令和5年度 タウンミーティング「まちかど市長室」(当麻田小学校)開催結果(報告)
- 実施日:令和6年2月9日(金曜日)午前8時50分から10時25分まで
- 会場:市立当麻田小学校 2階 多目的ホール
- 参加者:市立当麻田小学校 6年生68人(2クラス)
- テーマ:未来のさがみはらについて
市長あいさつ
- 当麻田小学校6年1組と2組の皆さん、今日は、まちかど市長室にご参加いただきましてありがとうございます。
- 始めに相模原市のPR動画を見てもらったと思いますが、相模原市の魅力を皆さん知っていますか、後ほど皆さんの発表があると伺っているで、色々と楽しみにしています。
- 相模原市の歴史ですが今年で市政施行何年か知っていますか(児童:わからない様子)、11月20日の市制施行記念の日が70歳の誕生日です。
- 政令指定都市は全国で20都市ありますが、そのうちの19番目に政令指定都市になったのが相模原市です。
- 相模原市の面積は約330平方キロメートルで非常に広く、神奈川県内の33の市町村の中で、横浜市に次いで2番目の大きさです。
- 人口は約72万人で、横浜市、川崎市に次いで、神奈川県内で3番目に多いです。
- 橋本には、何の駅ができるか知っていますか(児童:知っている様子)、リニア中央新幹線の新駅の工事が進められています。
- 今、私たちが目指しているのは、リニアができると一つの大きな起爆剤となるので、多くの人が降りたい駅にしたいと思っています。
- 相模原市域の約6割を森林が占めています。市の戦略の一つで、素晴らしいキャンプ場もあり、多くの皆様に降りたくなるまち、訪れたくなるまち、住んでみたくなるまちにしていきたいと思っており、多くの移住者や定住者が増えました。
- これから皆さんにも、相模原市のことをもっと知ってもらい、もっと大好きなってほしいと思うし、例えば、0歳でこの地域で生まれた人、2歳で引っ越ししてきた人、最近引っ越ししてきた人、色々な人がいると思うのですが、72万市民がワンチーム、家族だと思って、皆で仲良く暮らしていきたいと思っています。
- 選ばれるまちとなる魅力の一つとして、JAXA相模原キャンパスがありますが、SLIM(すりむ)というのを皆さん知っていますか(児童:知っている様子)、小型月着陸実証機SLIMと言います。
- JAXA相模原キャンパスは約35年もの間、相模原市に拠点を置き、市民の誇りになっています。
- はやぶさは聞いたことがありますか(児童:知っている様子)、はやぶさや、はやぶさ2を開発・運用したのは、JAXA相模原キャンパスです。
- 先輩として、この地域でいうと、F1ドライバーの角田裕毅さんは知っていますか(児童:知っている様子)、二本松出身だったと思いますが、世界で20人しかいないF1レーサーの一人で、この地域から育ち世界で活躍しています。
- 学校の先生であったり、スーパーで働いている方であったり、お花屋さんであったり、ケーキ屋さんであったり、色々な職業が世の中にあるのですが、できれば相模原市で、皆さんの将来の職業を探してもらえると嬉しいと思うし、もちろん世界とか、東京に行く人もいるかもしれませんが、相模原市でずっと皆さんが住んでいただけるような、引っ越したくないと思えるようなまちづくりをこれからしていきたいと思っています。
- 私も、相模原市のことを皆さんへお伝えしていくし、皆さんからも感じたことを教えてほしいし、相模原市はここが足りないとか、ここをもっとこうしたら良いということを、教えてもらえば嬉しいと思います。
- 今日は、皆さんの発表や質問を楽しみにしていますので、よろしくお願いします。
児童からの発表
●グループ(1)【当麻田小学校の魅力】
- 今から、当麻田小学校の良いところを4つ紹介します。
- 一つ目は、給食が美味しいところです。
- 当麻田小では、給食センターではなく、当麻田小学校内で作っているので、温かい給食が美味しく食べられます。
- ほかにも、地産地消にも取り組んでいるので、地域が作った食品を新鮮な状態で食べられるところもとても良いところだと思います。
