令和3・4年度 【延期後】第1回 タウンミーティング「まちかど市長室」開催結果(報告)
- 実施日:令和4年6月11日(土曜日)午後3時30分から5時まで
- 会場:大野中公民館 1階 大会議室
- 参加者:公募による市民4名
- 傍聴者:0名
- テーマ:相模原市行財政構造改革プランについて
市長からの説明(行財政構造改革プラン策定の背景や目的等)
- タウンミーティング「まちかど市長室」に参加いただき感謝申し上げるとともに、皆さんからの忌憚のないご意見をお伺いし、対話をしながら、今後の市政運営に活かしてまいりたい。
- この3年間、市長として相模原市の行政に携わり、実務経験を重ねてきた中で感じたのは、市長になる前に外から見ていた相模原市と、市長になってから実際に目の当たりにした相模原市では、残念ながら、大きな違いがあったことである。
- 例えば、本市には多くの大型事業があるものの、これまで財政面での中長期的な見通しが甘く、財源の裏付けのない事業計画をいくつも抱え込んでいた状況であった。
- そのような背景の中で、改めて令和3年度から9年度までの7年間の長期財政収支を試算したところ、累計で約816億円の歳出超過が見込まれるという推計結果となった。
- また、本市の経常収支比率(市税などの経常的に入ってくるお金を、扶助費などの固定的・義務的な経費に充てる割合)は、令和元年度99.8%、令和2年度98.2%となっており、これを家庭に例えると、毎月の給料のほぼ全額を食費、光熱費、ローン返済等の固定的な経費に使っていて、自由にやりたいことや新しいことに使えるお金がほとんどないことを示している。
- この比率をもっと下げて、自由な財源をしっかり確保し、市民の皆さんとの対話の中で生まれてくる、希望や要望に充てられるようにしなければならない。
- 市の貯金とも言える「財政調整基金」は、平成25年度は約133億円であったが、令和元年度には約68億円に半減しており、令和3年度決算では約147億円まで一時的に回復する見込みであるが、将来的な多くの財政出動にも対応できるよう、しっかりと確保しておく必要がある。
- そうした状況を看過せず、未来の子どもたちや孫の世代に誇れる相模原を創っていきたいという思いから、昨年4月には全国初の「シビックプライド条例」の制定やSDGsの推進に取り組んできたが、これらの取組の理念と同じく、持続可能で、誰一人取り残さないまちづくりをしていかなければならないという考えのもと、昨年4月に行財政構造改革プランを策定した。
- 改革と言うと暗いイメージになりがちだが、今回の取組は、職員の体質も含め行財政の構造を抜本的に改革していくことであり、その真の目的は、持続可能な行財政基盤を築くことにある。
- 厳しい取組ではあるが、市民の皆さんとともに乗り越え、その先にある、私たちが描いている相模原市を創り、「子育てするなら相模原」、「学ぶなら相模原」、「起業するなら相模原」、「第二、第三の人生を楽しむなら相模原」というように、多くの皆さんが相模原市を選んでいただき、そして次世代を担う子どもたちが笑顔で暮らせるまちを目指して、この行財政構造改革を成し遂げてまいりたい。
- 市長として、72万市民の皆さんの安全・安心を第一に考え、20年後、30年後に、行財政構造改革をやってよかったと思っていただけるよう、尽力していく決意である。
- 今後も、市民の皆さんと膝を突き合わせて対話をしながら、様々な方策を考えて発信していきたいので、ご理解とご協力をお願い申し上げる。
意見交換の主な内容
●:参加者の発言 ◎:市長の発言 〇:局区部長の発言
- ●参加者(1)
- 24年前から大野台公民館でボランティアに参加しているが、今日の公民館の住民に対するサービスを考えるとほぼ半分以下になっており、これでいいのかと思う。
- 3年前に地域づくり大学に参加した際に、相模原をどうしたらいいかという議論した時に、冗談だが、名前を変えて、「相模野」にしてはどうかという話をした。
- なぜなら、相模原であると、「相模っぱら」と呼ばれることがあり、若い人にしてみれば、それは揶揄する対象になるからである。
- そのように揶揄されるようなイメージのまちになりつつあるので、お金がかかるかもしれないが、やはり文化交流というものを重点として考えていただきたい。
- 〇教育局長
