令和3・4年度 第16回 タウンミーティング「まちかど市長室」開催結果(報告)
- 実施日:令和4年9月10日(土曜日)午後3時30分から5時まで
- 会場:上溝公民館 1階 大会議室
- 参加者:公募による市民2名
- 傍聴者:0名
- テーマ:相模原市行財政構造改革プランについて
市長からの説明(行財政構造改革プラン策定の背景や目的等)
- タウンミーティング「まちかど市長室」に参加いただき感謝申し上げるとともに、皆さんからの忌憚のないご意見をお伺いし、対話をしながら、今後の市政運営に活かしてまいりたい。
- この3年間、市長として相模原市の行政に携わり、実務経験を重ねてきた中で感じたのは、市長になる前に外から見ていた相模原市と、市長になってから実際に目の当たりにした相模原市では、残念ながら、大きな違いがあったことである。
- 例えば、本市には多くの大型事業があるものの、これまで財政面での中長期的な見通しが甘く、財源の裏付けのない事業計画をいくつも抱え込んでいた状況であった。
- そのような背景の中で、改めて令和3年度から9年度までの7年間の長期財政収支を試算したところ、累計で約816億円の歳出超過が見込まれるという推計結果となった。
- また、本市の経常収支比率(市税などの経常的に入ってくるお金を、扶助費などの固定的・義務的な経費に充てる割合)は、令和元年度99.8%、令和2年度98.2%となっており、これを家庭に例えると、毎月の給料のほぼ全額を食費、光熱費、ローン返済等の固定的な経費に使っていて、自由にやりたいことや新しいことに使えるお金がほとんどないことを示している。
- 市の貯金とも言える「財政調整基金」は、平成25年度は約133億円であったが、令和元年度には約68億円に半減した。
- 令和3年度の決算におけるこれらの指標は、経常収支比率が93.3パーセント、財政調整基金が約160億円と、いずれも数値を改善させているが、これは新型コロナウイルス等の影響により、歳出が抑制(事業の中止など)されたことや、国からの支援(交付金など)が増えるなど、一時的な要因によるところが大きく、今後も、健全な財政運営への取組が必要である。
- そうした状況を看過せず、未来の子どもたちや孫の世代に誇れる相模原を創っていきたいという思いから、昨年4月には全国初の「シビックプライド条例」の制定やSDGsの推進に取り組んできたが、これらの取組の理念と同じく、持続可能で、誰一人取り残さないまちづくりをしていかなければならないという考えのもと、昨年4月に行財政構造改革プランを策定した。
- 改革と言うと暗いイメージになりがちだが、今回の取組は、職員の体質も含め行財政の構造を抜本的に改革していくことであり、その真の目的は、持続可能な行財政基盤を築くことにある。
- 厳しい取組ではあるが、市民の皆さんと共に乗り越え、その先にある、私たちが描いている相模原市を創り、「子育てするなら相模原」、「学ぶなら相模原」、「起業するなら相模原」、「第二、第三の人生を楽しむなら相模原」というように、多くの皆さんが相模原市を選んでいただき、そして次世代を担う子どもたちが笑顔で暮らせるまちを目指して、この行財政構造改革を成し遂げてまいりたい。
- 市長として、72万市民の皆さんの安全・安心を第一に考え、20年後、30年後に、行財政構造改革をやってよかったと思っていただけるよう、尽力していく決意である。
- 今後も、市民の皆さんと膝を突き合わせて対話をしながら、様々な方策を考えて発信していきたいので、ご理解とご協力をお願い申し上げる。
意見交換の主な内容
●:参加者の発言 ◎:市長の発言 〇:局区部長の発言
- ●参加者(1)
- このような場を設けていただいたことに感謝するとともに、以前から出てみたいと思っていて、その機会を得られたことを嬉しく思っている。
- 一層住みやすく、住み心地のよい相模原市をつくるため、子ども、孫、子孫が、将来誇りを感じられるまちづくりのために、今日、私たちは頑張らなければならない。
- 本日は、市税の収納の効率化の推進、自治会活動の活性化、街路樹の維持・管理方法の改善、上溝駅近接交差道路の渋滞解消、米軍基地一部返還地の利用法、相模原市内部組織の業務活動に対する検査について、後ほど、話をしたい。
- ●参加者(2)
- 上溝に住んで50年くらいで、嫁いだ時には上溝にもかなりのお店があったが、今は閉まっている方が多いので、市の方で上溝の地域内を活性化してもらいたい。
