令和元年度 第1回 タウンミーティング「まちかど市長室」開催結果(報告)
- 実施日:令和元年7月27日(土曜日)午後1時30分から3時10分まで
- 会場:相模湖総合事務所 3階 大会議室
- 参加者:公募による市民18名
- 傍聴者:16名
- テーマ:あなたの好きな「さがみはら」は?
意見交換の主な内容
参加者からの意見
- 石老山は、現在の天皇陛下が皇太子の時代に登山したことで人気となり、週末ともなると多くの登山客が訪れる。令和となった今、あらためて石老山をアピールしていきたいので、登山道の整備、特に女性登山客に配慮し、トイレの整備を優先的にお願いしたい。
- 自然豊かな恵まれた環境があるので、緑を活かしたまちづくりを進めていく必要がある。農業振興地域を開放し、様々な用途の施設等をつくることができるようにすることも一つの方策であると考える。
- まちかど市長室をぜひ継続し、拡充してもらいたい。
- 麻溝台・新磯野地区の整備事業は、ストップすることによるデメリットが多い。市長が市民目線で確認し、早急に対応してほしい。
- 「潤水都市さがみはら」と謳っているが、なぜ「潤水」かを理解していない市民も多いと思う。神奈川県全体に水を供給している津久井地域の特性があって、「潤水」であることを強調して発信してもらいたい。
- リニア中央新幹線車両基地が鳥屋地区に建設される予定であるが、観光資源としていくために、回送線を旅客線化してほしい。
- 26年前から行ってきた「いきいき体操の会」が自主運営の運びとなった。以前は160名いた参加者が、現在は90名に減少した。活動日数や時間、指導者なども縮小している。活動の継続に向け、ご配慮いただきたい。
- 保安林について知らない職員が多い。市職員のレベルアップを図ってほしい。
- 相模原の好きなところは、「まちとひと」。緑が豊かで安らぐことができ、人と自然が共生している。都心へのアクセスもよく、大変住みやすい。東日本大震災が発生した際、上京していた姪が地元に戻れなくなってしまったが、小学校も快く受け入れてくれるなど、他者を迎え入れてくれる相模原のひとのあたたかさに触れることができた。
- 若葉台と八幡神社の間にある大きな緑地を活用してもらいたい。緑道という形で整備すれば、高齢者だけでなく、自転車通学などにおいても、利便性が高まると思われる。
- 数年前運転免許の返納をしたが、それ以降、移動に困っている。名倉地区の循環バスは小学校主体で、夏休み、冬休み、春休みは土曜日運行となってしまう。病院に行くのにも困っているので、運行方法等配慮してほしい。
- 相模湖地区には話題性がない。相模湖地区の都市設計について、建築系の学生の卒業論文の課題として取り上げてもらい、優秀な論文には懸賞金をつけるなど、話題づくりを積極的に行ってほしい。
- SDGsの17番目のゴール「パートナーシップで目標を達成しよう」に倣い、行政単体ではできない部分について民間と提携しながら進めていくのも方法ではないか。他市の事例だが、自動運転バスの実証実験など交通の課題に対する取組や、ドローンを利用した配達など買い物難民の課題に対する取組がある。津久井地域においては、中山間地域の自然を生かした新たなモデルを作っていけるのではないか。
- バスタ新宿から高速バスに乗ると相模湖のバス停で降りられない。もし降りられるような仕組みを作れるようであれば、取り組んでいただきたい。
- 相模湖が大好きで、観光客を増やしたい。11月に開催される小原宿本陣祭の大名行列への参加者が増えるような支援をお願いしたい。
- 中央道の相模湖東出口があるが、双方向のインターチェンジ化をすることにより、中央道と圏央道がつながり、市内の移動が充実するのではないか。
- 相模湖は道路から見ると樹木でうっそうとしている。景観伐採もお願いしたい。
- 緑区役所の機能強化をお願いしたい。緑区の役割や予算を増やすとともに、緑区役所で手続きができるような体制づくりをしてもらいたい。
- 歩道がないなど危険な通学路がある。通学路の整備、安全確保をお願いしたい。
- 緑あふれる環境、人柄、土地柄もすばらしく、地域の行事などに参加する中で、人のつながりや輪を実感している。
- JAXA等もあり、誇りに思うところがある一方、悲しい事件なども発生している。防犯強化、防犯カメラを増やす等、安全・安心なまちづくり進めてほしい。
- 相模湖公園については、もっと使い勝手が良い、住民もいつでも憩えるような場所になると良いと思う。
- 夢や想像から生まれるものもあるとあると思うので、様々な人が空想や夢を語り合えるような場があるといいと思う。
市長からのコメント
- 石老山のトイレの話があったが、相模湖駅前のトイレについても、老朽化や和式であることなどの課題がある。また、学校のトイレの洋式化も進めている。トイレについては課題として捉え、対応してまいりたいと考えている。
- 相模湖の高齢化率は市内で最も高くなっている。若い人達に選んでもらえるようなまちづくりをしていく必要がある。耕作放棄地が増える中、鳥獣害対策の支援などによる新規就農の促進や、駅前の商店街との連携などによるにぎわいのあるまちづくりなど、より住みやすいまちにしていくことが必要だと考えている。
- まちかど市長室は、参加者がいる限り続けていきたいと考えている。
- 麻溝台・新磯野地区整備事業については、検証チームを7月1日に作り確認作業を続けているが、中止を前提にしたものではない。地権者の皆様のご指摘を真摯に受け止め、推進するための取組を進めていきたい。