- コロナ禍で公民館利用者が激減していたが、令和3年度は、ICTを活用したオンラインによる講座や講演などに取り組むことにより、今まで対面では参加できなかった方に参加いただけたという結果も出ている。
- ICTを活用した活動も大事だが、やはり対面の大事さがある中で、相模原の公民館は非常に魅力のあるところでもあるので、引き続き、社会教育活動等の支援に取り組んでいきたい。
- 〇SDGs・シビックプライド推進担当部長
- 「相模原」という名前をつける際には、いろいろな議論もあったと承知しているが、今となっては、その名前に愛着をもっている方も多くいるのではないかと思う。
- 市としては、シビックプライドの醸成に取り組んでおり、市民の皆さんが、相模原市に対して愛着・誇り・共感をもち、自ら市に関わっていこうという気持ちになっていただけるよう進めていきたい。
- ◎市長
- 職員が同一職場で長く仕事をするようなことはなかなかないため、公民館サービスが半減しているというご指摘については、真摯に受け止めなければならない。
- 公民館活動、社会教育活動に携わる皆さんが、情熱をもっていただいていることに感謝しており、これからも地域づくりをしっかりやっていきたいと考えている。
- 公民館連絡協議会の皆さんともいろいろな対話をしており、時代は変わりつつあるが、今後も公民館という社会教育の原点である場所を後世につなげるべく、取り組んでいきたい。
- 昨年4月に、市民や市に関わる皆さんが、郷土愛や愛情を育みながら、まちづくりに参加していただこうという、全国でも初めての条例として、「相模原みんなのシビックプライド条例」を作った。
- 理念条例だけであってはならないので、本年度計画策定を進め、「相模原が大好きだ。」と言われる方を増やしていきたいと思う。
- 市長にチャレンジした1つのきっかけは、2018年、読売広告社のシビックプライドランキングで、151の自治体に対し、「自分たちのまちに誇りをもっていますか。」というアンケートが行われ、相模原は151市中149位であったことである。
- 皆さんに自分のまちのことをもっと知ってもらい、どんどん誇りと自信を高めてもらいたいし、そういうまちづくりを進めていきたい。
- かつて「はやぶさ市」にしてはというご意見をいただいたこともあったが、72万相模原市民の皆さんが、これからも誇りと愛着をもって活動できるよう、本市の様々なシティセールスも行っていくので、引き続きのご指導をお願いしたい。
- ●参加者(2)
- 敬老祝金がなくなることを淋しく思うが、何か別のものをお配りする予定と聞いているので、それでいいのかなと思っている。
- 大野台第一児童館は、建物が築51年で、土地は神社のものではあるが、地域で応援するので残してほしいという皆さんの強い気持ちがある。
- 子どもたちから、ディズニーランドの次に行きたい所が児童館という手紙もいただいたので、なんとかこのまま児童館を残してほしい。
- 〇市長公室長
- 児童館は子どもたちの居場所であり、将来を担うこどもたちを健やかに育成していくことが、大きな目標の1つであるので、その役割は非常に重要だと思う。
- ただ、どこの児童館も老朽化が進んでいることや、こどもセンターが同じ小学校区にあるという中では、時代に合った見直しを進めていく必要はあると思う。
- 見直しを進めるに当たっても、地域の皆さんの児童館に寄せる思いを受け止めた上で、市としての説明を丁寧にしていく必要があるので、今後そうした観点を重視し、地域の皆さんと話し合いながら、方向性を付けていきたい。
- ◎市長
- 公共施設の見直しとして、現在、学校の集約をはじめとした議論を交わしており、非常につらい思いであるが、これからの時代時代に合わせ、考え方や生活の方向性を変えていかなければならないと思う。
- 敬老祝金は廃止にするが、100歳以上の方が本年度は120数名おり、皆さんには、個別に名入りの感謝状を、心を込めてお出しし、88歳の方には、さがみはら津久井産材で作ったお箸をお配りしたいと思っている。
- 違う形に変わっていくかもしれないが、100歳、88歳の皆さんのお祝いができるように、これからも寄り添った対応を考えていきたい。
- 児童館について、子どもたちが、学校が終わって児童館に集まってくるということを聞いて、大変嬉しく、感動した。