- 何の買い物でも上溝で用が足りるようにすれば、もっと人口も多くなり、更に利用価値も上がる。
- お店がない上溝に小田急多摩線が来るのは、最初から無理だと思っていたので、できれば地域の活性化をしてほしい。
- 税金の使い道は、市の方に納めた以上、市の考えで適切にやっていただければよい。
- 近所の同い年くらいの方を集めて、1週間に1回ラジオ体操をやったり、サロンをやったり、また、家に桜の木があるので、お花見をしたりしている。
- お金をかけないでやっているが、そうしたことを人気取りでやっているのではないのかと言われることもあるので、やること自体に後ろめたさを感じることがある。
- 行政の方で上溝を活性化してくれれば、そうしたくだらない話もなくなるのではないかと思う。
- 〇中央区長
- 地域の活性化については、「これから上溝をこうしていこう!」ということで、自治会連合会等の団体と一緒に、まちづくりセンターでプランなども検討している。
- 将来的に上溝がどんなまちになったらいいのかということも、地域の皆さんと一緒に今後も考えていくので、是非、参画いただいて、声などを聴かせていただきたい。
- ◎市長
- 皆さんが思うことを率直に言っていただくことが勉強になるし、先ほどの田名でも、一主婦の意見としての発言があったが、そのような主婦の意見が大事だと話した。
- 是非、10人くらいでの桜を見る会があれば声をかけていただきたいし、そういう皆さんと対話をするような顔の見える市長にならなければいけないと思っている。
- ●参加者(2)
- 上溝さくら公園に桜を見に行った時、市議会議員に立候補された方が話しかけてきたので、「私たちの活動の場においでください。」と言ったが、一度も来てくれない。
- 上溝の石橋の方だが、不便な所で、市営バスも通るわけでもないし、駅に行くには20分も歩かなければならない。
- ◎市長
- 来年は統一地方選挙があるが、市民の皆さんから選ばれた人が、市政を担うのだから、是非、貴重な1票を信頼できる人に託していただければと思う。
- ●参加者(2)
- 年齢的には80歳であるが、市からお祝いをもらうというような気持ちは全くなく、そうしたお金は、他のところに使っていただいた方がいいと思っている。
- ◎市長
- 上溝のまちづくりは、行政も商店街等と意見交換しながら、参画しなくてはいけないが、まずは地域の皆さんでこのまちをどうしていくのかを議論していただきたい。
- 小田急多摩線の延伸については、以前、市の方からは上溝に来ると言っていたようだが、昨年3月の勉強会において、小田急電鉄は、議員や促進協議会の皆さんに対して、延伸の計画はないことを明言している。
- 逆に、補給廠の返還地や上溝のまちづくりをしっかり進め、小田急が来たくなるまちにしていかなければならないと考えており、これが本来の姿だと思っている。
- 小田急も、コロナ禍で3割減収している状況であるが、その中で複々線化や東日本台風で甚大な被害を受けた箱根登山鉄道などに、だいぶ投資をしているようである。
- そうした中で小田急が来たいと思うかを考えた時、要望ばかりするのではなく、受ける側としても、どのようなまちづくりをしていくのかをしっかりと考えていくことが重要であるので、皆さんと議論していきたいと思っている。
- 補給廠の返還地に関しては、今年の5月に土地利用方針を示し、令和6年度中に利用計画を示す予定である。
- 市民の皆さんの意見を聴きながら、検討会議で議論しているところで、しっかりと相模原駅北口のまちづくりを進めていきたいと思っている。
- 上溝も、商店街が努力をして賑わうように頑張っていらっしゃるので、是非、医療も保育も介護も、そして買い物も完結できるような地域になるといいと思う。
- 石橋の近辺にはコンビニやラーメン屋などはあるものの、総合的なスーパーマーケット等がないので、生活が完結できるようになるのが理想的である。
- ●参加者(2)
- 電気製品などの購入も、相模原や橋本では安く、上溝では高いが、上溝にお金を落とさないといけないと思い、利用している。
- ◎市長
- できれば地場の応援をしていただければと思っており、地元で買い物をしていただくことが一番いいと思っている。
- 税金の使途は任せるとのお話だったが、明朗会計にしてお示ししなければならないし、皆さんが納税したくなるような、信頼される相模原市にしていきたいと思う。
