令和6年度 タウンミーティング「まちかど市長室」(南区)開催結果(報告)
- 実施日:令和6年7月13日(土曜日)午後1時30分から午後3時00分まで
- 会場:大野南公民館1階 大会議室1
- 参加者:4人
- テーマ:若者と語る未来のライフスタイル~自分、家庭、仕事、全て大切にするためには~
市長あいさつ(要旨)
- 若者の皆さんと、未来のライフスタイルを語れるということで、御礼申し上げる。
- 皆さんから見た相模原とか、こんなふうにしたら相模原市は、ワクワクしてくるという話を期待している。
- 座間市や厚木市などにお住まいの人もご参加頂いていると聞いているので、他市から見た相模原市は、どんなふうに見えているのかということも教えてほしい。
- 相模原市は、今年、市制施行70周年を迎える。
- 昭和29年に約8万人でスタートした自治体で、内陸工業都市として、ものづくり産業を中心に発展してきた。
- 平成18年から19年には、津久井郡の4つの町と合併し、平成22年には政令指定都市になった。
- 戦後生まれの自治体としては、唯一、政令市になったのが相模原市である。
- 相模原市も、もっと発展できるようにしていきたいと思っている。
- 令和3年、4年、5年と、社会増ですが、転入超過と言って、相模原市に引っ越してくる人、相模原市から引っ越される人を差し引いた形で、転入の人が上回る転入超過というものですが、北海道から沖縄県まで1,718市町村があり、相模原市は全国で令和3年が10位、4年が12位、5年が11位である。
- 子育てするなら相模原、第2・第3の人生を楽しむなら相模原、起業するなら相模原、教育を受けるなら相模原、そして若者のライフスタイルに合うまちづくりの相模原と、若い人たちに支持いただけるようなまちづくりを進めていきたいと思っている。
- 今日は、皆さんが普段感じていることや、学生の皆さんならではのご意見を聞かせてほしい。
- 私たちも、色々な人たちと対話をして、そこから、色々な政策が生まれて、その政策を形にできれば良いと思っている。
意見交換の主な内容
●:参加者の発言 ◎:市長の発言 ○:南区長の発言 □:コンプライアンス推進課主任の発言 ☆:石井副市長の発言
●参加者(1)
- 日常生活として子育てや働くことがある中で、日常生活ではない部分とを両立させたいと思っている。
- 家族や子供を持っているかもしれないということを考えたときに、自分の生活を大学に通う中で振り返ってみると、駅から家まで結構遠くて、バスで20分くらいかかる生活をしており、駅からその間の家までの空間を楽しむことがないと感じている。
- 非日常の面では、市内の西側に行けば、レジャー施設や山間部など魅力的な場所もあるのに、居住地周辺では、あまりないのですごく悩んでいる。
- 例えば、駅前で滞在して周辺を歩いてからバスに乗って、家に帰ろうと思えるような街並みとか、10年後に子供を連れて戻ってきたときにも、時間を合わせながら、一緒に駅から家まで帰るといったことをしようした時に、子供と落ち合ったりできるような街になると良い。
○南区長
- 南区の魅力づくりということでは、まちのコイン「すもー」を使ったスタンプラリーを行っており、昨年は、相模大野駅周辺の施設を回るとこういうプレゼントをあげますとか、今は、文化・歴史探訪として、お寺や遺跡などを回りましょうという取組を行っている。
- 今後は、相模原麻溝公園と県立相模原公園でも、スタンプラリーで回れるよう計画している。
- 「すもー」とコラボしながら、皆さんに楽しんでもらったら良いと考えている。
◎市長
- 県内でリニア中央新幹線の新駅が唯一できるのが相模原市であり、私は都市と自然のベストミックスという言葉を謳っている。
- この5年間、市長となってシビックプライドという言葉を使って、相模原市に関わるすべての皆さんが、相模原市のことをもっと好きになってもらおうと、そして、もっとまちづくりに参加してほしいと思い、条例を作り、SDGsを推進している。
- 相模原は、市域の約6割が森林である。
- 釣りもできるし、ホタルも見えるところもあるし、キャンプ場もあるし、それから色々なレジャー施設もある。
- インバウンドを含めた色々な観光施策を行い、選ばれるまちになりたいと思っている。
- 自転車を使ったり、歩いたりすると色々と発見ができる。