- 二つ目は、自然が豊かなところです。
- 校庭には、桜の木が生えていて春になると桜が満開になって、とても綺麗です。
- ほかにも天気が良いときには、教室の窓からたくさん山々が見えることもあります。
- 私たちは屋上でクラス写真を撮ったのですが、とても綺麗で、「素敵だなあ」と心が温かくなりました。
- 三つ目は、異学年交流です。
- 当麻田小学校では、たてわり班活動があります。
- たてわり遊びでは、6年生中心に遊びを企画・運営します。
- 考えるのは大変ですが、他学年が楽しそうに遊んでくれているのを見ると、嬉しい気持ちになります。
- 当麻田小学校では、「当麻田ウォーク」という学校全体で相原中央公園に行く時間があります。
- その時にもたてわり班になって、お弁当を食べたり遊んだり山を登ったりします。
- 1年生から6年生の皆で遊ぶことで、仲がとても深まるきっかけになります。
- このたてわり班活動は、当麻田小学校一人ひとりの心をつなぐものだと思っています。
- 四つ目は、つくりタイムです。
- つくりタイムとは、当麻田小学校にしかない時間です。
- つくりタイムは、「みんなで当麻田小学校を創っていこう」という思いから作られました。
- 当麻田スローガンをもとに、各学年・クラスで目標を考え、実践します。
- また、みんなで成果を共有し、お互いにアドバイスや深め合いを行っています。
- このつくりタイムは、当麻田小学校に欠かすことのできない大切な取組になっています。
- このように、当麻田小学校には、たくさんの良いところがあります。
- ほんの一部しか、紹介できなかったので、ぜひ、当麻田小学校のたくさんの魅力を見つけてみてください。
●グループ(2)【私たちの考える相模原市の良いところ】
- 僕たちのグループは、相模原市の魅力だと思うところを紹介します。
- まずはなんといっても「自然が豊かで美しいこと」です。
- 自然がきれいな場所というと蛭ヶ岳や陣馬山、相模湖などがあります。
- 私たちは、5年生の頃、やませみ宿泊体験学習で陣馬山に登りました。
- 山頂では雄大な景色が辺り一面に広がっていて、言葉では言い表すことのできない達成感を感じました。
- その自然を見に来た観光客もたくさんいると思うので、相模原市の魅力であると同時に、活性化にも貢献している一つの要素とも言えると思います。
- 次に「SDGsの貢献度」です。
- SDGsの貢献度は、全国5位でSDGsにもかなり貢献しているといえます。
- そして相模原市は、発展し続ける都市部と自然の調和や、共生社会の推進など高いポテンシャルが評価され、「SDGs未来都市」に選ばれました。
- 私たちは4年生の頃、総合的な学習でSDGsについて調べ、発表をしました。
- 一人ひとりの心がけ一つで、環境に優しいまちづくりにつながっていくので、一人ひとりが意識を高めていくことが大事だと感じました。
- だからこそ、この結果は、相模原市の皆さんがSDGsを意識して生活したからこそだと思います。
- 最後に紹介する魅力だと思うところは、JAXA相模原キャンパスで楽しめるというところです。
- JAXA相模原キャンパスは、丹沢山地を望む静かな環境に囲まれていて、宇宙に関する様々な謎について研究をしている場所です。
- 敷地内には、宇宙科学研究所のメインキャンパスと、宇宙教育センター、宇宙探査イノベーションハブの実験施設、そしてロケット・人工衛星搭載機器の基礎開発・試験を行う先端宇宙科学実験棟などが設置されています。
- このキャンパスの大きな特徴のひとつは、全国の大学の共同利用システムの役割も担っていることです。
- これは、各地で活動をしている宇宙科学の研究者たちの頭脳を結集できるよう配慮された重要なシステムであり、今後も様々な計画の策定と実行に、全国の大学の研究者たちの知恵が活かされていくことが期待されています。
- このようなキャンパスが相模原市にあるのは、相模原市の大きな魅力だと言えると思います。