- 心温まる話をお聞きし、ますますその役割が高まっていることがよくわかるし、そのような子どもたちに囲まれた中で、わくわくするような児童館事業を展開していただけるよう、お願いしたいと思う。
- また、大野台第一児童館の地域では、ペタンク大会や神社の催し物、自治会のイベントなどが行われており、そうした地域の盛り上がりを児童館からも発信していただきたい。
- 建設から51年が経過しているが、長寿命化対策も含めて、いただいたご意見をしっかり踏まえていきたい。
- ●参加者(3)
- 改革プランの中でも、子育てや教育のことを考えていただき、大変ありがたい。
- 給食など小学生・中学生の子どもに関わる活動をしているが、そこに関係している年代だけでなく、高齢の方も含め、市全体で子どものために使うなら仕方ないと温かく見守っていただけるようなまちになっていったら嬉しいと思う。
- 子どもを持つと、食の大事さから始まり、環境の大事さにつながり、SDGsは企業や市がやってくれているものではなく、生活に密着した一人ひとりの意識でベースアップできるもので、そこから医療費の削減などにつながるところがあると思う。
- 子どもたちの不登校やアレルギーの話も、病気や教育の話からだけではなく、環境からの影響もとても大きいと思う。
- アレルギーの要素は誰もが持っているが、みんなが地球に優しい生活をすることで、そういうリスクも減っていくし、不登校も心の栄養や心の健康だと思うので、いろいろな要素を解決できればと思う。
- 〇教育局長
- 給食については、昨年度、中学校の生徒・保護者等にアンケートを取り、現在、中学校完全給食の実現に向けた取組を進めているところである。
- 来週には外部の審議会が立ち上がり、早期に給食実施方針を定めていきたいと思っている。
- 食育は非常に大事であり、先月、地元の若手農家、市場、運送業者、市で協定を結び、モデル事業ではあるが、学校給食に地場産の玉ねぎを使った取組などを試験的に行っているところであるので、引き続き、様々なご意見をいただきたい。
- ◎市長
- 子育てや教育は非常に大切な話であり、国もこども家庭庁の創設に向けて動き出しており、こどもファーストという視点で、国全体も変わりつつあると思っている。
- 私もシングルマザーの家庭であったが、やはり近隣の皆さんに支えてもらい、育ててもらい、今日まで生きてこられたと思っている。
- あの頃を思い出すと、地域全体で子育てをしていたのではないかという思いがあり、非常に理想の形だと今も思っている。
- お友たちの子どもに対しても、同じ愛情や姿勢で接することができればと思うが、今はそうしたところが希薄になりつつあるので、大事な視点かと思っている。
- 食育は非常に大事だと思っているところで、市内の耕作放棄地を、子どもたちのための環境教育の場として生かすなど、環境に配慮した取組をしていきたい。
- 学校給食に関して、昨年度のアンケートで、小学校のような温かい給食が食べたいという回答が8割を超えるという結果が出たことを踏まえ、市長、教育長のツートップ体制で学校給食の改革本部を作り、議論を進めている。
- 昨年度からスピードアップして進めており、令和8年度中に中学校の完全給食ができることを目指し、取り組んでいる。
- 中学校完全給食には100億円規模の予算がかかると考えているが、そうした中でも地産地消・食育という視点で、子どもたちに、地元の顔が見える農家さんの作ったおいしい野菜を使い、温かい給食で食べさせてあげたいと思っている。
- また、以前から関心があったアレルギー対策も、個に応じた対応をしっかりしていかなければならないと思っているので、ご存知のことをぜひ教えていただきたい。
- ●参加者(4)
- 自宅前の幹線道路がへこみやひび割れが多く、3年前に南土木事務所に連絡したが、全く対応がなく、事務所へ訪問したところ、早期に対応するとのことであったが、その後も全く連絡がなかった。
- 一度、補修工事はしてもらったが、大型トラックが通り、すぐひび割れてしまう。
- 南土木事務所長と面談し、補修ではなく、全部掘ってアスファルトを改修するという話をいただいたが、残念ながら今に至っている状況である。
- 通学路にもなっているので、安全確保の対応をしていただきたい。
- 〇都市建設局長
- 対応までの期間を非常に長くいただいてしまったことと、何度も南土木事務所などに連絡をいただいたことを申し訳なく思っており、お詫びをさせていただきたい。