- 相模原市では、自転車用のヘルメットの補助事業として3,000円を助成しているので、良かったら検討してみてほしい。
- 美味しいお店を見つけて発信することも、シビックプライドの醸成になると思うので、美味しい料理を食べるなら相模原と発信していただけたらと思う。
- 子供ができたときに子供と待ち合わせすると思うが、相模大野中央公園が良いと思う。
- 子供が遊べる施設を作ろうと、公園にも力を入れており、南区では、相模原麻溝公園が県立相模原公園とつながっていて、遊ぶのに良いと思う。
●参加者(2)
- 結婚、出産といったところでは、今、子供の出生率が低かったりとか、自分にお金や時間をかけたいという人が増えていて、結婚したりとか、子供を産んだりとかという選択肢ではなくて、一人で生きていく人が多いと思う。
- そういった人生の今後の展望について、この街だったら結婚したい、子育てしたいというふうに考えが変わるよう、例えば、街づくりとかの施策を広報等でもっと広めてほしい。
- より良い施策が広く周知されることで、多くの女性が活躍しやすい街になるのではないかと思う。
◎市長
- 結婚、出産という話の中で、相模原市としては、例えば、結婚を機に相模原市に居住いただく夫婦等に対して、今年度から引越費用として最大15万円を支給する取組を始めている。
- それから、若年世帯を対象に、60万円まで、一緒に住むために親世代の住宅をリフォームする費用を助成したり、新しく中古住宅を買う若年世帯を対象に100万円まで購入費用を助成したりしている。
- 最近では、移住定住の経験というか、皆さんに相模原市を知ってもらうことを目的に、緑区の藤野地区では、4泊5日の民泊体験を行っている。
- 出生率は、相模原市も課題だと思っており、社会増は増えているが、自然増ではかなり厳しい数値となっている。
- 先ほど、転入超過の話をしたが、相模原市は0歳から14歳の転入が課題であると思っている。
- 転入超過で、町田市は全国第2位、八王子市は全国第6位であり、東京都の施策にプラスして、町田市や八王子市は独自に施策を打ち出している。
- 相模原市もそれに対抗するというか、子育て世代に選ばれる街になっていかないといけないと思っている。
- 公共施設では、昨年の10月からふれあい科学館や銀河アリーナなど15の施設について、市内在住・在学の小中学生と未就学児が無料で使えるようになった。
- この8月からは、小児医療費の助成について、首都圏の政令市で初めて高校生までを対象とし、所得制限を中学生までなくすことで、子育て世代の皆さんに、寄り添った対応をしていく。
- 令和7年7月には、8K映像と10億個の星々が同時に見られる世界初のプラネタリウムを博物館に作る予定である。
- お子さんをたくさん持たれている人に対し、家事育児の手伝いをする施策をやっていきたいとか、産前産後のケアを行う施策も展開していきたいと考えている。
- そして、皆さんが住みやすい安全で安心な街づくりを進めていきたい。
●参加者(3)
- この先、プラス4年間学生をした場合、27歳、28歳になり、そこから社会人を経て、結婚、出産となると、これからも長い期間があり心配である。
- 先ほど、子育てするなら相模原と言われていて、私もそう思っているけれども、ここから先も、それが続くのかとか、さらに良いものが出てきたらとも思っている。
○南区長
- 自分が子育てをしていた頃にどんなことをしていたかと思うと、ファミリー・サポート・センターに利用者登録し、子どもを預けていた。
- 皆さんも、そうやって少しずつ、負担を軽くするというか、人と人との触れ合いをしながら、良い関係で子育てをしていただければ良いのかと思う。
◎市長
- 結婚、出産という中で、女性の出産の時期というのは、考えなければいけない部分があるのかと思う。
- 私は54歳だが、最近結婚された幼馴染が、子供ができたと連絡があり、子供が生まれて、その子が20歳になるときには74歳だと言っていたが、本当に命を授かって、これからもっと若返って頑張らないといけないと話をしていた。
- 人生それぞれ色々あるので、例えば、博士課程に行っている間に、良い出会いやタイミングがあるかもしれないし、パートナーの人がご理解ある人であったら、博士課程に行きながらで良いと言ってくれるかもしれない。
- 皆さんが選んだ道が人生の正解だと思うので、ぜひ頑張ってほしいと思う。
●参加者(4)