- ラジオ体操やお花見、サロンなどをやられているとのことだが、そうした居場所づくりは大事だと思っており、地域にそのような拠点がいくつもあると喜ばしい。
- そのような活動をすると揶揄する人もいるようだが、「誰一人取り残さない」という考え方があるので、是非これからも継続して、もしお独りの方がいたら、声掛けして、仲間に入れてあげてほしい。
- 顔を合わせても挨拶をしない、名前がわからないのではなく、近所に住む皆さんが、フェイストゥフェイスでコミュニケーションが取れるようなまちにしていきたい。
- お仲間同士で市役所にも来ていただきたいし、市長室もオープンにしているので、訪問していただきたい。
- 対話するのも、2人から4人くらいが適していると思っており、このまちかど市長室も、皆さんと対面して、双方向で話をするには、少人数がいいかなと思っている。
- ●参加者(1)
- 市税の徴収労力や管理コスト軽減のために、全期前納、さらに預金口座からの振替納税を、金融機関と市が一体となって強力に進めるべきと思う。
- その際に、該当納税者に報奨金をインセンティブとして提供することで、前納が増え、労力も4分の1に軽減され、また、延滞者の発生の軽減も図れるし、年度当初の資金調達にも寄与する。
- 前納報奨金の額は、コスト軽減される金額の3分の1以下を目安にするのが、インセンティブとして妥当と考えている。
- 労力の軽減で浮いた人員は、延滞者の督促や収納に振り向けられるし、または別の場所の新たな任務にも投入できる。
- さらに、収納費用の削減分は、老朽化した施設の修繕や更新に利用できる。
- 同じことをやるにも、シンプルでスピーディーで、確実に延滞が少なくなるので、働きかけや効率化に積極的に踏み込んでもらいたい。
- 〇財政局長
- 収納に関して、改革プランにおいても、歳入確保策として取り上げさせていただいており、市税収入の確保対策ということで載せている。
- 以前は前納報奨金制度があったが、期別ごとに納税している人、計画的に納税している人、まとめて払える人との公平性の観点などから、廃止した経緯がある。
- 一方で、やはり報奨金があった方がいいという意見もあるので、参考にさせていただいて、公平性を踏まえながら検討したい。
- 口座振替も重要であり、今も進めているところで、例えば、転入の際に口座振替の用紙を渡して、手続きしてもらうように取り組むなど、金融機関とも連携している。
- 中には口座振替を嫌がる方もいるが、お話にもあったような考え方から、勧奨させていただいているので、今後もしっかりとやっていきたい。
- 税務に携わる職員にもかなり人員を割いているところであるが、省力化を図り、他の部署に振り分けていくことも進めなければならないと考えている。
- 本年度からは、国民健康保険税と市民税の滞納整理の窓口を一元化して、市民の方にもわかりやすくすることや、滞納している方が少しずつでも納めていけるようすることなどに取り組んでいる。
- しかしながら、まだまだ足りないところもあるので、いただいたご意見も参考にしながら取り組んでいきたいと思う。
- ●参加者(1)
- 公平性という話が出たが、本当の意味での公平性とは何か、表面的には確かに1回ずつ払ってもいいと思うが、全期前納は労力が4分の1に減るし、延滞もなくなる。
- うっかり忘れて納期限を過ぎると、市では督促状を出すが、そうした手間がなくなるし、また、4期分の税が春先に早く集まることで、借入の額も少なくなる。
- 前納により収納コストが下がるので、そうした説明をなぜできないのか、また。何かを変えようとする時に、市民を説得し、納得を得ることもあっていいと思う。
- 〇財政局長
- 報奨金はないが、全期前納はできる仕組みであるので、報奨金があることでの効果も期待できることから、そのあたりを検討したい。
- ◎市長
- お話いただいたことは、歳入確保策の1つとしても検討してきたいと思う。
- 市長になる時に、周辺の市長から「相模原市の収納率は悪い。」と言われたが、今は改善しつつある。
- しかしながら、更に収納率を上げることや効率化を図るために、今年度から市税と国民健康保険税の滞納整理の一元化を行った。
- 今後も、頂いたご意見も参考にさせていただきながら、取り組んでいきたい。
- ●参加者(2)
- コロナの感染状況等はどうなっているのか。
- 〇財政局長
- 細かなお答えはできないが、深刻な状況は変わっておらず、今は自分で検査をして報告する風潮にもなり、感染者数の減少だけで安心だということではない。
