市政を語る会 平成30年度 第1回「ずっと住みたくなるまちづくり」
- 実施日:平成30年8月7日(火曜日)午後6時30分から8時まで
- 会場:相模原市役所本館 第1特別会議室
- 参加者:市内企業等に勤務する26~35歳の働く若者8名
- テーマ:ずっと住みたくなるまちづくり
意見交換の主な内容
参加者からの意見
- 現在市内に居住しているが、交通の便が良く、周辺地域と比較して地価が安いため、今後も相模原に住み続けたいと思っている。また、長年居住しているが、地域の人と助け合い、支え合っていると実感している。
- 現在市外に居住しているが、交通の便が悪いと感じている。また、街路灯が少なく暗いことや客引きが多いことなどでJR相模原駅周辺の雰囲気が良くないと感じており、商業施設も少ないことから、転居したいとは思わない。
- 都心に出るには便利だが、市内の交通網が整備されていない。また、知人の事例から、将来的に保育園への子どもの入園が可能かどうか不安に感じている。
- 企業誘致の推進による就職先の充実、小中学校における学校教育の充実と積極的なPR、道の駅や複合施設等の集客力のある施設の整備、コミュニティバスの導入などによる交通網の充実、渋滞の解消、治安の確保への取組とその積極的なPRなどを推進することにより、ずっと住み続けたいと思う人を増やすことができるのではないか。
市長からのコメント
- 交通について
拠点間、地域間の交通の整備に向けた取組が必要と考えている。現在市では南部地域のBRT(幹線快速バスシステム)の導入計画を進めており、連接バスの運行も予定している。 - 子育て支援について
市内には、小田急線沿線及び横浜線沿線など保育施設が充実している地域がある一方で、施設が不足している地域がある。また、地域によっては定員割れの保育所もある。ハード面の強化については、市内全体の状況を十分に把握・分析した上で進めていきたい。 - 教育について
子どもの将来が生まれ育った環境によって左右されることがないよう、経済的な理由により就学が困難な人を対象に返済不要の給付型奨学金を新設した。また、不登校の問題等はみんなで支えていく必要がある。スクールソーシャルワーカーを配置するなど、子どもが話しやすい、悩みを打ち明けやすい環境づくりを行っている。 - 駅周辺整備について
相模原駅前にある相模総合補給廠約214ヘクタールの一部が返還された。今後は小田急多摩線の延伸に取り組むとともに、防災拠点としての機能、行政機能、情報発信機能などを備えた複合的な施設の整備などについても検討していきたい。
質疑応答
- 補給廠の一部返還による相模原駅周辺の整備の話があったが、他の地域にはどのように波及していくか。
- 今後の発展のためには、市街地の整備だけではなく、地域の特性や資源を生かし、それらが連携しあうことが大切である。市内には多様性をもった地域が多くあり、こうした地域の特性・資源に関する情報発信が必要。リニア中央新幹線駅の建設現場や実験線などはオリンピック・パラリンピック開催に伴う外国人向けの観光資源となり得るし、近隣には高尾山など外国人に人気の観光スポットもある。今後は、市内だけではなく、近隣市と連携した広域的な取組も必要であると考えている。
相模原市はまちと自然が共存している。働く場としての視点では、市街地の発展や交通の利便性などが重視されるが、暮らし・生活の場としての視点では、安らぎ・憩いの場となる自然空間が求められる。引き続き、地域の特性を生かし、まちと自然が調和した、将来に夢を広げる都市空間の整備を進めていきたい。
このページについて、ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
広聴広報課(広聴班)
住所:〒252-5277 中央区中央2-11-15 市役所本館1階
電話:042-769-8299 ファクス:042-730-5258
広聴広報課(広聴班)へのメールでのお問い合わせ専用フォーム