- 就職活動中だが、就職するか起業するかで悩んでおり、就職してから起業しても良いのかと思っている。
- 就活も今やっている別の活動があるので、その活動を続けながら、就職して続けられるのかというのも少し不安なところがあり、それなら起業したほうが良いかというところで悩んでいる。
- 母親がお茶を作って販売、普及啓発をしており、そのお茶づくりで起業を考えている。
- 今、小田原でブランドを作って、今年から販売を始めており、新しい飲み方とか、色々やっているので、そこの部分の裾野を広げていきたい。
- お茶のほかに狩猟の活動で、射撃場に行くなどしている。
□コンプライアンス推進課主任
- 相模原市も自然豊かなところで、自然の遊びもできるという中だが、今の私がその相談に乗れるぐらいの経験値がなく、多分ワークライフの両立という話だと思う。
- 趣味と就職だけではなく、おそらく、先にお話であった子供のお話とか、将来というところでは、その両立の難しさというのは変わってくるのだろうと思う。
◎市長
- 就活か起業か、悩むところだと思うが、人生は1回であり、まずは、自分がやろうと思ったことをやってみる。
- これまでの人生の中で、お茶や狩猟の経験もされてきて、先ほど、オリジナルブランドのお茶も作られていると話をされていた。
- 起業して成功するときも、失敗するときもあるが、頑張れば必ず道は開けると思う。
- 例えば、起業して駄目でも、また就職して、また起業もできるし、就職し続けることもできるし、色々な選択肢があると思う。
- 相模原市も、狩猟関係では、鹿や猪とか、最近は熊も出るので、気の毒な部分はあるが、有害鳥獣という言い方をしており、ジビエで使えないか研究している。
- 熊は、昨年50数回の目撃情報があり、市民が怪我をしては困るので、注意喚起は、緑区長と連携しており、緑区ではそういう狩猟を熱心に行っている団体もある。
- これから30年後とか50歳を過ぎた時に、私の人生は起業して良かった、就職して良かったと思えるような、歩みを進めてほしいと思うので、頑張ってほしい。
○南区長
- 皆さんのこれからの将来が眩しくて、キラキラすることしか思い浮かばないが、今、何になりたいか迷っている自分、それとこういうことをやりたいという自分、それぞれの自分がやりたいと思った力を信じてほしい。
□コンプライアンス推進課主任
- 皆さんのお話を聞いて思ったのが、悩みがあるという中で、どうしたら良いかわからないとか、何が良いのかわからないといった消極的な悩みではではなくて、これとこれがあって、これがやりたいけれどこれができないとか、きちんと夢や希望があって、それとのバランスをしっかりと考えた上で、悩まれているというところがすごく感じられた。
- 何かのために何かを犠牲することがないような、そういった施策を作っていく、そういったところがライフスタイルの両立につながるのかということを、これまで聞いていて感じ、非常に勉強になった。
●参加者(1)
- 相模原市で生活していると、小さな地元のお祭りはたくさんあるが、街全体でのお祭りが少ない。
- 駅前も大きい広場がなく、市民が考える共通の相模原市の風景のようなものは、実はあまりないのかと感じている。
- 今後、若い世代がシビックプライドを持って、まちづくりに参加していけるような取組が必要である。
- 南区の若者参加プロジェクトに参加しているが、どうやって小さな子供からプライドや愛着を育んでいったら良いのか、どんな世代でも、相模原市に愛着をもってもらうためにはどうしたら良いか、私自身も街を歩きながら考えている。
◎市長
- シビックプライドに関しては、私も市長になりずっとここまで取り組んできた。
- 相模原市には、外国人市民の皆さんも年間1,000人ずつくらい増えているので、多様性を持って、あらゆる皆さんが同じ家族、仲間と思って、私は舵を取っていかなければいけないと思っている。
- 南区では、相模の大凧まつりがあるが、とても誇りに思っており、市長室の応接室には大きな凧を置いて、タウンニュースなどを見ると、写っているときがある。
- 7月27日、28日には上溝夏祭りと言って、県北一の神輿の祭りがあり、ぜひ行っていただきたいと思う。
- 8月1日には相模湖湖上祭花火大会があり、尺5寸玉が山にドーンと響く花火が上がる。
- 8月の2日、3日、4日は、橋本七夕まつりがある。