- 数字だけでは見えないところの感染者もいると考えられるので、オミクロン株自体の感染拡大傾向を注視しているところである。
- 新聞に出ているのは、感染者数という一部のところだけであり、ここで国の方からもオミクロン株にも有効なワクチンの配付や、接種に係る経費の補助が行われるところでもあるので、まだまだ気を付けていただく必要がある段階である。
- ●参加者(2)
- オミクロン株の治療薬が出たが、誰がこんな高いお金を出して使うのかという疑問を抱いた。
- 〇財政局長
- 治療薬はまだ公費負担となっているので、通常のインフルエンザのように自費で負担する形にはなっていない。
- 感染症としてのレベルが下がっていった時には、相応の自己負担が出てくることもあるので、今の時点では、市としては動向を注視している状況にある。
- ◎市長
- 第6波である今年の2月の段階では、1カ月で約1万5千人の陽性患者が出て、第7波を迎えた8月には2万人を超えた。
- 8月の初旬に過去最高の1日当たり1,590人近くの陽性患者が出ており、昨日は1日で363人と高止まりの状態が続いているが、今後、全数把握をどうしていくかを国と都道府県で議論しているところである。
- ワクチンの接種率も、65歳以上の方は3回目が9割を超え、4回目の接種に関しては、7割程度になっていると聞いている。
- 若年層の皆さんがなかなか接種を控えていて、接種率が低い状況であるので、任意ではあるが、寄り添った対応をしていきたい。
- また、市内の自宅療養者は3,430人で、第7波の一番多い時には、1万人くらいいた時もあったので、3分の1くらいに減っている状況である。
- 入院患者は市内外含めて144人、北里大学の東病院の跡地に宿泊療養施設として40床設けているが、ここでは16人の方が療養している。
- オミクロン株は感染力が強いものの、比較的治りが早い方が多いのが特徴ではあるが、やはり、基礎疾患がある方や高齢の方などは、重症化リスクが高いので、国や県と連携しながら、しっかりと対応していきたい。
- ●参加者(2)
- もし罹った時には、どこへ連絡をすればいいのか。
- ◎市長
- 広報さがみはらで相談センターやワクチン接種のコールセンターの電話番号をご案内しているので、そこへ連絡してほしい。
- ●参加者(1)
- 自治会活動の活性化に関連して、行財政構造改革プランの一環として、自治会館の建設や賃借に係る補助金支援制度が廃止される可能性があると聞いた。
- 現在35パーセント程度と推定される自治会入会率を向上させて、相模原市との連携強化を図り、防災対策の充実、住民の安全・安心を促進する必要がある。
- そのためには、緊密なコミュニケーションが必要であり、自治会活動の活性化、強化の場の確保が不可欠と思っている。
- 星が丘地区自治会連合会には14の自治会があるが、一番世帯数が多いにも関わらず、横山三丁目自治会だけが自治会館も集会所もない。
- 横山三丁目自治会の役員をやって3年目であるが、活動できる場所がなかなか取れないこともあり、将来的に自治会館をつくるために、お金も積み立てている。
- 災害時には行政の力にも限界があり、日ごろからのコミュニケーションの中で地域の力がしっかりとしていれば、減災にもつながる。
- 補助金の上限は250万円と聞いているが、自治会は最小のコミュニティであり、自治の原点でもあるので、市からの支援をお願いしたい。
- 市においても、自治会活動に刺激を与えるような支援もしていただき、それによって、市と自治会との連携も密になると思う。
- 自治会館はそうした地域の拠点として必要であり、賃借も含め、今の制度を見直してもいいので、何かしらの支援の継続をお願いしたい。
- ここまで話した以外にも、いくつかの意見や提案はあるが、時間がないので、本日は控えさせていただく。
- 〇市民局長
- 市の自治会連合会と連携して、自治会活動に参加されていない方や転入された方にも広く知っていただき、さらには加入してもらえるような働きかけを行っている。
- また、自治会員が、登録されているお店で割引やサービスを受けられるような「自治パス」があるが、そうした所をもっと広げるような取組も行っている。
- 自治会活動に場所が必要なことはごもっともな話だと思っており、自治会館の建設や賃借に助成させていただくことは、今のところ継続していきたいと考えている。