- ほかにもスポーツが盛んなところや、気持ち良い温泉があること、自然を使ったラブレターなど、ここでは紹介できなかった魅力がたくさんあります。
- 改めて相模原市は、良い場所なのだと実感しました。
●グループ(3)【私たちの考える相模原市の課題】
- 僕たちは、相模原市の課題と改善点を紹介します。
- 一つ目の課題は、ポイ捨てが多いという点です。
- 自分たちの周りには、ごみが多く見られます。
- そして学年でアンケートを取ったときにも、ごみのポイ捨て問題が多く出てきました。
- 相模原市には、ポイ捨て禁止条例があるにもかかわらずです。
- 相模原市にごみが増えると、悪いイメージを持たれてしまい、相模原市に来る人が減ってしまいます。
- そこで、この問題を解決するための方法として自分たちが考えることは、ごみ箱を増やすことです。
- その理由は、ポイ捨てをしている人は近くにごみ箱がなくて、ごみ箱に行くのが面倒くさくてポイ捨てをしてしまっているのではと考えました。
- そのため、ごみ箱の数を増やせばごみ箱の中にごみを捨てるから、ポイ捨てをする人が少なくなるのではと思いました。
- ポイ捨てしたら罰ということも考えたのですが、皆が気持ち良くすごせる環境づくり、自分から進んで取り組めるようなものがあったら良いとも思いました。
- 課題の二つ目は、観光客の増加が少ない点です。
- (スクリーン中の表を参照)これは、NHKのサイトに掲載されていた外国人観光客の伸び率の表です。
- 残念なことに、相模原市は載っていません。
- コロナが落ち着き、海外からの観光客が来やすくなった今なので、外国人観光客を相模原市に呼び込むことが大切なのではないかと考えました。
- 日本の観光地として、外国人観光客に有名なものの1つにお城があると考えました。
- 相模原市の津久井城を復元して、観光客を増やしてみませんか?
- もちろんお金の面など色々と考えなければいけない面もありますが、もし実現したら、たくさんの観光客を呼び込むことができるのではないでしょうか?
- そして城下町を復元し、お土産やゆずなどの郷土料理を販売していくこともできると思います。
- そこでさらに、相模原市のアピールにもつながっていくと思います。
- このように、僕たちは色々と相模原市の課題や改善点を考えてきました。
- これを実現することができたら、もっと相模原市は良くなると思います。
●グループ(4)【まとめ】
- これまでの当麻田小学校の良いところ、相模原市の良いところ、相模原市の課題と改善点を紹介してきましたが、相模原市について調べてみて、改めて相模原市の良さに気付くことができました。
- もっと良い相模原市にしてくために、これからも皆さんで頑張ってほしいと思います。
- 僕たちも、今できることを一生懸命取り組みたいと思います。
市長コメント
●グループ(1)【当麻田小学校の魅力】
- 皆さん、貴重な発表をありがとうございます。
- 当麻田小学校の魅力について、皆さん、学校給食は美味しいですか(児童:美味しいです。)、栄養士や調理師さんが皆さんの健康づくりを考えて、色々と研究し作っている給食を美味しく食べていただき、とても嬉しく思います。
- 相模原市の台地で作られた野菜など、地産地消でこの地域で作られたものを食べていただけると嬉しくと思います。
- 来年度、相原中学校に多くの皆さんが通学されると思いますが、令和8年12月を目標に中学校給食の全員喫食を始めたいと思っています。
- 教室から見える山や、屋上から絶景と一緒に撮ったクラス写真も素敵だと思います。
- 皆さんが話す美味しいです、素敵ですという、喜びのある肯定的なお話は、聞いている皆がとても幸せになります。
- それから、異学年交流のたてわり活動ですが、1年生から6年生まで相原中央公園へ行く、当麻田ウォークという取組があることを知りました。
- たくさん兄弟がいる児童や一人っ子の児童もいると思いますが、異学年との交流のときには、低学年を引っ張ってくれたら嬉しく思います。