- 8月3日、4日は大野北銀河まつりがあり、実行委員会や地域の人に加え、桜美林大学や青山学院大学の学生ボランティア約250人の協力で運営している活気のある祭りが行われる。
- 8月24日には、市制施行70周年記念で相模原納涼花火大会もあり、盛大に約 10,000発の花火が上がる。
- 大きなお祭りも多くあるので、ぜひ来てほしいと思うし、お友達と行くと、涼しさも感じながら良い時間を過ごせると思う。
- また、東林間では、8月3日、4日に阿波踊りが行われ、特に日曜日の午後7時 50分頃から出場した全ての連の全員が参加して踊る。
- 相模大野中央公園では、8月24日、25日に相模大野もんじぇ祭りが行われ、音楽の生演奏を聴きながら美味しいものが食べられる素敵な祭りなので、ぜひ参加してほしいと思う。
○南区長
- 発信が足りなかったと反省しているが、広報さがみはらに色々とイベント情報を発信していて、市長がお話しされたことも掲載されている。
- 広報紙は1日と15日に発行しているが、15日号は区の特色を掲載したページがあり、南区では、たまご街道やアートミュージアムなど、色々なところをピーアールしており、インターネットでも見られるので、ぜひ見てもらいたい。
◎市長
- 今、広報紙を月に2回発行しているが、実際5割程度の人にしか届いていないので、誰一人取り残さないようなシステムに変えていかなくてはいけないと思っている。
- これからもネット社会なので、ネットを持っている人たちには、ネットで取りに来てもらい、取れない人たちには郵送で送ることもできると思っている。
- 市長になって一番の課題は、市民の皆さんの移動手段であり、皆さんもバスを利用したりすると思うが、自動車の運転免許を返納される人もいるし、自転車に乗れない人もいるなか、バスは減便になってきている。
- 二番目として、72万市民誰一人取り残さないよう、プッシュ型の情報を皆さんにお届けするかということが課題と思っているので、良い知恵があったら教えてほしい。
●参加者(3)
- チアリーディングをやっていて、スポーツ応援やスポーツ観戦すごく好きで、相模原市は色々とスポーツが盛んで、私はラグビーがとても好きなので、ダイナボアーズをぜひ見に行きたいと思っている。
- これからさらに、スポーツが発展していってもらえたら嬉しいと思っている。
◎市長
- 市内には、ホームタウンチームが4チームあり、ラグビーの三菱重工相模原ダイナボアーズ、男子サッカーのSC相模原、女子サッカーのノジマステラ神奈川相模原、アメリカンフットボールのノジマ相模原ライズというチームがある。
- それから、ホームタウンアスリートという個人のものもある。
- F1ドライバーは世界に20人しかいないが、角田裕毅さんと言って、緑区出身で皆さん同じ世代で、世界で活躍している。
- ボクシングでは、中谷潤人さんと言って、WBC世界バンタム級チャンピオンがおり、7月20日に防衛戦が行われる。
- 今回のオリンピックには、飛込みの坂井丞さん、競泳400メートル自由形の小堀倭加さんが出場する。
- 競泳の小方颯さんは、わずかの差でオリンピックには行けなかったけれど、素晴らしい選手です。
- そのほか、オリンピックの女子スケートボードで金メダル候補の吉沢恋さんがいる。
- 男子サッカーでは、山本理仁さんがオリンピックの代表になった。
- 文化で言うと、囲碁棋士の芝野虎丸さんが8月27日から28日にかけて市内で名人戦を行うので、応援していきたい。
●参加者(2)
- 大学院で研究しているテーマのことですけれど、社会問題である不登校について何かできないかと考えている。
- その不登校に対して、最近、日本を代表する文化になってきている推し活を利用できないかと考えている。
- 自治体ごとに支援する形になっていると思うが、相模原市の取組や、市長が考える不登校問題との向き合い方について、お伺いできたらと思う。
□コンプライアンス推進課主任
- ヨーロッパでは、教育分野について、かなり関心があって、教育をこのままで良いのかというふうに、若者世代も問題視しているようである。
- そういった中で、不登校という問題も付随していているが、不登校に着目するというよりかは、どう自由に学ばせるかということで、それが結果的に不登校の解決に結びつくといった考え方のようである。
