令和6年度 タウンミーティング「まちかど市長室」(中央区)開催結果(報告)
- 実施日:令和6年9月29日(日曜日)午後1時から午後2時30分まで
- 会 場:けやき会館 2階 職員研修所 大研修室
- 参加者:7人
- テーマ:若者と語る未来のライフスタイル
~自分、家庭、仕事、全て大切にするためには~
市長あいさつ(要旨)
- 今日は、まちかど市長室に、ご参加いただきありがとうございます。
- 後程、皆さんから、ご自身の未来のライフスタイルについて、どんな希望を持っていたりとか、要望であったり、また不安があったりとか、色々な声を聞かせていただきたいと思っている。
- 皆さんは、20歳台と10歳台の若い世代ですが、私は54歳ですから、子どもくらいの年の差がある中で、皆さんの意見は、とても参考になると思っている。
- 昭和29年に8万人の自治体でスタートした相模原市は、内陸工業都市としてものづくり産業を中心に発展し、多くの皆さんが、相模原市に住んでみたい、子育てしてみたい、働いてみたいと集まってきて、その後、津久井郡の4つの町との合併も経て、政令指定都市になり、人口も72万人になった。
- 相模原市は、11月20日で70歳の誕生日を迎える。
- 相模原市も、70周年に向けて色々なイベントの準備を行っている。
- また、小田急線相模大野駅の列車接近メロディが、[Alexandros]のワタリドリになっていて、1番ホームから4番ホームの上下線で流れていて、10月26日、27日には、相模原市で初めて野外フェスが行われる。
- 相模原市の良いところは、都市と自然のベストミックスと言っていて、リニア中央新幹線が来たり、JAXA相模原キャンパスがあったり、相模の大凧があったり、それから色々なものづくり産業もあるし、自然もたくさんある。
- 神奈川県の水源地域で、県民の皆さんに飲み水の約6割を供給しているし、湖も相模湖や津久井湖など5つある。
- 市営の温泉は、藤野やまなみ温泉といやしの湯の2つがある。
- 皆さんは、車の免許を持っていないかもしれないけれど、圏央道ができたことによって、湘南の海岸に30分から40分くらいで行けたりとか、軽井沢にも2時間30分くらいで行けたり、東北自動車道、関越自動車道、中央自動車道も近くなった。
- どこへ行くにも便利で、田舎過ぎず、都会過ぎない、そこが私たちにとっては住みやすいというところでアピールしており、皆さんも、色々な相模原市の魅力をどんどん知って欲しい。
- 私たちの課題は、20歳台、30歳台の人たちが相模原市に働く場所が少ないということで、市外に転出する人が多くいる。
- できれば相模原市で生まれ育ったお子さんたちや、これから相模原市に移住される人たちが、相模原市で子育てをしたり、相模原市で学んだり、そして働きに出て、相模原市でパートナーを見つけて、相模原市にそのまま住んでほしいという思いがあり、そういう循環型の相模原市にしていきたいというのが私の目標である。
- この地域の中で、皆さんがシビックプライドという、相模原市に対する誇りとか愛情とか、郷土愛を持っていただいて、ぜひ相模原市のことを大好きだと思っていただきたい。
- ぜひ相模原市が大好きだという人が増えるように、私はもっと相模原市の情報を発信していきたいと思うので、今日は、皆さんと一緒になって、色々なことを教えてもらい、ここが相模原市は足りないぞとか、ここをもっとやって欲しいということを教えてもらいながら、わくわくする相模原市にしていきたいと思う。
意見交換の主な内容
●:参加者の発言 ◎:市長の発言 ○:中央区長の発言 □:緑区役所地域振興課 主事の発言 ☆:こども・若者政策課長の発言
●参加者(1)
- 個人のライフスタイルというよりは、相模原市で感じたことなのですが、自分が就職先を考えるにあたって、相模原市の企業とかを調べてみたのですけれど、首都圏に行ってしまう人が多かったり、相模原市の法人市民税が低かったりする部分があると思う。
- 相模原市民として、自らシビックプライドを持っていても、そこに企業がなければ、経済的にアプローチすることができなくて、先ほど言っていたような循環型に回ることができないのではと感じている。
- 緑区の地域振興課の方で行っていると思うのですけれど、地域おこし協力隊を招いて、デジタル経営を推進したり、森ラボ(森のイノベーションラボFUJINO)を中心として活動していたりしていて、コロナ禍を経てオンラインが普及したことから、例えば、緑区とか中山間地域で、新しいオンライン化を利用した企業誘致ができるのではないかと考えている。
- これから相模原市が企業を育てていくために、大企業を誘致していくのか、それとも今まで通りに中小企業を育てていくのかとか、働く場を作るために何か行っていくべきか、方針や取組があれば教えていただきたい。