- このような、異学年交流という当麻田小学校の特徴を、次の後輩たちもずっと活かしていってほしいと思います。
- それから、つくりタイムですが、これも面白い取組で初めて知りました。
- 当麻田小学校も、これまで多くの先輩たちが卒業していきましたが、駅伝と同じで、その先輩たちからたすきをもらい、皆さんから5年生に渡して、今の5年生が卒業するときは、今の4年生に渡していきます。
- 皆さん、自分たちの学校は、大好きだと思いますが、皆さんが、年を重ねていき、お父さんやお母さん、お祖父さん、お祖母さんになったときに、自分たちの母校というのは、改めて良いものになると思います。
- それから、つくりタイムというのは、当麻田小学校ならではの歴史を皆さんが作っているものですから、大事にしてほしいと思います。
●グループ(2)【私たちの考える相模原市の良いところ】
- まず、自然が豊かでというところで、私も、都市と自然のベストミックスと言っているのですが、例えば、橋本にはリニアが来ます。
- 神奈川県民は、何万人いるか知っていますか(児童:わからない様子)、約920万人なので、相模原市民約72万人を除くと、約850万人が相模原市以外の32市町村にいます。
- そうした中で、私たちのまちの魅力を、インバウンドの外国人の方もそうですが、まず、神奈川県内の皆さん、相模原市内の皆さんにも知ってもらいたい。
- 例えば、神奈川県の920万人の6割の方々に対し、相模原市からお水を配分している水源地でもあります。
- 蛭ヶ岳の麓に神ノ川があるのですが、神奈川県内で一番高い山から流れてくれるので、とても綺麗です。
- SDGsの貢献度は、皆さんのおかげと思っており、行政がやろうと言っても、なかなか広がりません。
- 72万市民の皆さん、お子さんからシニア世代まで、皆ができることをやっていこうとして取り組んでいただいているものです。
- 一人ひとりの心がけで大きく変わるのがSDGsですから、ぜひ、SDGs未来都市にふさわしい相模原市にしていきたいと思います。
- JAXA相模原キャンパスのことは、私が知らないことも教えてもらって、とても勉強していると思います。
- JAXA相模原キャンパスも移転されて35年ほど経つのですが、市民の誇りで、このキャンパスに外国人の皆さんとか、市民の皆さんにも来てほしいと思います。
- 私は、南区に住んでいるのですが、緑区と南区と中央区は、それぞれ特徴が違い、緑区は都市と自然のベストミックスを凝縮したような色々ものが詰まっており、自然もいっぱいあり、リニアの駅もできるし、住みやすく、川や山もあり、星も綺麗で色々なところがたくさんあります。
- 緑のラブレターも、最近は少し年数を経過してきて、綺麗にしなくてはいけないという話をしており、藤野や中央高速道路に行くと見えるのですが、これも特徴だと思います。
- 中央区は、JAXA相模原キャンパスや市役所があるとか、米軍基地の返還で跡地のまちづくりができます。
- 南区は、相模の大凧を知っていますか(児童:知っている様子)、128畳分の大きさで約1トンの凧が上がりますので、5月には見に来てほしいと思います。
●グループ(3)【私たちの考える相模原市の課題】
- 課題ということで、ポイ捨てはダメです。
- これも一人ひとりの心がけでできることで、相模川ではクリーン作戦もやっています。
- 誰が歩いていても、ごみがないまちが良く、犯罪がないまちを作っていくのも、ごみが落ちてない綺麗なまちの方が犯罪は起きません。
- 綺麗なまちにしていきたいと思いますので、ごみが落ちていたらごみを拾うとか、捨てる人がいたら、駄目ですよと注意してください、おそらくその人も恥ずかしいなと思い、きっとごみを拾ってくれると思います。
- お話のあったごみ箱を増やすことは、一つの良い提案だと思います。
- 例えば、ごみ袋の有料化ですが、相模原市は今、ごみは、皆さんから税金を預かって、その税金を使って無料で出すことができますけれど、町田市、八王子市もごみ袋を有料化することによって、皆さんの意識として、今までたくさんのごみを出していたけれど、もう少し分別して、ごみに出す部分を減らそうとするようになりました。
