21.畑地かんがい用水大野支線(はたちかんがいようすいおおのしせん)
- 種別
市登録有形文化財(建造物) - 登録年月日
平成15年4月1日 - 所在
南区大野台7-2600-3の一部、2602-3の一部、2603-4の一部、2603-6の一部、2604-3の一部、2609-2の一部、2610-3の一部、2610-4の一部、2611-2の一部、2612-2の一部(木もれびの森内) - 記号番号
登-21
内容
戦後の食糧難を補うため、「県営相模原畑地かんがい事業」として、相模ダム下流の久保沢分水槽を水源とし藤沢市に至るかんがい用水が、16年の歳月を費やして昭和38(1963)年に完成しました。しかし、その後の食糧事情の好転や都市化により、充分に機能しないうちに使われなくなりました。
「大野支線」は東幹線からの支線で、現在、相模緑道緑地として整備され暗渠となっていますが、登録の区域は開渠のまま残っており、当時の様子を伝える貴重なものです。
参考文献
相模原市 1971「相模原市史」第四巻、1972「相模原市史」第七巻
金井利平 1985 「畑地かんがい-相模野の開拓・相模原水田開発計画・相模原開発畑地かんがい-」「古文書室紀要」第8号相模原市図書館
神奈川県農政部耕地課 1965「神奈川県相模原開発畑地かんがい事業史」
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