◎市長
- 相模原市にも足りないところがたくさんあり、そういうところも、市民の皆さんに隠さずに、良いところ、足りないところなど一緒に考えて、一緒にまちづくりをしていき、地域活動に参加していただく相模原市にしていきたいと思っている。
- よく勉強されていると思ったのが、相模原市は法人市民税の割合が低く、大きな課題である。
- 相模原市は中小企業率が非常に高いまちで、政令指定都市20市の中で熊本市と同じくらいで、中小企業で成り立っているまちである。
- 大手の企業もあるが、相模原市は、ものづくり産業が集積するさがみロボット産業特区でもあり、中小のきらりと光る企業などに、これからスタートアップを応援していく様々な取組として、アクセラレーションプログラムなどで支援していきたい。
- イノベーション創出促進拠点運営事業では、JR東海と一緒に、橋本の県立相原高校の跡地に、イノベーション創出促進拠点を作っている。
- 周辺には、さがみはら産業創造センター(SIC)というインキュベーションセンターがあり、こういうところで、これから花を咲かそうという中小企業の皆さんがたくさんいることから、そうした人たちの伴走支援をもっとしていきたいと思っている。
- 20歳台や30歳台の人が市外に出ていき、昼夜間人口が逆転しているのが相模原市の一つの課題だと思っている。
- 働く場所を上手に市民の皆さんへプロモーションできていないというのが、私たちの反省点だと思っているので、市内には雇用もあるし、働き場所もあるのですけれど、市民の皆さんに知られてない。
- これも一つの課題だと思っているので、もっともっと知ってもらうように行っていきたいと思うし、田舎過ぎず、都会過ぎない相模原市がベストミックスなまちで、とても働きやすいということをお知らせしていきたい。
- 地域おこし協力隊のことは、よくご存知で、私も最近、地域おこし協力隊の2人とランチミーティングをしたくて、森ラボにリクエストしたところである。
- コロナ禍を経て、DX(デジタルトランスフォーメーション)の面では、国産生成AIによるNECとの実証実験を行って、議会の市長答弁でAIによる答弁書を作成するなど、色々と先進的なことを行っている。
- 色々な声を聞いて、また、そういう声を教えてもらい、その声を私たちが政策にして、予算をしっかりつけて、市民の皆さんにサービスとして提供できるよう行っていきたいと思っている。
●参加者(2)
- 食品加工に興味があり、8月のまちかど市長室の参加者と私の二人を中心に、ふりかけの食品加工に取り組んでいる。
- 森ラボを中心として、過疎地とかを拠点に活動しているけれど、食品開発をしている目的として、相模原市の食品を使ってそれを開発していき、色々な場所に発信していくことで、相模原市の食材の魅力を届けることや、シビックプライドを高めることなどをしていけたらというふうに考えている。
- そのターゲットとして、若者などに広げるために、若者が手軽に買えるようなものというもので、ふりかけやお菓子などを開発させていただいている。
- 作って発信するというところが、二人ではとても大変だと感じていて、そうしたことを相模原市に支援していただきながら、外に発信していくことができないのかなというふうに思っている。
- 先ほど相模原市に色々なものがあるとおっしゃっていて、それは私もわかっているのですけれど、市外から入って来る人は、中々少ないのかと思っていて、相模原市の魅力をもっと市外の人に伝えていく必要があるのかと思う。
- その良さを知ってもらうためにも、相模原市の食材とか、そういうものを伝えていければ良いのかというふうに考えているが、何か良い取組などがあれば伺いたい。
◎市長
- 食品加工について、ぜひ取組を進めて欲しいと思うし、ご友人もアクセラレーションプログラムにチャレンジしてもらっていたかと思うので、つながりがあってびっくりした。
- 相模原市には、色々な魅力があって、例えば、南区麻溝台のたまご街道には、7戸の卵屋さんがあって、そのまま新鮮な卵も売っているのですけれど、加工するなど6次産業化して、例えば、プリンにしたり、ケーキにしたりして、付加価値を付けることで非常に注目されていて、モーニングで食べられるところもあり、プリンもお勧めでとても美味しい。
- 手を加えることによって、付加価値を付けて、国内はもちろん、海外でも売れるように取り組まれている。
- 緑区の鳥屋には、植物工場があり、野菜を水耕栽培で作り、約1カ月でレタスができるということで、1日5,000個くらい出荷されていて、無菌で海外に輸出しても、2,3週間は腐らないらしく、洗わなくても良いと伺った。
- これから農業に力を入れていきたいと思っていて、相模原インターチェンジから降りて、金原という地域があって、土地改良事業といって農業をテーマに、色々と計画を立てていて、道の駅ができないか考えているのですけれど、将来的に道の駅などで販売ができたら良いと思う。
