16.上磯部の土塁(かみいそべのどるい)
- 種別
市登録史跡(そのほかの遺跡) - 登録年月日
平成14年4月1日 - 所在
南区磯部90-1の一部、91の一部、92-1の一部 - 記号番号
登-16
内容
現存する幅約11メートル、長さ約60メートルの土塁は、磯部城(いそべじょう)の付属施設の可能性を持つものです。磯部城は長尾景春(ながおかげはる)の乱の際に、景春方の拠点「小沢城(こさわじょう)」(愛川町)の支城として、文明9(1477)年頃築城され、翌文明10(1478)年頃に太田道灌(おおたどうかん)の軍勢により攻め落とされたと伝えられています。
磯部城の中心は御嶽神社(みたけじんじゃ)もしくは能徳寺(のうとくじ)の付近と思われます。
また、土塁の北側に堀があったことが発掘調査により確認され、中世に属する遺物が出土しています。
外からの見学はできますが、屋敷内に立ち入ることはできません。
参考文献
相模原市 1964「相模原市史」第1巻
相模原市教育委員会 1987「相模原の城館址」
座間美都治 1976「相模原の史跡」
相模原市遺跡調査会 2000「埋蔵文化財詳細分布調査報告書」
雄山閣 1985「新編相模国風土記稿」第3巻
相模原市 2012「相模原市史 考古編」
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