- 原因等を確認させていただいたが、仰られたように、大型バスや大型車が通り、米軍施設があることで、他の道が少なく、当該道路に集中している状況であった。
- また、ご要望をいただいた件について、的確に引き継ぎされていなかったことや、記録として残されていなかったことなどがあったので、今後同じようなことが起きないように対応していくことを考えなければならないと思っている。
- 南土木事務所では、令和3年度実績で舗装の補修の要望だけでも年間600件程いただいているが、30数名の職員で対応しているので、かなり厳しい状況でもある。
- 緊急性等も見極めながら対応しているが、ご要望に対しては、的確にお返ししなければならないので、時間がかかるのであればその旨をお伝えすることなども含め、目配りや気配りをしながら取り組むよう、部長を通じて職員に指導している。
- 今回の件では、ご迷惑をおかけし、何度もお手間を取らせてしまったことを改めてお詫び申し上げるとともに、今後の対応については、優先順位やできる所できない所も含め判断し、的確に回答させていただきながら、道路の管理に努めていきたい。
- ◎市長
- 今回の件では、約3年お待たせし、ご迷惑をおかけし、大変不快な思いをさせてしまったことをお詫び申し上げる。
- 本件は令和元年11月にご要望をいただいたと聞いているが、市としてしっかりと引継ぎを行いながら、ここまではできる、ここは待ってほしい、これはできないなど、対話を通じて適切に対応しなければならないことであったと思っている。
- 途中の段階で体調不良の職員もいたため、引継ぎができなかったことも聞いているが、それは単に市の言い訳に過ぎない。
- ご指摘の点は、南土木事務所に限らず、市全体へのメッセージだと思うので、全庁的に共有し、間違ったことや失敗したことはきちんとお詫びをし、どうしたら同じような事案の再発防止ができるかを、庁内で議論する必要があると思っている。
- 本件については、来月に対応させていただくが、反省を踏まえ、今後、すぐにできないものもあるかもしれないことを含め、いただいた件のお答えは、すぐに返せるように努めていきたい。
- ●参加者(1)
- 文化行政について、先ほどの市の名前を変えるというのは、冗談で話したことだが、若い人がその冗談の提案に乗ってきたということが怖い。
- また、3年くらい前に町田のマンションに移った方は、住民意識の低さを感じていたようで、残念ながら、本市はそういうまちである。
- 一方で、世田谷区の市民大学に通っていた時に、当時、運営委員会の委員を務めておられ、後に東京大学の副学長になられた吉見俊哉先生に、相模原は世田谷よりも12年も早く市民大学をやっていることを話したら、大変驚かれていた。
- 相模原もやればできるので、継続を力にするために、新しい時代に応じた議論をして、新しい文化行政、骨太の方向を創っていただきたい。
- 〇SDGs・シビックプライド推進担当部長
- シビックプライドを醸成するためには、若い方に本市での良い思い出や、市に関わった経験を持っていただくことが重要だと考えており、そうしたことで、いずれは相模原市に住んでいて良かったと思っていただけると思う。
- 若い方が、自ら市に関わっていこうと思えるような取組をしていかなければならないので、そうしたこともシビックプライドの計画の中に入れ込んでいきたい。
- 例えば南区の方が緑区のことを、緑区の方が中央区のことを知らないなど、市民の皆さんが市の魅力を知らないことが多いことから、区を越えて移動し、市のことをどんどん知っていただくという取組を進め、そうしたことを通じて市民の意識の醸成にもつながるようにしていきたいと考えている。
- ◎市長
- 相模原市の市民大学が、世田谷区が始めた12年前よりやっているということも伺い、事業の継続をしっかりと見守っていきたい。
- 文化協会の皆さんから、文化行政に対する理解を深めてもらいたいというご意見も多くいただいている。
- 市長就任以来、様々な展覧会や発表会に足を運んでいるが、今後も、しっかり文化について勉強していきたい。
- 教育委員会とも話しているが、子どものうちから素晴らしい音楽を聴いたり、舞台を観るなど、感性を磨き上げるような機会を作っていくべきだと思っている。
