令和3・4年度 第12回 タウンミーティング「まちかど市長室」開催結果(報告)
- 実施日:令和4年7月30日(土曜日)午後4時から5時30分まで
- 会場:南区合同庁舎 3階 講堂
- 参加者:公募による市民3名
- 傍聴者:0名
- テーマ:相模原市行財政構造改革プランについて
市長からの説明(行財政構造改革プラン策定の背景や目的等)
- タウンミーティング「まちかど市長室」に参加いただき感謝申し上げるとともに、皆さんからの忌憚のないご意見をお伺いし、対話をしながら、今後の市政運営に活かしてまいりたい。
- この3年間、市長として相模原市の行政に携わり、実務経験を重ねてきた中で感じたのは、市長になる前に外から見ていた相模原市と、市長になってから実際に目の当たりにした相模原市では、残念ながら、大きな違いがあったことである。
- 例えば、本市には多くの大型事業があるものの、これまで財政面での中長期的な見通しが甘く、財源の裏付けのない事業計画をいくつも抱え込んでいた状況であった。
- そのような背景の中で、改めて令和3年度から9年度までの7年間の長期財政収支を試算したところ、累計で約816億円の歳出超過が見込まれるという推計結果となった。
- また、本市の経常収支比率(市税などの経常的に入ってくるお金を、扶助費などの固定的・義務的な経費に充てる割合)は、令和元年度99.8%、令和2年度98.2%となっており、これを家庭に例えると、毎月の給料のほぼ全額を食費、光熱費、ローン返済等の固定的な経費に使っていて、自由にやりたいことや新しいことに使えるお金がほとんどないことを示している。
- この比率をもっと下げて、自由な財源をしっかり確保し、市民の皆さんとの対話の中で生まれてくる、希望や要望に充てられるようにしなければならない。
- 市の貯金とも言える「財政調整基金」は、平成25年度は約133億円であったが、令和元年度には約68億円に半減しており、令和3年度決算では約147億円まで一時的に回復する見込みであるが、将来的な多くの財政出動にも対応できるよう、しっかりと確保しておく必要がある。
- そうした状況を看過せず、未来の子どもたちや孫の世代に誇れる相模原を創っていきたいという思いから、昨年4月には全国初の「シビックプライド条例」の制定やSDGsの推進に取り組んできたが、これらの取組の理念と同じく、持続可能で、誰一人取り残さないまちづくりをしていかなければならないという考えのもと、昨年4月に行財政構造改革プランを策定した。
- 改革と言うと暗いイメージになりがちだが、今回の取組は、職員の体質も含め行財政の構造を抜本的に改革していくことであり、その真の目的は、持続可能な行財政基盤を築くことにある。
- 厳しい取組ではあるが、市民の皆さんと共に乗り越え、その先にある、私たちが描いている相模原市を創り、「子育てするなら相模原」、「学ぶなら相模原」、「起業するなら相模原」、「第二、第三の人生を楽しむなら相模原」というように、多くの皆さんが相模原市を選んでいただき、そして次世代を担う子どもたちが笑顔で暮らせるまちを目指して、この行財政構造改革を成し遂げてまいりたい。
- 市長として、72万市民の皆さんの安全・安心を第一に考え、20年後、30年後に、行財政構造改革をやってよかったと思っていただけるよう、尽力していく決意である。
- 今後も、市民の皆さんと膝を突き合わせて対話をしながら、様々な方策を考えて発信していきたいので、ご理解とご協力をお願い申し上げる。
意見交換の主な内容
●:参加者の発言 ◎:市長の発言 〇:局区部長の発言
- ●参加者(1)
- 都内の方から十数年前にこちらに越してきたが、その理由は、自然環境が素晴らしい所であり、自然の懐に抱かれてゆっくりと生きたいという思いからである。
- 税金はちょっと高いという人々の話を聞くが、この周辺よりも高くても、それ相応の対応をしていただければ、賛同したい。
- 緑区ではリニアの駅の整備が始まっているが、見学はできないものか、また、相模原市は宇宙に一番近いまちで、JAXAがあるが、ここも見学をしてみたい。
- 朝と晩に麻溝公園で犬の散歩をさせていたが、コロナが流行った時に、しばらくの間駐車場が閉鎖されていて往生した。