- 相模原市の一押しの手土産を作ってもらうと良いかと思う。
- リニア中央新幹線の駅が唯一、神奈川県で相模原市にでき、鳥屋に関東車両基地ができるし、ほかに、中部車両基地というのが岐阜県の中津川市にでき、前の市長さんとは、相模原市は津久井大豆があるからきな粉が作れる、中津川市は栗が有名なので、栗ときな粉で何かのお菓子作りませんかとか、色々と発案していた。
- そういう何かわくわくするものを発明してもらって、相模原市の一押しと言ったら、これだというものを卵でもお菓子でも良いのだけれど、作ってもらうと面白いと思う。
●参加者(3)
- 私は、将来、就職は、国家公務員を目指しているので、地方というよりかは、東京に出て仕事をすることが多くなるかというふうに思っていて、おそらく相模原市から離れてしまうかというふうに考えている。
- 相模原市に留まっている兄弟たちが、結婚したときとか、色々そこで生活を営んでいく上で、不安がないようなまちにしたいというふうに考えたときに、夏に介護施設のようなところに職業体験で行かせていただいて、そのときに、施設で暮らしている女性にお話を聞いたのですけれど、その施設に預けられて、家族と全然会えなくて寂しい思いをしているという話を聞いて、老後も寂しくないような生活ができる相模原市が良いというふうに思った。
- 自分なりにシニア世代になったときに、何か寂しくないようにするために何かできることはないかというふうに考えたときに、年を重ねていった世代と小学生とか中学生などが、そうした高齢の世代の人たちと交流できるような場があったら良いというふうに考えている。
◎市長
- 将来、国家公務員になるという夢があって良いと思うし、相模原市に対する思いも、たくさん伺って嬉しいです。
- 相模原市を離れた後も、ご兄弟とか、お父様お母様とか、ご家族が皆、幸せに相模原市で暮らせる、そういう相模原市を作っていきたいと思うし、例えば、東京に出てみたけれども、やっぱり相模原市にUターンしてみようかと思うような相模原市にしていきたいと思う。
- お買い物の場所やショッピングモールなどを作っていくだけではなくて、市の公共施設でも、例えば学校に行くことができない不登校の人とか、学校が好きだという人も、皆が集まれるような場所を作っていきたいとの思いもあるし、誰一人取り残さない相模原市にしていきたいと思うので、障害がある人もない人も、皆が自分らしく生きていける、そういう社会を作っていきたいと思う。
- ご提案いただいた皆が集える場所として、72万市民の皆さんが集える場所というのは、究極の目標なので、そうした施設も検討しなければいけないのかと思う。
- 夏に行った介護施設のインターンは、良かったと思うし、女性から言われたご家族と会えなくて寂しいという思いに対し、どうしたら良いかと思ったときに、例えばスマートフォンのLINEにつなげて、ビデオ通話ができるかもしれないし、お金がかかってしまうかもしれないけれども、ご家族の写真を送ることもできるので、そういう先輩方のお気持ちを直接聞けたことは、夏の大きな財産になったと思う。
- そういう寂しい思いをさせないような施設、また、相模原市でなければいけないと思うので、そうした相模原市を作るためにも、国家公務員になったら、相模原市に色々な提案をしてほしいし、こんな良い事業があるのですけれど、相模原市さんやりませんかとか、まずは、自分の故郷から実証をやってみようということで、お話をしてほしいと思う。
●参加者(4)
- 自分は、将来的に小学校や中学校の教師になりたいと思っている。
- 結婚ということに関して、最近、自分たちの学年では、高校生なので付き合いたいとか言うのですけれど、あまり結婚したいということは聞かなくて、付き合うということが最終的なゴールになっている気がするので、結婚をもう少し考えた取組とかがあっても良いのかと思う。
- 先日、高校の先生が育休に入り、自分も結婚をできればしたいと思っているのですけれど、そういう中で小中学校の先生とか、高校の先生でも育休が取れるというのは、安定したワーク・ライフ・バランスが送れるので、素晴らしいことだと思った。
◎市長
- 今、学校の先生を目指す人が少なくて、教員採用試験の倍率が全国的に下がっている。
- 先生方も多様性を求められる時代で、課題は不登校が非常に増えてきていて、友達でもいらっしゃるかもしれないけれども、学校に行く機会というかタイミングを失ってしまう人もいたりとかして、そういった人がまた学校に来られるようなことを応援してきたいと思うので、ぜひお力添えをいただきたいと思う。