- こうしたことで、ごみが減ってくるのではないかということもありますが、そうしなくても皆さんの意識でも減らせるものなので、児童の皆さんも、ごみを出さないようにしようと家の皆さんに伝えてほしいです。
- ごみは、資源にもできるし、減量化することによって、大きく私たちの生活が変わりますので、皆さんも心掛けてほしいし、私もポイ捨てする人がいたら、勇気を持って注意したいと思います。
- それから、課題の二つ目として、観光客が少ないと、よく調べてくれました。
- 相模原市も色々なシティプロモーションをお金や時間をかけて実施していますが、外国人の心に刺さっていません。
- 今は、テレビを見ないでユーチューブを見る方が多いと聞いているので、ユーチューバーを使ったらどうかと思い、提案しているのですが、実現していません。
- 私も市長になって、コロナ禍があったり令和元年東日本台風があったり、色々なことがありましたから、前例踏襲でこれまでこうやってきたから、次もこれで良いという話ではなくて、チャレンジする姿勢に変えてこうと言っています。
- 今まで、相模原市で実施しなかった取組など、私も、新しいことをやっていきたいと思うので、チャレンジしていきたいと思っています。
●グループ(4)【まとめ】
- 当麻田小学校の魅力、相模原市の良いところ、相模原市の課題、改善点、最後に色々なまとめをしてもらいました。
- 市内には、70校以上の小学校や義務教育学校があり、例えば、中央区の6年生が見る目や南区の6年生が見る目も、色々と違うと思います。
- 皆さんも、それぞれ感じ方が違うし、それがやがて自分の形になっていきますが、色々な人の意見を私は聞いていきたいと思っています。
- 皆さんも、これから色々なお仕事に就く中で、相模原市の職員になってみたいとか、学校の先生になってみたいとか、市議会議員になってみたいとか、市長になってみたいというように色々あると思うのですが、世の中にある仕事は、すべて大事な仕事です。
- 世の中にある職業は、どれも大事な仕事ですが、皆さんにお願いしたいのは、これから中学生、高校生になっていく中で、色々な夢をもってほしいと思っており、その夢を相模原市として、応援していきたいと思っています。
- 皆さんも、家庭環境や色々な教育を受けていると思うのですが、人生は一度だけですから、自分の人生は自分で作って、切り開いていく、きっと色々な人が応援してくれます。
- ぜひ皆さんには将来の夢をもっていただき、色々なお仕事があると思いますから、そこに向かって頑張ってほしいと思います。
質疑応答の主な内容
●:児童の発言 ◎:市長の発言
●質問者(1)
- なぜ、国会議員を辞めて、相模原市の市長になったのですか。
◎市長
- 私は、サラリーマンを経験したり、学生時代は、土木のアルバイトをしたり、色々な経験をしてきました。
- そして将来、政治家になろうと思い、県議会議員に立候補し32歳で当選して、地元で一番若い県議会議員として2期務め、その後、衆議院議員になりましたが、落選もして、皆に支えられて、また復活もしました。
- 相模原市長は、当時48歳で当選したので、それまでの市長の中で一番若い市長になりましたので、その記録を皆さんに破ってもらったら嬉しいと思います。
- なぜ、国会議員を辞めたかというと、相模原市が大好きで、相模原市のことを何かしたいと思い、県議会議員のときは、神奈川県全域のことを考えるし、国だったら法律を作るとか、皆さんの生活に関わることなのですけれど、相模原市から縁遠いお仕事が多くありました。
- 相模原市が大好きだから相模原市で仕事がしたい、相模原市の魅力をもっと発信していきたいと思い、当時、国会議員を辞めて、相模原市長になろうと思いました。
●質問者(2)
- 相模原市の橋本地域では、一人暮らしの高齢者が多いので、高齢者も安心して使用できる公民館を増やすことはできますか?