- 教育の部分の多様性として、不登校を何とかするというよりかは、どんなところでも行きたい学校に行くという裾野野を広げるということも、一つの形としてあるのだとすごく思った。
◎市長
- 市内に義務教育学校を含めた市立小中学校は、105校あり、令和6年度には約 49,000人の児童、生徒がいる。
- 令和4年度の不登校児童、生徒は、約1,800人と年々増加しており、非常に大きな課題だと思っている。
- 不登校対策の専門家の先生から、必ずお子さんたちが行きたいと思う時期が来るから、そこまでしっかり待ってあげることが大事だという話を伺った。
- 明星大学の星山教授が、市内で発達サポート講座を行っているのですが、その講座を受けた人たちが新しいサークル「みーさぷーと」を作るなど、「学校サポーター事業」への協力を通して、不登校の未然防止にも携わって頂いている。
- 相模原市の小中学校では、不登校だった児童生徒が登校する又はできるようになる割合は高いが、登校できていない人もおり、そういった児童、生徒たちに寄り添っていきたい。
●参加者(2)
- 義務教育の中学生までは、学校へ通っているか、通っていないかの2択でしかないと思うので、そこで第2、第3の場所も善し悪しではなくて、合う、合わないだと思うので、そういった教育の場を大人が作ってあげてほしい。
◎市長
- 町田にできたフリースクールの学長さんと7月にお会いするが、市内にも、フリースクールがあり、視察に行きたいと思っている。
- 居場所については、しっかりと作っていきたいと思っている。
●参加者(4)
- 自分も、母とお茶をやっているけれど、農地の話が難しく、母も私も農家ではないため、農地の購入ができないので、新規参入を考えているが難しい。
- 日頃、趣味でもある駆除の活動でも、その茶畑自体に耕作放棄があると、駆除の活動に入っていけない。
◎市長
- 市内にも、耕作放棄地はいくつかあるが、新規参入の農家さんを応援していきたいと思っている。
- 市内には生産緑地もたくさんあり、農業では新規就農の人も最近増えている。
- お茶を作ってくれる業者がいなくなったら、日本のお茶は飲めなくなってしまい、そういった意味では、お母さんと一緒になってやられている役割は大きいと思うので、頑張っていただきたい。
●参加者(4)
- 農家の皆さんも高齢化しているので、10年後とかを考えると、借りることで続けていけるか不透明なところもあり、自分もどうにかして長く続けていけないかと思っている。
◎市長
- どなたかがお亡くなりになった場合など、税金を納めなくてはいけないから、貸していた農地を売らなくてはいけないときには、借りていた人は農業を続けられなくなってしまうので、できれば自分の農地を手に入れたほうが良いかと思う。
- 新規参入の皆さんが、農業しやすい環境を作らなければいけないと思っており、耕作放棄地を作らないようにするというのが、私たちの役割だと思っている。
☆石井副市長
- 農家をやっていると、水、風、天気、土、それから住んでいる生き物たちのすべてを知らないと、農業はできない。
- 農家の人の目的は何かと言ったら、それをすることによって、人として生き物として、この世界の中で自分がどう生きるかということを知ることができ、これが農家の本当の目的だと私は思う。
- そういった気持ちで、どういうふうに農業をやっていけば良いのかということを考えてもらえると、また違う見方も出てくると思う。
◎市長
- 新規就農者でも農地法の一定の要件を満たせば、耕作目的での農地の購入は可能である。
閉会
○南区長あいさつ
- 相模原市にゆかりのある皆さんで、市内に通っているとか、これから住んでくれるかもしれないとか、どんどん相模原を好きになっていただけるとありがたいと思う。
- 相模原市の良いところ、皆さんの住んでいるところの良いところをミックスして、相模原市からも世界に向かって、楽しいことを発信していきたいと思っている。
□コンプライアンス推進課主任コメント
- 皆さん、伸び伸びと全力で、選ばれた道を堂々と突き進んでいただきたいと思う。
- それぞれの夢があると思うが、その夢の道を行った後には、相模原市に戻ってきて頂いて、ぜひ私と一緒に働きたいと、本当に思った。
◎市長あいさつ
- インドアも良いですが、外に出て美味しいもの食べたり、色々な人と逢ってお話ししたりしていただきたい。
