43.下九沢八坂神社の芭蕉句碑(しもくざわやさかじんじゃのばしょうくひ)
- 種別
市登録有形文化財(歴史資料) - 登録年月日
平成17年4月1日 - 所在
緑区下九沢1991-3 - 記号番号
登-43
内容
下九沢八坂神社の芭蕉句碑は、法師流俳諧(ほうしりゅうはいかい)の俳人西孤(さいこ)「安西庄兵衛」(あんざいしょうべえ)が建てたものです。
当時相模原地域では、江戸文化の流入により、芭蕉の流れを受けた俳諧が流布しており、西孤もその一人です。
句碑は、高さ82センチメートル、幅52センチメートルで、正面には芭蕉の句「秋布可起隣ハ何乎寸流人そ」、側面に「文化七年秋西孤建之」(あきふかきとなりはなにをするひと)、背面には西孤の句「ものうきも是におさまれ虫の声」と刻まれています。
もとは西孤が死去した文化7(1810)年に、下九沢西北の天王森(八坂神社)に建てられたもので、八坂神社の移転に伴って、現八坂神社の境内に建てられています。
※俳諧 俳句、連句、俳文、俳論などを含めた総称で、俳文学の意。
参考文献
相模原市 1967「相模原市史」第二巻
相模原市 1990 「相模原市教育史」第一巻 近代資料編
座間美都治 1976「相模原の史跡」
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