80.小倉橋(おぐらばし)
- 種別
登録有形文化財(建造物) - 登録年月日
平成27年4月1日 - 所在
緑区小倉から川尻間 - 記号番号
登-80
内容
小倉橋は、緑区小倉から川尻の相模川に架けられています。神奈川県の施工により、昭和13(1938)年に竣工しました。現在、相模川に架かる道路橋のなかで最も古いものとなります。
橋長176.6メートル、幅員4.5メートルを測り、アーチスパン1径間36.75メートルが4径間連続するもので、上路式のアーチ橋です。
小倉橋は、これまで維持修理が度々行われていることから保存状態も良好で、現在も現役の道路橋として活用しています。
また景観的にも優秀であり、周辺には城山ダム建設前の相模川の様子が伺える渓谷が残されています。そのため平成20(2008)年には、「当時としては画期的な4径間アーチが連なる連続感、橋の側面が描き出す力学的な造形美と、周辺の渓谷美との調和が美しい」と評価をうけ、土木学会「選奨土木遺産」に認定されました。また平成2(1990)年に選定された「かながわの橋100選」においては、上記の理由から横浜ベイブリッジに次ぐ評価を得ています。その他、昭和54(1979)年に「かながわの景勝50選」、昭和61(1986)年に「相模川八景」にも選ばれています。
写真は、城山商工会青年部主催の「小倉橋フォトコンテスト」受賞作品(撮影:保科悠真さん)です。
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