◎市長
- 今、相模原市は全国的に見ると、高齢化率は比較的に低い方ですが、高い地域はあります。
- 増やすことができるかというところでは、この橋本地区では、相原公民館と橋本公民館があり、橋本公民館は、シティ・プラザはしもと内にあります。
- すぐに増やしますとは言えませんが、今後、皆さんや地域の人たちが、公民館をもっと増やして、もっと皆が集まる場所にしてほしいという声が聞こえてくると、実施ができるかもしれませんので、皆さんもたくさん利用してもらうと良いと思います。
- 皆さんが本当に必要だという声が多くなってきたら、作っていきたいと思います。
●質問者(3)
- 向陽小学校の近くにある米軍基地について、相模原スポーツ・レクリエーションパークがありますが、近くの広い場所には何もありませんでした。何ができるのですか。
◎市長
- 米軍基地の相模総合補給廠は、JR相模原駅の北口にありますが、降りたことある人いますか(児童:少ない様子)、私も、高校生までは、相模原駅に行ったことはありませんでした。
- 橋本駅から3キロほど離れた相模原駅の北側に位置し、次の駅の矢部駅に向かって広がり、214ヘクタールというとても広い土地があるのですが、そのうちの今、15ヘクタールと、2ヘクタールがアメリカ政府から返還されている広い場所があります。
- その場所を今、どのようにしていこうかと考えています。
- どのようなまちづくりが良いかというところは、市役所でも相談しているし、市役所だけで考えては膨らみがなくなってしまうので、市民の皆さんの意見を聞いたり、専門の業者さんのご意見を聞いたりして、こんなまちになって良かったと、10年、20年後に思っていただけるような、まちづくりの絵を描いています。
- 相模総合補給廠の基地の返還と、橋本ではリニアの駅ができることをいかしたまちづくりをしていますから、一体的に首都圏南西部の広域交流拠点となる整備を行っていますので、ぜひ皆さん、楽しみにしてください。
●質問者(4)
- 潤水都市さがみはらとして、潤水をアピールする方法はありますか。
◎市長
- 潤水都市さがみはらのマークがありますが、皆さん知っていますか(児童:知っている様子)、このマークは、誰が考えたか知っていますか(児童:わからない様子)、サレジオ工業高等専門学校の生徒さんが提案したものが選ばれました。
- 神奈川県の水源地として、相模原市内に湖はいくつあるか知っていますか、津久井湖、相模湖、城山湖、宮ヶ瀬湖、奥相模湖の5つの湖があります。
- 山もたくさんあり、市域の約6割が森林で、杉や檜の人工林が多いことから、枝打ちや間伐などの手入れをすることで、山も水を貯える保水機能を持ち、晴れの日でも相模川などは水が流れています。
- 一番上流域は富士山で、そばの山中湖から桂川を通じて、相模川に流れてきますが、プラスして、相模原市内の山々で蓄えられた水も一緒に流れ出ていて、相模原市から神奈川県民の約6割の人に、お水が届いています。
- 相模原市の強みであるお水を神奈川県民の皆さんに届けている地域だということを知ってもらい、それをもっと宣伝できるように、潤水都市さがみはらをもっと広めていきたいと思います。
●質問者(5)
- 橋本にリニアが来ると思うのですが、相模原市ではリニアをどうアピールしていきますか。
◎市長
- 橋本から1時間で移動できるところに約985万人がいますので、上手にまちづくりをすると、橋本からリニアに乗って行ってくれますし、橋本に降りたいと思う人も増えると思います。