- 先ほど、ワーク・ライフ・バランスという難しい言葉を、よくご存じであったが、私は普段使おうと思うと、なかなか出てこない言葉なので、とても素晴らしいと思った。
- 以前、相模原市は、育休の男性の取得率が低く、私が市長になったときには、おそらく教員の男性の取得率は一桁台であったが、今は、20数%まで増えた。
- 高校時代は、皆さんも彼氏や彼女がほしいのかと思うし、私も思っていたし、青春時代を懐かしいと思っていて、当時、結婚したいとかは、私にはなかったかと思うが、最近の高校生は、そういうところまで考えていて素晴らしいと思う。
- 先ほど言われたように、付き合うことがゴールではなくて、皆さん結婚がゴールになるような相模原市にしていくためにも、例えば、パートナーを見つけて一緒になった人たちが、相模原市に引っ越すときは、最大15万円の引っ越し代を支給する制度を作っているし、パートナーシップ宣誓をしているLGBTの人もいらっしゃるし、色々な人がいらっしゃって、様々なパートナーの形があるので、私たちも多様性の中で、応援していきたいと思っている。
- 皆さんから結婚観という言葉が出てきて、高校生はすごいと思うし、相模原市で皆さんが結婚して、幸せなご家庭を築けるよう、家を借りたり、作ったりでき、相模原市に住んでみようというふうに、思っていただけるまちにしていこうと思う。
●参加者(5)
- 学校に登下校している中で、道路がでこぼこしていて、相模田名高校の道路一帯がぼろぼろになっている。
- また、けやき会館前の通りの自転車や歩行者が通る道が、とてもがたがたしていて直してもらいたいと思った。
- 田んぼの近くは、もともと水辺だったところを埋めているところも多いので、ぼろぼろになってもしょうがないというところもあるけれど、この付近は、中学生や小学生が通る道でもあるし、車椅子に乗った方を見て、その人が道路を通る時に、信号の段差のところでがたがたしていて、段差をスロープ型にしてくれたら、車椅子の人も通りやすくなるのかと思った。
◎市長
- 桜の木があるところは、木の根上がりで道路が持ち上がり傷んでしまうところがある。
- 道路の関係について、相模原市では市民通報アプリ「パッ!撮るん。」というアプリがあって、例えば、スマートフォンにダウンロードしていただき、道路がぼこぼこしていたら、その場所を撮影し、そのまま相模原市に送信していただく。
- 相模原市からは、その補修が完了した際に、お知らせした方が良いですか、どうですかということを質問されるので、教えてほしいと返信すると、時間はかかるかもしれないけれど、補修が完了したとか、補修ができませんということの返信がある。
- スマートフォンで、ぱっと撮って送ると、返信が来るので、ぜひ「パッ!撮るん。」を使用していただき、また、障害のある車椅子の人がご苦労されていて、相模原市でスロープを設けたほうが良いのではないですかという提案をしてもらいたい。
- 中央区長と協力して、市役所周辺も見てみるけれども、具体的にここですと教えていただくために、皆さん「パッ!撮るん。」を登録していただきたい。
- 道路整備の職員が一生懸命に地域の見回りをしているのですけれど、気づかない場所がありますので、そういったところがあったら、ぜひ市民の皆さんから教えていただければと思う。
●参加者(6)
- 父は国家公務員で、夜も遅く帰ってきて、最近、業務も色々と増えてきたらしい。
- 土日とか休みの日には、地域の少年野球の監督をしていて、自分も兄弟も同じように野球とかをしたりして、家族の時間とストレスの発散とか、その時間で効率的に、家族の時間と自分のストレス発散を両方していて、限られた時間をどう使うかというのが大切なのかというふうに思う。
- 本村市長も、限りある時間というのを意識したりしているのか伺いたい。
◎市長
- 私も、より多く表に出て、人と接しなければいけないのだけれども、市長になって、公務が土曜日、日曜日もあり、休みがあまり無くて、明日は休みなのですけれど、休みをもう少し入れたいと思っている。
- お父さんは、少年野球の監督をしたり、公務員でご活躍されたり、家族の時間もあったり、多分、自分の時間は無いのではないかと思う。
- また、お父さんは、子どもの笑顔であったり、家族の幸せが一番の幸せであったりと思っているのでしょうし、私も、そういうふうに思っている。
- 地域が幸せであって、皆が笑顔であることが生きがいであったりするので、多分、皆さんも、そういうふうになっていくのかも知れない、自分だけ良ければということではなくて、皆が幸せになって欲しいと、年を重ねると思うようになる。
- 私も、人生の後半に入ってくる中で、何歳まで生きるかとか、考えるようになり、毎日を大事にしなければいけないと思って、全力を尽くして頑張ろうと、全力投球をするしかないなといつも思っている。