- 周辺の市の公園は駐車場もオープンしているのに、相模原市だけがなぜ禁止したのかを教えてほしい。
- 〇都市建設局長
- JR東海では、リニア工事の途中段階を見学していただけるような取組をしており、ホームページにも出ているが、それを資料としてお送りさせていただきたい。
- そのほかにも随時開催ではないが、JR東海が取得した西橋本のマンションの1階に、「リニアブース」を設けている。
- リニアの工事内容やシールドマシーン(トンネルを掘る機械)のミニチュアなどを展示し、見学できるようにしているので、併せてご案内させていただきたい。
- 市内での工事が順次進められている中で、市でも用地取得等の協力をさせていただき、地域の対策についても取り組んでいる。
- 〇SDGs・シビックプライド推進担当部長
- 麻溝公園の駐車場の閉鎖については、市としては、コロナの感染防止対策のために利用の禁止をさせていただいたものである。
- 本市の自然が気に入り、越してこられたとのことだが、600カ所以上の公園があり、津久井方面には自然豊かな所もあるので、足を運んでいただきたい。
- JAXA相模原キャンパスがあるが、今後も連携して、子どもたちに限らず、大人にも夢や希望を持ってもらえるような取組をやっていきたいと思っている。
- また、JAXAでは年に1回、特別展示というものも行われているので、そうしたものにもご参加いただければと思う。
- ◎市長
- 都市と自然のベストミックスした相模原に魅力を感じてもらい、移住・定住者を増やしていきたいし、また選ばれるまちにならなければならないと思っている。
- 2021年の総務省の住民基本台帳の異動調査では、本市の転入超過は3,837人で、全国1,718の基礎自治体の中のトップ10に入った。
- これからも、「宇宙に一番近いまち相模原」、「子育てするなら相模原」、「第二、第三の人生を楽しむなら相模原」と言われ、人が集まるまちづくりを進めていきたい。
- JAXAの近くには市立博物館があり、ほかにも国立近代フィルムセンターや国民生活センターもあるので、そうした所を巡ると1つのコースになるのではと思う。
- コロナ禍の中で、相模原麻溝公園の駐車場が利用できなかったことに対しては、ご不便をおかけしたことを、お詫びしなければならないと思う。
- 現在は利用制限をしておらず、感染症予防をしながら、対話や散歩ができたりするなど、麻溝公園で楽しい時間を過ごしていただけるように尽くしていきたい。
- 障害のあるお子さんをお持ちのお母様からも、お子さんの就労の後の散歩が、しばらくできなかったという声をいただくなど、そうした市民の皆さんの声を真摯に受け止め、今後はなるべく開放できるように努めていきたい。
- ●参加者(2)
- シビックプライドの醸成はよい取組だと思うが、個人的には、今の段階では、相模原市に長く住んでいるが、よい感じを持っていない。
- 南保健センターで子ども食堂が紹介されていたが、そのような善意を持った方がやってくださるのはいいが、それに対し、市が何か財政的な支援をしているのかが気になるし、本来、いい社会には、そうしたものはあってはいけないと思う。
- 子どもの学習支援に興味を持っていて、市が行うひとり親家庭への家庭教師の派遣を一度経験したことがある。
- 多くの教科を教えられず、いい成果を挙げる上げることもできなかったが、それ以来チャンスがないので、そういう場があるならば教えてほしい。
- 〇SDGs・シビックプライド推進担当部長
- シビックプライドは、市民の皆さんと共にいろいろな取組を通じて、醸成につないでいくものであると思っている。
- 子ども食堂や学習支援については、7月現在で、子ども食堂は44カ所、子どもの学習支援は37カ所あるが、そうした活動がしやすい環境を作ることが重要であると考え、取組を進めてきた。
- 支援に当たっては、活動に携わる方々のご意見を伺いながら、どうしたら充実できるのか、多くの方に知ってもらえるのか、継続していけるのかなどを議論しており、財政的な支援は行っていないが、社会福祉協議会に相談窓口を設置している。
- また、コロナ禍の中では、お弁当の箱を市から提供させてもらうなど、皆さんが活動を続けられるように取り組んでいる。
- ◎市長
