47.万平穴(まんぺいあな)
- 種別
市登録史跡(その他の遺跡) - 登録年月日
平成17年4月1日 - 所在
中央区田名5775ほか - 記号番号
登-47
内容
万平穴は、安政年間(1854年~1859年)に相模川の水を引き、水田を開くために作られました。この穴は、田名の望地弁天堂背後の崖下にある用水の隧道(ずいどう)で、幅1.2メートル、高さ2.7メートル、全長120メートルありました。
土地の伝承によると、幕末安政年間の飢餓の際に食料増産を図るために、望地の金井津右衛門の協力により、陽原の中島万平(なかじままんぺい)が先頭に立ち、掘ったとされています。その後の洪水で水田は流失しましたが、現在も地元の伝承とともに隧道だけが残されています。
外からの見学はできますが、私有地のため立ち入ることはできません。
参考文献
座間美都治 1976「相模原の史跡」
このページについて、ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
文化財保護課
住所:〒252-5277 中央区中央2-11-15 市役所第2別館5階
電話:042-769-8371 ファクス:042-758-9036
文化財保護課へのメールでのお問い合わせ専用フォーム