- 先ほど言った休みが少ないということは、言っている場合ではないと自分に言い聞かし、皆さんの幸せのために頑張ろうと思っていて、市長という仕事は、永久にできることではないので、やらせていただいている間は、一生懸命に頑張ろうと思っている。
●参加者(7)
- 自分の家は、ごく一般の家庭だとは思うのですけれど、母がいて、父がいて、弟がいてという家族ですけれど、高校に入ったときくらいから、母親と全く口と利かなくなり、自分も学校の人間関係で色々とあって、不登校ぎみで、保健室の先生だったりとか、担任の先生であったり、スクールソーシャルワーカーさんにも相談したりしている。
- その環境は、自分が高校に在学中だからできることであって、母親はどう思っているのか全然わからないのですけれど、そういう状況になってしまったときに、相談窓口みたいなものがほしいと思う。
- 相談窓口はあると思うのですけれど、この悩み自体をどこに相談したらよいかわかりづらく、細かく分かれていたりとかもするので、人間関係で何かあったら、もう人のことが信用できない心理状態に陥ってしまいがちだと思うので、できれば対面で相談ができるところがあったら良いのかというふうに思う。
◎市長
- 今、お話を聞くと、お母さんとのこととか、学校への行きづらい時のお気持ちとか、そういったことをストレートに言っていただいてありがとうございます。
- お母さんも、あなたを産んでくれた大事なお母さんで一人しかいないのだから、どこか成人式のときでも良いので、これまで育ててくれてありがとうと、お母さんに歩み寄っていただくと良いと思う。
- 皆さんも、ありがとうと言える人間になってほしいと思っていて、年上であろうが、年下であろうが、同級生であろうが、皆に対してありがとうと言えると、皆が幸せになるので、もし、お母さんに、感謝の気持ちを伝えることができるようになったときは、成人式や高校を卒業するときが一つのタイミングかと思うけれども、伝えてもらえれば良いというふうに思う。
- 対面の相談窓口は、とても大事で、東京都が新宿の歌舞伎町に若者向け総合相談窓口を設置しているが、相模原市にもそういった場所があっても良いかもしれないので、一つのご意見としていただいたので、皆で相談してみる。
- 今後、教育委員会やこども・若者未来局などに、そういうことを相談して、考えてみたいと思うし、県や市には、相談ダイヤルが色々とあって、電話などで相談するところがあると思うのですけれど、もっと身近にあると良いのかと思う。
- 相模原市の職員たちとよく食事をするのだけれど、職員も皆さんも悩むことがあり、どこに相談したら良いのかと聞かれることがあり、メンター制度の話があるので、職員の先輩がそのメンター係で相談に当たっているのだけれども、やはり相談しづらいという意見もあった。
- 第三者に相談した方がもっと気が楽であるとか、そういうことも人事部門と相談をしているのですけれど、ぜひ一人で抱えずに相談していただきたい。
☆こども・若者政策課長
- ご存知かもしれないけれど、さがみはら子どもの権利相談室(さがみみ)という場所あり、権利相談室という名称なので、そういう家族のことを相談してはいけないのかとか思ったのかもしれないのですけれど、家族のことでお悩みであれば、市内の18歳未満の人たちの悩みを聞いてくれるので、よかったら一旦、電話していただくようになるのですけれど、ご相談してみたら良いかと思うので、後で、連絡先をお教えさせていただく。
○中央区長
- 皆さん前向きに、今の自分の生活とか、学校でのこととか、テーマに基づいて、しっかりとお話してもらったというふうに思う。
- 自分が公務員になったのは、当時、バブルの時代で、平成3年に就職したのですけれど、一番、日本の景気が良かったころで、公務員を希望する人は、ほとんどいなくて、もちろん学校の先生になる人もいなくて、皆さん証券会社とか、金融系の就職を目指していて、とても就職率が良く、給与も良く、待遇も良いという時代であった。
- その時に自分が考えたのは、真逆なことをやってみたいというふうに思っていて、自分はお金を儲けるような才覚も無かったし、飛びぬけて何かをできるような才能も無くて、ただ、人のために何かをするということは、自分に向いているかというふうな思いだけで、学校の先生になりたいと思ったりとか、市役所の職員として困っている人と対話をして一緒に頑張っていけるような仕事をしてみたりしたいと思った。
- すべてを大事にするというのは、とても大変なことだろうというふうに思うのですけれど、できるのではないかなというふうにも思うので、足りるか、足りないかというのは別の話で、自分の気持ち次第でできると思うし、ぜひ、私も含めて、やっていけることをやっていけたら良いと思う。
□緑区役所地域振興課主事
- 皆さんの意見を聞き、市内をこうすれば良くなるというようなこともよく考えられて、素晴らしいと思った。