- シビックプライドに関しては、相模原は都市と自然のベストミックスのまちであるのに残念だと思い、もっと相模原を打ち出していくチャンスだと考え、そのようなことが市長選挙に出ようと思ったきっかけの1つであった。
- シビックプライドは、自分たちのまちの誇り、共感、愛情を育みながら、自らがまちづくりに参加するというものである。
- 例えば、緑区にはやまなみ温泉やいやしの湯があり、プレジャーフォレストの中にも温泉があるが、南区ではご存知ない方もいらっしゃるし、県民の飲み水の約6割を供給している水源地域で、湖も5つある。
- 逆に、緑区の方に南区の日本一の相模の大凧(128畳、1トン)の話をしても、知らないと言われる。
- 相模原市は、3区の特色がそれぞれ異なり、各区の方は自分の区のことはわかっていても、他の区のことはご存知ない方が多くいらっしゃる。
- 皆さんに、もっと相模原市のことを知ってもらって、市の魅力に気付いていただければ、もっと市のPRをしていただけると思っている。
- 子どもの生活環境は多様であるが、これからも、親の所得の違いなどによって、教育格差がないような社会、誰一人取り残さないような社会を作っていきたい。
- 現在、子ども・若者未来基金を活用し、中学校から高校に上がる時に制服やバッグなどを買うための就学支援として、年10万円を3年間給付する事業を行っている。
- こうした基金を活用して子育て支援や学習支援などの事業に取り組んでいるが、意外と市民の皆さんに知られていないので、もっと情報発信して、皆さんが基金に寄附しようと思っていただければ、より多くの方に光が当たると思う。
- また、6月の補正予算では、日本学生支援機構から奨学金をもらっている学生約2,000人の方々に、市独自の支援策として5万円の給付を行うことを打ち出した。
- 引き続き、広報さがみはらやSNS、大学などを通じて情報発信していくが、更に市民の皆さんに広めていけるように努めていきたい。
- ●参加者(3)
- 地方自治は政治の基本だと思っているので、このような機会を設けて、住民の意見を聴いてもらえるのは、ありがたいことだと思っている。
- おおむね、市の財政事情に見合った事業をやればいいので、「美術館が政令指定都市にないのはおかしい。」というのは、以前から疑問に思っており、行財政構造改革プランで検討・調査は実施しないという方向性はいいのかなと思っている。
- ただ、教育に関しては、人を育てる大切なものであるので、基本的に行政は教育に対して金は出すが口は出さず、環境整備に努めるという方針を徹底してもらいたい。
- 民間委託が多いが、民間委託でコストが下がるという理屈が理解できず、同じことをやるならば、民間は利益がプラスされているので、利益抜きで、公務員で同じことができないのか。
- コスト削減のため、民間では非常勤職員の増員や減給など、ゆくゆくは全体の労働者の環境や賃金に影響するので、民間委託によってサービスは変わらないが、コストが安くなるというのは解せないところがある。
- 水道や下水道を、コンセッション方式で民営化するという取組が、あちらこちらで耳にするが、相模原市ではそのあたりは進めていないのかを伺いたい。
- 夜間中学ができたのはいいことで、非常に喜ばしい。
- 施設の集約化などでコスト面を重視しているようだが、使う人にとっての影響や、不便になるのであれば、それをどのように代替していくかなど、そうしたところまできちんと議論して見直してもらいたい。
- 〇教育局長
- 今後、人口減少社会に突入していく中で、将来のシミュレーションでは、現在、小学生が約3.3万人いるが、約30年後には3割以上減少する推計が出ている。
- 行財政構造改革では教育施設が出てくるが、コストだけを意識しているのではなく、教育環境の整備という視点で、例えば学校の統廃合なども考えなければならない。
- 市内には千人規模の学校から数十人規模の学校まで様々あり、今後、横浜線沿線や小田急線沿線エリアについては、児童・生徒数が増える見込みである一方で、津久井地域を中心とした学校では減っていくことが予測される。
- 子どもたちにとって、より良い教育環境を整備するという観点で取り組んでいきたいと考えている。
- 夜間中学については、現在18名の方が通学しているが、大野南中学校の分校として、市内初の夜間中学ということであるが、広域的なエリアで、他の多くの自治体からも通学できるような特長となっている。
