200 - 記号番号
登-58
内容
普門寺の観音堂は、市内には数少ない密教本堂形式の仏堂で、地域の歴史上貴重な建造物です。
観音堂は、宝形造(ほうぎょうづくり)、正面3間、奥行4間で、手前1間のみを外陣(げじん)、奥3間を内陣(ないじん)とするいわゆる小型の密教本堂形式として、観音霊場寺院に多く見られます。建立時期は18世紀中頃と考えられます。
内陣奥には来迎柱(らいごうばしら)を立て、その前面に禅宗様須弥壇(しゅみだん)を置きます。内陣は開口部が少なく閉鎖的とするのが通例ですが、この堂は内陣まわりに多くの開口部を設けているのが特徴的です。
参考文献
神奈川県教育委員会 1992 『神奈川県近世社寺建築調査報告書』
城山町 1997 『城山町史6 通史編 近世』
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