- ワーク・ライフ・バランスのお話があったが、今日のテーマを一言で表すような言葉で、私も、就職活動をしていた時に、よくワーク・ライフ・バランスという言葉を聞いたのですけれども、採用試験の説明会の時にも、相模原市は、男性の育休の取得率を上げようと頑張っているということを伺った。
- 入庁して、緑区役所地域振興課に配属されてから、男性職員に子どもが生まれたから、1時間早く帰ったりとか、別の先輩職員に赤ちゃんが生まれて、数か月育休に入ったりとか、これまでの私の経験ですけれど、相模原市は育児休暇の取得がしやすく、ありがたいと思った。
●参加者(1)
- 僕は、相武台団地のところで、デイサービスセンターに毎週通いながら、高齢者の人たちと交流したり、地域の活性化を行ったりしているのですけれど、気になって地域調査をしてみて、今の孤立度や満足度などを調べてみたら、そうした場所に出て来られない人も多いように感じた。
- 藤野地域でイベントを起こしたり、今年の夏に青年会で沖縄県に行ったりしたのですけれど、そうしたところでは、世代間の交流が取れていて感心した。
- そうしたときの世代間の間にいるのは、大学生の存在があると自分は感じていて、大学生というのは、子どもと高齢者の人たちの中間地点にあり、社会的弱者という人もいるのですけれど、子どもとか高齢者の人たちは、自分で活動を興こすことが難しいところがあるので、その間のコーディネート的な存在であるのが、大学生になるのかと感じている。
- 自分は、大学生のボランティアをしたいという人の意見を聞いて、受け入れ先をつなぐ役割とかもしているのですけれど、大学生も色々ボランティアをしてみたいという人が多い。
- これからの市政にそうした大学生が貢献していくことは必要だと思っていて、相模原市が大学生にどのようなことを求めているのかとか、これからこういうことを興こしてほしいとか、願望があったら教えていただきたい。
○中央区長
- ぜひ機会があったら、地域のお祭りであるとか、イベントとかに、まず行ってほしいというふうに思っていて、深いところまで入っていって、様々な取組と結びつけていくということができれば、とても素晴らしいと思う。
- そういうところまでいかなくても、私は、区長を1年半ほどしているのですけれど、地域に出て行くと、お祭りなどの担い手は、70歳台後半の人たちが主力なので、中央区内に高校はいくつかあるのですけれど、そうした高校生や大学生などが来るだけで、仕事の出来に関係なく、その場にいるだけでとても皆さんが明るくなって、不思議なことで、何を手伝ってほしいとか、何をしてほしいとかということではなくて、その場の力が出るというか、地域の皆さんが元気になる。
- 皆さんは、自覚が無いと思うのですけれど、そうしたことは、地域の人がありがたいと思っていることの一つだと思うので、もちろん手伝いをしてくれればありがたいし、手伝いをしなくても、その場に行って楽しんでくれるだけで地域がとても元気になるので、頭の隅に置いてもらえばよいかというふうに思っている。
◎市長
- 中央区長も言ったように、若い人とか小学生、中学生、高校生、大学生などを含めて、若い力は、地域の力になる。
- 若い人たちが、将来、相模原市を背負っていくときに、皆が幸せで生活してほしいとか、夢や希望を持って頑張ってほしいと思っていて、これからも皆さんの夢を応援していきたいと思う。
- 誰一人取り残さない情報発信をしていきたいと思う中で、スマートフォンの取組でキャリア業者のソフトバンク、NTTドコモ、au(KDDI)、楽天モバイルの4社と協定を結んで、中山間地域の藤野、相模湖、津久井の地区の人たちに対して、スマートフォンの使い方の勉強会を実施した。
- こうした事業に、我々世代が教えると怒る人もいるかもしれないので、皆さんの世代の人に教えていただくと、孫のように思うので、もっと教えてほしいとなると思う。
- そういう誰一人取り残さない情報発信というのをするときに、皆さんの活躍は必要だと思うし、相武台団地も素晴らしいのは、そうした取組は、確か県の住宅供給公社と学生が実施していて、高齢化した人たちが1階や2階などに居住して、上階が空いているので4階や5階には、学生に入ってもらっているそうで、良い発想だと思っている。
- 皆さんのお子さん世代、お父さんやお母さん世代、お爺さんやお婆さんの世代の3世代が交えるような形を作っていくことが必要で、相模原市の市営団地にも、上階に入る人がいなかったら、学生さんに入ってもらうことをしてみるとか、3世代の皆さんが交流する機会や場を、もっと増やしていきたいと思う。
●参加者(5)