- 〇都市建設局長
- 市内の上水道の主な部分は神奈川県が担っているが、相模原市では下水道を担っており、一部の水道は、津久井地域で簡易水道という事業として市が行っている。
- コンセッション方式という民営化については、これまで把握している中では、神奈川県の方でも民営化の話は出ていないものと認識している。
- 市の下水道については、一般会計とは別に企業会計を導入し、その中で、収支を見ながら運営している状況であるので、現時点では、これを継続していく考えである。
- 〇市民局長
- 美術館については、立ち止まっていることにご理解をいただき、ありがたく思う。
- 民間と行政との協働・連携でいろいろな事業を行っているが、行政が得意とするところは行政が担い、民間が得意とされている分野は、民間に力を発揮していただきたいと考えている。
- 民間が適切に賃金を支払っていただける制度として取り組んでいただけるようにすることも含め、それぞれの適性や得意な分野を生かしながら、よりよいサービスを一緒になって提供していけるような仕組みを考えているところである。
- 今後も、市民協働で、いろいろな担い手と連携し、適切に役割分担しながら、取り組んでいきたいと考えている。
- 〇財政局長
- 民間委託の進め方については、今委託している事業を、真に委託すべき事業として適正なのかを、コストのところで見ていく。
- 民間資金の活用をプランの中でも掲げているが、その真意としては、民間の技術を使う部分や、民間が担うべきところについては民間に担っていただくという形で、コストを削減していくことにある。
- 行財政構造改革は、今の状態を継続していくと、真に必要なサービスや取組、相模原市の魅力の向上ができなくなるので、そうしたことにならないようにするために行うもので、例えば施設の集約化などを進めることとしている。
- 教育に関しても、夜間中学は新たな事業であるので、そうしたものを進めるためにも、この改革プランを策定しているものである。
- ◎市長
- 北海道から沖縄まで1,718の基礎自治体があり、それぞれの顔、特色がある中で、市長として予算編成や人事を行い、市民の皆さんや職員とも対話をしながら、自分たちのまちを作っていけるということが、市政の基本であると思っている。
- より顔が見える市長として、また皆さんとの対話を重視し、膝を交えてできるような環境を作っていきたいと思う。
- 本市の夜間中学は、県内で3番目の学校で、神奈川産業高等学校の教室を利用し、大野南中学校の分校として、今年の4月に開校した。
- 義務教育課程を学び直したい方や日本語を習得したい方など、外国人市民や、藤沢市、平塚市等の市民も含めて18名の皆さんが通っている。
- 神奈川県と連携してできた、全国的にも特色のある夜間中学であると思っているので、これからも見守っていただき、ご支援をいただきたい。
- コンセッション方式について、諸外国では、命の根源である水道を民営化してもなかなかうまくいかないこともあるようなので、公が担うべきものと思っている。
- ただ、一部の基礎自治体では導入しているので、その実例も見ながら、コンセッション方式が、下水道も含めて相応しいものなのかを研究する必要がある。
- 市の業務については、全て直営でやるべきと考えていたが、この3年間でその業務の幅が広いことを感じている中では、民間でできるものや民間の得意分野であるものは、委託することも1つの方策ではないかと思っている。
- 総括産業医からは、台風被害やコロナ禍などの対応で、職員がかなりのオーバーワークで疲弊しており、民間委託なども含め、職員としてなすべき仕事ができるような環境を整えることが、市長としての責任であるという指摘をいただいた。
- 市民の皆さんから見ると、まだまだ働ける職員がたくさんいるのではないかと言われるが、何とかバランスをとりながら、活力ある職場にしていきたい。
- また、30年、40年働いた職員が、この職場でよかったと思いながら退職してもらいたいので、風通しのよい適切な職場環境も作らなければならないと思っている。
- ●参加者(2)