- 相模原市でこの時期には、大沼で美味しいブドウが取れ、10月から11月にはキウイフルーツも採れるなど色々とあるので、ぜひ相模原の魅力を知ってほしいと思う。
- 皆さんも必要とされて、生を授かってきた人たちですから、それぞれが多様性を持って、いきいきと自分らしく生きてほしいと思う。
- 壁にぶつかったときは、私たちのところでもでも良いですので、色々な人に相談してみることが良いと思う。
- 未来は、いくらでも変えられると思うので、ぜひ、チャレンジを続けてほしい。
- チャレンジする人生が一番面白いと思うので、チャレンジすれば失敗もあるが、その失敗は、必ず自分の人生に生かされると思うので、失敗は成功のもとだというふうに思ってほしい。
- これからも、皆さんそれぞれの人生を私たちも応援しているので、頑張ってほしいと思う。
- 今日は、貴重なご意見を頂いて、本当にありがとうございました。
主な意見、提案と回答
1 駅前で滞在して周辺を歩いてからバスに乗って、家に帰ろうと思えるような街並みとか、時間を合わせながら、
一緒に駅から家まで帰るといったことをしようした時に、子供と落ち合ったりできるような街になると良い。
子供ができたときに子供と待ち合わせすると思うが、相模大野中央公園が良いと思う。
子供が遊べる施設を作ろうと、公園にも力を入れており、南区では、相模原麻溝公園が県立相模原公園とつながっていて、遊ぶのに良いと思う。
2 この街だったら結婚したい、子育てしたいというふうに考えが変わるよう、例えば、街づくりとかの施策を広報等でもっと広めてほしい。
結婚を機に相模原市に居住いただく夫婦等に対して、今年度から引越費用として最大15万円を支給する取組を始めている。
公共施設では、昨年の10月からふれあい科学館や銀河アリーナなど15の施設について、市内在住・在学の小中学生と未就学児が無料で使えるようになった。
この8月からは、小児医療費の助成について、首都圏の政令市で初めて高校生までを対象とし、所得制限を中学生までなくすことで、子育て世代の皆さんに、寄り添った対応をしていく
3 この先、プラス4年間学生をした場合、27歳、28歳になり、そこから社会人を経て、結婚、出産となると、これからも長い期間があり心配である。
ファミリー・サポート・センターに利用者登録し、子どもを預けていた。そうやって少しずつ、負担を軽くするというか、
人と人との触れ合いをしながら、良い関係で子育てをしていただければ良いのかと思う。
4 就職活動中だが、就職するか起業するかで悩んでおり、就職してから起業しても良いのかと思っている。
起業して成功するときも、失敗するときもあるが、頑張れば必ず道は開けると思う。
起業して駄目でも、また就職して、また起業もできるし、就職し続けることもできるし、色々な選択肢があると思う。
5 今後、若い世代がシビックプライドを持って、まちづくりに参加していけるような取組が必要である。
シビックプライドに関しては、私も市長になりずっとここまで取り組んできた。
相模原市には、外国人市民の皆さんも年間1,000人ずつくらい増えているので、多様性を持って、
あらゆる皆さんが同じ家族、仲間と思って、私は舵を取っていかなければいけないと思っている。
6 これからさらに、スポーツが発展していってもらえたら嬉しいと思っている。
市内には、ホームタウンチームが4チームあり、ラグビーの三菱重工相模原ダイナボアーズ、
男子サッカーのSC相模原、女子サッカーのノジマステラ神奈川相模原、アメリカンフットボールのノジマ相模原ライズというチームがある。
それから、ホームタウンアスリートという個人のものもある。
7 相模原市の取組や、市長が考える不登校問題との向き合い方について、お伺いできたらと思う。
不登校対策の専門家の先生から、必ずお子さんたちが行きたいと思う時期が来るから、
そこまでしっかり待ってあげることが大事だという話を伺った。
相模原市の小中学校では、不登校だった児童生徒が登校する又はできるようになる割合は高いが、
登校できていない人もおり、そういった児童、生徒たちに寄り添っていきたい。
8 母も私も農家ではないため、農地の購入ができないので、新規参入を考えているが難しい。
新規就農者でも農地法の一定の要件を満たせば、耕作目的での農地の購入は可能である。
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