- 先ほど、施設の検討のお話があったのですけれども、私のお母さんの友人が、施設でボランティアをしている人で、今、飼っている猫は、その人と一緒に捕まえて保護していて、ちょっと凶暴な猫は施設に入れても、最後まで残ってしまうかもしれないということで、自分の家で飼われている。
- 今、私が飼っている犬は、相模原市の保健所とかではなくて、埼玉県の里親会に参加させていただいた際に、この子(犬)が良いと言って、その子(犬)を引き取って、今、生後8カ月である。
- 保護猫は、年を取った猫が多いけれど、小型であるが、保護犬は、小さくても、雑種が多く、大きい犬同士のミックス犬で、生後8カ月でも、とても大きい犬ということが多い。
- 保護したいと言って来てくださる人でも、こんな大きい子(犬)は無理という人が多くて、保護するとなると小さい子犬か、小さめの小型犬を引き取る人が多いということを埼玉県の保健所の人に伺った。
- 相模原市で愛護施設とかを作るとなると、小さい子(犬・猫)は、引き取ってもらえると思うのですけれど、大きい子(犬・猫)が残った場合は、その介護が大変なので、慣れている人が介護しないと、間違いが起きてしまうことが多々ある。
- 大きい子(犬・猫)たちを飼うことができるよう、将来、愛護施設を作るとなったときに、その大きい子(犬・猫)たちは、どのような人たちが介護していくのかという心配がある。
- 動物病院などですでに経験している人がボランティアなどで来てくれるということもあると思うのですけれど、ボランティアという場合は、やはり自分でやりたいという強い想いがないと来てくださらないので、相模原市からの発信で、そういう動物の看護師とは別の介護士を養成していったら、相模原市の評価も上がると思う。
- 動物に対して、熱心に取り組んでいるというところもアピールできるし、同時に、動物たちを助けられるというところから、そうした職業を作っていただきたいと思っている。
□緑区役所地域振興課主事
- 保護犬や保護猫とかで、大きくて年を取っている子(犬・猫)が残ってしまうというのは、実際にその通りだろうと思うし、やはり子犬や子猫とかは、小さくて可愛いので、すぐ引き取り手が見つかってくれるのかと思う。
- 個人的な見解ですけれど、保護猫や保護犬とかが多くいる施設となると、一見、堅苦しく感じるので、例えば、猫カフェとか犬カフェのように、人と保護犬や保護猫たちが集えるような場所にしたら、良いかというふうに思っていて、そうした中で、市と民間が提携とかができたらもっと良いかと思っている。
- 犬や猫の年が高齢になっていても、そうした場所に来る人は、犬や猫が好きだから、大きさは関係なく愛してくれると思うので、そういったハッピーな施設とかが、将来的にできたら楽しめると思う。
◎市長
- 動物の保護に関心があるとのことで、相模原市もこれから動物愛護センターの設置について、令和7年度を目途に、作るか作らないかという方向性を決めていきたいと思っている。
- 相模原市では、猫の一時保護預かりなどを実施しており、保護猫や保護犬を家族として迎え入れてもらっている。
- 相模原市は、動物愛護センターもそうですし、ドッグランの整備の議論もしていて、県立相模原公園には、ドッグランがあるが、使いづらいという声も聞く中で、ドッグランをもっと整備して欲しいという要望もあり、麻溝公園で試行的に実施させてもらおうと思っている。
- 犬や猫の介護や世話するというのも、今後、そういう仕事が出てくるかもしれないと思うし、犬や猫を飼っている人には家族だと思う。
- 飼い主さんがお先に亡くなったときの犬や猫の保護先とか、それから大型犬や年を取った犬や猫の保護とか、介護するお仕事をする人など、そうしたものがあっても良いのかなと思うので、相模原市が動物愛護センターを作ることとなったときには、そうした議論をしてみたいと思う。
- もしかしたら、日本で初めてになるかもしれないし、相模原市獣医師会の先生方と色々と議論して対話しているので、犬と猫の介護をするお仕事を作ってみようとなるかもしれない。
- そうした新しい仕事というか、新しい発見を相模原市でやってみようっていうのはあるかもしれないし、獣医師会の先生方にも相談してみたいと思うので、また、相模原市の保健所の職員にも伝えていきたいと思う。
閉会
○中央区長あいさつ
- 皆さんの意見を聞けて、とてもよかったと思うし、明日からまた、仕事を頑張りたいという気持ちになった。今日は、ありがとうございました。
◎市長あいさつ
- 今日は、若い世代の皆さんの話を聞いて、自分も負けてはいられないと、50歳台でも夢を持って、希望を持っていかなくてはいけないと思った。
- 私たちも、新しい生き方というか、昭和世代だけれども、第二第三の人生を楽しむのに、若い人たちには、若い人たちの楽しみ方があるし、我々50歳台世代には、違った楽しみ方があると思うので、そうしたことをもう1回探ってみようかと思った。