- 学習支援の話を聞きたいが、民間活力の活用などがあるが、そうしたところに頼むと中抜きになってしまうのではないかと思う。
- もちろん、民間の得意分野があることはわかるが、学習支援を一度経験してみて、市に直接雇われて働きたいと思った。
- 民間委託だと、そこのルールに従わなければならなく、やりにくいところもあり、それを市の職員が承知していればいいが、実際には丸投げのように思えた。
- 〇市長公室長
- 学習支援の委託については、全て丸投げというわけではなく、委託する立場として、業務内容を仕様書で決めた上で委託しているので、そうした仕様の作り方等も工夫して、なるべく中抜きがないような形にするということがあると思う。
- 委託する場合であっても、事業者と市が連絡を密にするなど、そうした視点が重要であると思っている。
- また、利用者(学習支援を受けている方)がどういう思いを持っているのか、どういう改善を求めているのかなどの意見も、委託事業者を通じて市の方に上がってくるよう、アンケートを取るなどの工夫により、進めていく必要があると思っている。
- ●参加者(2)
- 委託方式だけではなく、他のいくつかの手法があって、例えば1教科しか教えられない人でも、参加できるような仕組みはないのか。
- 〇市長公室長
- 例えば、市が非常勤や会計年度任用職員というような形で個人を採用するということも考えられるので、今後、いろいろな可能性を検討していく必要があると思う。
- ◎市長
- 民間委託する事業をいくつか見ているが、ご心配いただいたような中抜きの話もあると思われる。
- 今後、いただいたご意見も踏まえて、教育委員会やこども・若者未来局とも相談しながら、民間委託の在り方も含め、検討していきたい。
- ●参加者(3)
- 委託することにより、正規の職員を減らすことになるのか、また、民間委託するのは、人件費を下げたり、職員厚生費などのコストを抑えるためではないか。
- 民間では非正規の方が増え、いわゆる格差が広がっているので、むしろ役所としては、コストの面は別として、正規採用を増やしていくべきだと思う。
- また、専門家としても、例えば図書館の司書にしても、民間委託すれば、職員の専門性が育たないので、職員の中での専門性を養っていく取組も必要だと思う。
- 福祉、教育など、いろいろな専門分野において、役所の中で後継者を育て、継続していかないと、結局、民間に丸投げになり、言い値でお金を出さざるを得ない。
- いろいろな施設でも、市の職員として雇用して、社会全体の雇用を安定化させていくというリーダーシップを取ってほしい。
- 〇市長公室長
- かつての日本社会は終身雇用で、それが日本経済全体の発展に貢献してきたと思う中で、非正規が増えていく状況が、日本全体にどのように影響していくかを検証する必要があると思う。
- 教員を含め約7,800人という定数がある中で、市民サービスを落とさず効率的に、また、新たなことにも挑戦していけるような体制を作るかを、工夫して考えながら、取り組んでいる状況である。
- 職員の量と質の話があるが、そうした中で、職員一人ひとりの質を上げていくことは、量が減ったとしても、サービスを落とさずにできることにつながると思う。
- また、職員の専門性の向上や確保のために、福祉、税金などの分野に専任で携われる職員を、手を挙げてもらって選考し、専任的に配置する制度を設けている。
- 会計年度職員や任期付職員など様々な種類の職員がいるが、そうした職員をいかに有効に活用していくかを重視しながら、今後も取り組んでいく必要がある。
- また、ごみ収集に携わる環境整備員の退職後の不足部分は、例えば半分を委託に回すなどの方策を採っているが、そうした定年退職の状況なども含めて、職員体制を検討していくもの考えている。
- ◎市長
- 正規雇用で、年金、医療、介護、子育てなどの社会保障制度がしっかりと見据えられている社会を作っていかなければ、将来が不安だらけの環境になってしまい、日本の経済、雇用そのものが壊れていってしまうと思う。
- 非正規雇用が増えていくと、多くの若い人たちも、将来を設計できなくなるので、正規雇用が大事であるという視点を持って、取り組んでいきたい。
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