- 助成を受けるためには一定の条件があるので、ご相談いただければと思う。
- ●参加者(1)
- 自治会長からは、その地域の住民の8割あるいは7割の賛同がなければ自治会館を建設できないと聞いており、35パーセントの加入率では建設は不可能である。
- 「自治会加入のメリットがない。」と言う方が大多数で、そこまでの賛成がなければできないという条件なら、いつまでたっても自治会館は建てられない。
- 自治会に加入することのよさを示す必要があり、例えば、近所にご主人を亡くされた一人暮らしの奥さんがいるので、要支援者のリストに登録してもらう取組をした。
- 昨年、防災の担当として組長と一緒にその方を訪ね、「災害時には駆けつけさせていただくので、安心してください。」ということを話し、登録が了解された。
- そうしたリストを作っておかないと、何かあった時に置き去りにされ、助けられるかもしれない命を見過ごしてしまう可能性があるので、非常に重要な取組である。
- そうしたことも含め、自治会の自主的な機能が働けば、大事な存在になると思うので、市としても、支援について、連携して取り組む姿勢を示してもらいたい。
- 〇市民局長
- 具体的な取組に当たっては、各まちづくりセンターへ相談していただくようにお願いしたい。
- 〇中央区長
- 自治会館の建設は、地域住民全体でなく、総会などで自治会員総員の賛同をもって可能となる。
- 自治会館建設の補助金については、区役所としてもその予算の確保などに努めていく考えであるので、よろしくお願いしたい。
- 自治会に対する支援等に関しては、自治会長会議やまちづくり会議等の地区での会議において、必要な時に区役所や市の関係部署が情報提供などをさせていただく。
- 防災面でも、地域の防災力向上のために、区役所を中心として会議などにも参加させてもらい、説明や支援をさせていただきたいので、今後もよろしくお願いしたい。
- ◎市長
- 自治会の重要性は非常に大切であると思っており、今年度は、市民局に自治会加入促進のための予算を付け、市の連合会といろいろと議論をさせていただいている。
- 横山三丁目自治会の自治会加入率は約35パーセントと伺ったが、指定都市の中では、浜松市や新潟市が90パーセントを超えており、横浜市が約70パーセント、川崎市が約60パーセントであるのに対し、本市の令和元年度の加入率は52パーセントで、今年度は49.8パーセントまで落ち込んでいる。
- 自治会の加入促進を強化するため、「自治パス」など、市民の皆さんが自治会に入りたくなるような施策を打っていくので、今後も連携して取り組んでいきたい。
- 自治会館に関しても、近隣の県営住宅のあじさい住宅の集会所などは、他の地域の方でも利用できると聞いているので、自治会同士でも議論していただきたい。
- ●参加者(2)
- 私たちの自治会館は、1軒いくらという形で、自治会費を納める時に、その都度、その都度払って積み立てて、建てた。
- 古くなっていて、建て替えの話も出ているが、普段の維持管理では掃除当番も決まっていて、その時に班の方が集まり、憩いの場にもなっている。
- 話が変わるが、相模原市には、家庭でのソーラーパネルの設置に対する助成制度はないのか。
- 〇財政局長
- 脱炭素や省エネ対策のための取組の一環として助成制度があると思うが、環境経済局の所管のため、別途調べて確認し、お知らせさせていただく。
- ◎市長
- 石橋自治会には夏祭りなどでお邪魔しているが、歴史のある自治会館であると承知しており、そうしたものを持てることは、地域にとってもインセンティブがある。
- また、石橋地域に隣接する石住自治会には、県営団地で、立派な集会所もあると承知しているので、今後、そうした自治会とも連携していただければと思う。
- ●参加者(2)
- 石橋も、かつてはごみの集積場所が酷く、収集曜日に関係なくごみが出されていたが、私たちの方で箒を用意して、当番制で掃除するようにしたところ、きれいに使われる場所になった。
- ◎市長
- 地域のコミュニティとして、素晴らしい取組であると思う。
- ●参加者(2)
- 近所に大きいアパートが2棟あり、集積場所へごみを出しているので、掃除当番に加わってもらうことはできないものなのか。
- ◎市長
- ごみを出すのに、その集積場所を利用しているのなら、当番に入ってもらっても構わないと思う。
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