- シビックプライド条例の制定に当たっては、市民憲章の理念に沿いながら、各区が持つ魅力を他の区に住む市民に向けても発信し、より多くの市民の皆様に誇りや郷土愛を持っていただけるよう、取り組んでまいりたい。
- 旧4町の自然と旧相模原の都市的空間がマッチングしたまちづくりをしたい。潤水都市の魅力を活かすとともに、水源地域の保全にも取り組み、次の世代につないでいきたい。
- 橋本から鳥屋にできるリニア中央新幹線車両基地への回送線の旅客線化については、神奈川県に対して要望を伝え、県議会において、知事からも旅客線化について取り組んでいきたいとの話があった。JR東海にも要望を伝えており、引き続き取り組んでいきたい。
- いきいき体操は、医療予防の観点からも有意義な活動と認識しているので、自主運営をしていただく中で、寄り添える部分は寄り添いたい。
- 保安林に関する認識については、潤水都市の名に恥じないよう、職員のレベルアップを図っていく必要があると考えている。
- 都心へのアクセスが良いという本市の強みをさらに発揮できるよう、鉄道事業者とも連携し、駅周辺のまちづくりや、乗り換えの利便性向上などにも取り組んでいきたい。
- 相模原市は、古くから居住されている方だけでなく、多くの移住者で成り立っている部分もある。多くの人に相模原に住みたいと思っていただけるよう、医療や教育にも力を入れていきたい。
- 若葉台と八幡神社の間にある緑地については、確認させていただきたい。空間利用は大切だと考えているので、国有地の空間利用等についても要望していきたい。また、小中学校の校庭や空き教室の利用など、現在あるものを有効活用するという発想を持って、取り組んでいきたい。
- 高齢者の免許証返納については、返納した方が不便なく利用できる公共交通網の充実が課題になる。バス事業者と連携し、新しいバス路線等を検討していくなど、時間がかかるかもしれないが、取り組んでいきたい。
- 本市への移住者を増やしていくために、商店街の活性化は大切だと考えている。ネット通販など流通形態が多様化する中でも、フェイス・トゥ・フェイスで会話ができるような商店街・まちづくりが必要だと考えている。
- SDGsの推進を政策に掲げており、障害者の皆様に啓発のための缶バッチを作ってもらうことにより障害者雇用を進めながら、普及に取り組んでいる。
- 潤水都市の特色を活かし、また利便性を活かし、市内の雇用創出に取り組む必要がある。市外に仕事に出かける市民が多く、昼夜間の人口が逆転している。相模原市で生まれた子どもたちが、相模原で学び、育ち、仕事をし、家庭を持っていただきたいと考えている。
- 高速バスが相模湖で降りられないということは知らなかった。実現するべきことだと思うので、市としても取り組んでいきたいと感じた。
- 小原宿本陣祭の大名行列など、市内の方でも知らない方が多い。市内に向けたシティセールスの必要性も感じており、小原宿本陣祭についても、しっかりと発信していきたい。
- 相模湖の湖面利用については、カヌーやボートなどの全国的な大会の誘致や、レガシーの創出にも取り組んでいきたい。
- 中央道の相模湖東出口の双方向化については、国に対しても要望を伝えていきたい。
- 区役所の機能強化については、庁内分権を進め、区長の判断で予算化でき、スピーディーに対応できるよう、区長の権限強化も進めていきたい。
- 通学路については、国道20号などの狭さを認識している。予算整備について、国に要望していきたい。
- 津久井広域道路についても、重要性・必要性を認識しており、しっかりと取組を進めていきたい。
- 地域の方々の輪が強いというのは大事なこと。新しい移住者を受け入れる輪を構築していただきたい。災害対応の面でも、地域の輪の強さが重要になる。ぜひその強さを生かしていただきたい。
- 防犯面の強化については、防犯カメラの設置要望が自治会や商店街から寄せられているので、市としての対応を検討していきたい。
- JAXAに関しては、そのポテンシャルを活かすとともに、世界初のミッションにチャレンジする、そのチャレンジ精神を見習っていきたい。また、JAXAの前には近代フィルムセンターがあるが、あまり知られていない。文化庁にはたらき掛け、文化・芸術の発信にも取り組んでいきたい。
- 広報の在り方については、現在、広報紙は新聞折込等により配布しているが、新聞購読者が減少しており、手元に届かない方が増えている。今後の広報紙の配布方法や情報発信の方法について検討を進めている。
- 相模湖公園については、訪れた際に日影が少ないと感じた。また、芝生などがあっても良いと思う。県とも連携し、使いやすい公園にしていきたい。
- 緑区はわくわくする魅力がたくさんある地区だと考えている。橋本にリニア中央新幹線が来るが、利用者に橋本で降りたいと思ってもらえるまちづくりを進めていきたい。多様な観光資源の活用に向け、近隣市町村とも連携し、観光客を呼び込める独自のゴールデンルートを作り、おもてなしができるようなまちづくりに取り組んでいきたい。津久井4町のすばらしい自然を生かし、都市部の橋本とマッチングしながら、緑区のまちづくりを進めていきたい。
- 庁内分権を進め、皆様の声が届く体制づくりを進めていきたい。今後も市民の皆様と対話しながら、次の世代に誇れるさがみはらを市民の皆様と一緒に作っていきたい。
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