- 青根地区では合唱祭が行われており、東京フィルハーモニー交響楽団の金木さんという方が、青根に着目し、音楽の地域として根付かせていただいているが、これがもっと市内全域に広がるようにしていきたい。
- また、藤野地域は芸術のまちと言われていて、緑のラブレターがあったり、芸術家も多くいらっしゃるし、有名な陶芸家が作品をお見せする機会などがあるので、そうした機会をもっと市民の皆さんに知ってもらいたいと思っている。
- 例えば、南区には日本一の相模の大凧があるが、南区の方はご存知でも、緑区では知らない方もいらっしゃるので、まずはお住まいの区のことを知ってもらい、次は他の区のことを知ってもらいたい。
- 憲政の神様である尾崎咢堂氏は緑区の又野生まれなので、咢堂記念館を含めもっとPRしたり、将来大河ドラマで取り上げてもらえないかとも思っている。
- 尾崎咢堂を全国に発信する会の皆さんが、毎年弁論大会を行っており、そうした文化や芸術の香りが漂うような相模原になるように尽力していきたいと思っている。
- ●参加者(4)
- 相模原は、都会でも田舎でもないまちだと思っていたが、大人になり、子育て環境などに興味を持ち始めると、すごく素敵で、緑豊か、水も豊かで、魅力的である。
- 津久井の畑等と行き来ができ、子どもたちがまちの中の流通だけでなく、作って売り出している生産者とも近くで触れ合える市に住んでいることは、素敵なことである。
- 日々の学びや生活の中で、そのようなことにいろいろと関われるということを、もっと売りにしてもらいたい。
- SDGsパートナーでも、フードロスの堆肥化などが進んでいるが、それを活用した農業に生かしていくなど、そうした取組が全部につながって循環していくことこそが、持続可能なというところだと思う。
- ごみの問題や食の問題、環境の問題など、全てにつながっている問題であり、いろいろな課が横でつながって動いていただけると嬉しい。
- 〇SDGs・シビックプライド推進担当部長
- 市内でいろいろな農業も行われ、すぐに買いに行ける所もあるなど、本市は恵まれたまちであり、そうしたところを知ってもらうことも重要な取組だと思っている。
- SDGsの取組として、市内のフードロス対策に取り組んでいる企業や、ソーラーシェアということで、ソーラーパネルの下でブルーベリーを生産されている農家のことなどを学んでいただける、「学べるトラベル」というものを企画している。
- 今後とも、そうした取組を通じて、広く市民の方にSDGsを学んでいただいたり、シビックプライドを醸成していただけるように進めていきたい。
- ◎市長
- 田舎でもない、都会でもない相模原を、「都市と自然がベストミックスしたまち」ということで、常々シティセールスをしている。
- リニア中央新幹線の新駅が橋本にできるが、リニアが来て終わりではなく、どうやって多くの皆さんが降りたくなる駅にしていくかということを考えている。
- 例えば、宮ヶ瀬湖で釣りができるようにしたいと考えていたが、ようやく前進してきており、これも観光施策の1つになる。
- リニアが来るのは1つのチャンスかもしれないが、多くの皆さんに「都市と自然のベストミックスの相模原」に、降りてみたい、住んでみたい、泊まっていきたいと思ってもらえるようなまちにしたいと思っている。
- 橋本から近い所に、鮎釣りやキャンプ場がある相模川があり、城山の小松・城北地区では、ホタルが見られる場所がある。
- 本市は豊かな自然を有したまち、さらに言えば、神奈川県民の約6割の水源地域で、5つの湖を持つまちであることも、しっかり発信して伝えていきたい。
- このように、田舎でもない、都市でもない相模原には、いいところがたくさんあり、自然と都市がベストミックスした本市のことを、もっと市民の皆さんに知ってもらい、SNSや口コミなどでシティセールスをしてもらえればと思っている。
- 最近では、「モヤモヤさまぁ~ず」や「バナナサンド」というテレビ番組で相模原が特集され、ご覧になった市民の皆さんからは、「私たちの相模原をすごく宣伝してもらっている。」という喜びの声が届いている。
- また、南清掃工場の焼却ごみから回収された金と銀で3,700万円の収入があったニュースも、全国の皆さんから反響の声が届いた。
- 市民の皆さんと一緒になって、いろいろな嬉しい話や楽しい話など、わくわくする相模原を発見して、それをシティプロモーションとして発信していきたい。