- 人に合わせるとか、人がこう見ているから恥ずかしいから止めようとかでなくて、自分の人生、親から授かった命なので、自分らしく生きていければ良いので、あとは、仲間との協調とか、多様性を重視してもらって、自分色のカラーを出して楽しんでほしいと思う。
- 皆さんも、いずれは50歳台、60歳台、70歳台となって、人生100歳時代なので、100歳くらいまでお元気でいると思うのだけれども、振り返ったときに、私の人生は良かったと、この相模原市での高校生活や学生時代も楽しかったし、おそらくそうした高校や学生時代の友だちが生涯の励まし合える仲間になるのかと思う。
- そういう絆や友情を大事にして、もしかしたら今日、ここにいる皆さんがお仲間になって、色々な連携をしてみようという話を将来しているかもしれないし、こういう絆というか、出会いを大事にしてほしいと思う。
- 大人になったら、5歳や10歳の差はあまり関係がなく皆一緒だから、50歳の私たちも経験を積んでいるけれども、20歳で入庁してきた人たちも同じ仲間で、我々の子どもくらいの人とも一緒に仕事をするのが社会人なので、社会人になっても、ワクワクする人生を歩んでいきましょう。
- 楽しい人生にしていかないともったいないので、自分なりの等身大で良いので、背伸びして失敗するときもあるけれども、そのときは相談に来てほしいし、いつでも相談を受けますし、私も失敗したときはもしかしたら、皆さんに相談に行くかもしれないので、そのときは励ましてください。今日は、皆さん本当にありがとうございました。
主な意見、提案と回答
1 相模原市が企業を育てていくために、方針や取組があれば教えていただきたい。
中小のきらりと光る企業などに、これからスタートアップを応援していく様々な取組として、アクセラレーションプログラムなどで支援していきたい。
2 相模原市の食材とか、そういうものを伝えていければ良いのかというふうに考えているが、何か良い取組などがあれば伺いたい。
農業に力を入れていきたいと思っていて、道の駅ができないか考えているのですけれど、将来的に道の駅などで販売ができたら良いと思う。
3 年を重ねていった世代と小学生とか中学生などが、そうした高齢の世代の人たちと交流できるような場があったら良いというふうに考えている。
市の公共施設でも、例えば学校に行くことができない不登校の人とか、学校が好きだという人も、皆が集まれるような場所を作っていきたいとの思いもある。
4 結婚をもう少し考えた取組とかがあっても良いのかと思う。
パートナーを見つけて一緒になった人たちが、相模原市に引っ越すときは、最大15万円の引っ越し代を支給する制度を作っている。
5 けやき会館前の通りの自転車や歩行者が通る道が、とてもがたがたしていて直してもらいたいと思った。
桜の木があるところは、木の根上がりで道路が持ち上がり傷んでしまうところがある。市役所周辺も見てみるけれども、具体的にここですと教えていただくために、皆さん「パッ!撮るん。」を登録していただきたい。
6 父は、夜も遅く帰ってきて、最近、業務も色々と増えてきたらしい。本村市長も、限りある時間というのを意識したりしているのか伺いたい。
私も、人生の後半に入ってくる中で、毎日を大事にしなければいけないと思っている。 市長という仕事は、永久にできることではないので、やらせていただいている間は、一生懸命に頑張ろうと思っている。
7 自分も学校の人間関係で色々とあって、不登校ぎみで、できれば対面で相談ができるところがあったら良いのかというふうに思う。
さがみはら子どもの権利相談室(さがみみ)という場所あり、家族のことでお悩みであれば、市内の18歳未満の人たちの悩みを聞いてくれるので、ご相談してみたら良いかと思う。
8 相模原市が大学生にどのようなことを求めているのかとか、これからこういうことを興こしてほしいとか、願望があったら教えていただきたい。
地域のお祭りであるとか、イベントとかに、まず行ってほしいというふうに思っていて、様々な取組と結びつけていくということができれば、とても素晴らしいと思う。
中山間地域の藤野、相模湖、津久井の地区の人たちに対して、スマートフォンの使い方の勉強会を実施した。こうした事業に、皆さんの世代の人に教えていただくと、孫のように思うので、もっと教えてほしいとなると思う。
9 動物の看護師とは別の介護士を養成していったら、相模原市の評価も上がるし、動物たちを助けられるというところから、そうした職業を作っていただきたいと思っている。
犬や猫の保護とか、介護するお仕事をする人など、そうしたものがあっても良いのかなと思うので、相模原市が動物愛護センターを作ることとなったときには、そうした議論をしてみたいと思う。
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