- きらりと光るものを見つけ出し、皆さんが相模原のまちを自慢して、誇りに思っていただければ、本市が更に発展していくことにもつながるのではないかと思う。
- ●参加者(2)
- 先程の道路の箇所の近くに、押しボタン式の信号が設置されているが、通学路になっていて近くにグリーンゾーンが引いてはあるものの、交通量も多いので、ぜひとも通常の信号に換えてほしいというのが、近隣住民の意見としてある。
- また、ガードレールを設置していただくと、子どもが通うのに安全だし、親御さんも安心して学校に行かせてあげられるので、提案させていただきたい。
- 南清掃工場の金と銀の収集についてインターネットニュースなどで拝見したが、そうした金銀以外にも、レアメタルやプラチナなどの収集はできるのか、もしできれば財源も増えてくるので、市の収支に大きく貢献できると思う。
- 〇都市建設局長
- 子どもの通学は、安全・安心に通えることが第一条件なので、歩道がない所にはグリーンのラインを引き、運転者への視認性を高め、安全を確保する取組をしている。
- お話にあった押しボタン式の信号については、所管が公安委員会になるので、どのような状況で押しボタン式にしているのかも含めて、現場確認させていただく。
- ガードレールの話もあったが、場所によっては、設置することで逆に狭くなってしまうこともあるので、現場を見た上で、状況に応じた対応が必要かと思う。
- これも南土木事務所の所管になるが、いただいた内容については現場確認後、メールなどでご連絡をさせていただくので、それをお待ちいただきたい。
- 〇市長公室長
- もしごみから金や銀以外にもレアメタルなどの希少金属が採れれば、市の貴重な財源にもなるので、採れるのか採れないのか、採れるとすればどんなやり方で採り出しができるのかなどについて、所管である環境経済局とも検討していきたい。
- ◎市長
- 信号機の件については、神奈川県の公安委員会が担当なので、設置された経緯なども含めて調査し、お返事するようにしたい。
- レアメタル等の希少金属に関しては、歳入確保、脱炭素、SDGsの推進という視点からも、持続可能な相模原を作っていかなければならないので、もし採取可能であれば対応していきたいと思うので、ご意見を担当課にお伝えしたい。
- これからも環境に配慮した対応をしていきたいと思っており、例えば、本年度は公共施設に100パーセント再生可能エネルギーを導入したり、600を超える公園の園内灯を100パーセントLED化する予定である。
- 本市は、脱炭素社会実現のために脱炭素宣言も行い、2050年にはCO2排出量実質ゼロを目指しているので、今後も計画に則り、取組を進めていきたい。
- ●参加者(3)
- 国道16号の大野台2丁目交差点から相模原ゴルフクラブへ向かう道路は、その途中に数か所の十字路や丁字路があるが、横断歩道や標識がなく、子どもや高齢者が渡るのに時間がかかるので、表示などがあれば、まごまごせずに通れると思う。
- フードワンと大野台2丁目バス停の所には横断歩道があるが、そこから少し離れた場所でお年寄や足の不自由な方が横切り、トラックなどが急ブレーキで止まることが時々あるので、「横断するな」というようなメッセージ看板があるといいと思う。
- 〇市民局長
- 道路の状況をよく確認させていただき、どのような改善ができるのかを警察署にも相談しながら、何からできるかなど、皆さんが少しでも安全に安心して暮らせるように努めていきたい。
- お気付きのことがあれば、自治会などを通してまちづくりセンターや市民局の交通地域安全課にご意見をお寄せいただくようお願いしたい。
- ◎市長
- 大野台2丁目交差点からゴルフ場まで間は、やや道幅が広く、車はかなりスピードを出すので、歩行者が横断歩道のない所を渡るのは危ないと思う。
- ゴルフ場の丁字路に突き当たるまでの間で、信号機は大野台中央小学校入口に押しボタン式で1カ所と、大野台御嶽神社前に1カ所設置されている。
- 横断歩道のない所での横断や、大野台中央小入口の所で子どもたちが渡るのにかなり詰まってしまうことなど、いろいろな課題があるので、安全性を含めて確認をさせていただき、担当からもお返事させていただきたいと思う。
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