- リニアに乗りたいと思っている人も神奈川県内にたくさんいますが、県内に一か所しか駅ができませんので、相模原市は、これから大きく発展する可能性がたくさんあります。
- その可能性を市役所の職員だけで考えたら、膨らまない可能性があるので、市民の皆さんの意見をたくさん聞いて、今日は、当麻田小学校6年生の意見を聞きながら、地域や企業など色々な人の意見を聞いて、良いまちにしていきたいと思います。
- 橋本は、神奈川県内で唯一リニアの駅ができるというリニアインパクトがあるまちで、非常にチャンスですので、チャンスを活かしていきたいと思っており、しっかりシティプロモーションをして、乗りたい人もそうですけれど、降りたい人を増やしていきたいと思っていますので、一緒に相模原市の魅力を考えてもらい、ピーアールしていきたいです。
- インバウンドとして、例えば、外国から羽田空港に来て、羽田から品川まで10分から20分ほどで移動し、品川からリニアに乗って10分ほどで相模原市に来ることができ、相模原市を降りたくなるまちにすれば、外国の人も多く訪れると思います。
閉会
◎市長メッセージ
- 当麻田小学校6年1組、2組の皆さん、ありがとうございました。
- 皆さんは、家の人や地域の人に愛されて、生まれ育ってきたと思っていますから、この一度きりの人生を、お祖父ちゃんやお祖母ちゃんになって振り返り、自分自身で良かったと思えるような人生にしてほしいと思います。
- 家の皆さんも、一生懸命に働いて、家族を守ってくれています。
- 同じように皆さんも将来、人生それぞれで良いと思いますが、自分が生きていくためには、お仕事をすると思いますので、自分の絵を描いていただきたいです。
- それから、大谷選手のグローブが届きましたが、相模原市は、教育委員会の皆さんが知恵を絞り、校長先生も含めて皆で相談して、キャッチボール用のボール2個と大谷選手に関する本1冊を市内の小学校等へ配付しました。
- ちょっとした知恵というか、サービスというか、さらに肉付けをして、ボール2個や本を付けるというアイディアを出した大貫校長先生や教育委員会は、素晴らしいと思っています。
- これからの人生では、色々なことがありますから、例えば、あの人が幸せになって悔しい、辛いとかではなくて、人が幸せになることは、自分も幸せになれる唯一の近道だと思うので、周りが幸せなときは、皆で喜んで応援してあげる、周りに辛い人や悲しい気持ちの人がいたら相談に乗ってあげて、皆で応援して励ましてあげる、こういう大人であってほしいと思います。
- 皆さん、いきものがかりの「ありがとう」という歌は、知っていますか(児童:知っている様子)、ありがとうという言葉は、大事だなと思っていて、ありがとうという言葉を素直に言える人でいてほしいです。ありがとうという言葉を入れることによって、皆が幸せになりますから、魔法の言葉だと思っています。
- 魔法の言葉と言ったら言い過ぎかもしれませんが、ぜひ、皆さん、ありがとうという言葉を常に胸に秘めながら、これからも頑張ってほしいと思います。
- 今日は、ありがとうございました。
主な意見、提案と回答
1 橋本地域では、一人暮らしの高齢者が多いので、高齢者も安心して使用できる公民館を増やすことはできますか。
相模原市は全国的に見ると、高齢化率は比較的に低い方ですが、高い地域はあります。
すぐに増やしますとは言えませんが、皆さんが本当に必要だという声が多くなってきたら、作っていきたいと思います。
2 米軍基地について、相模原スポーツ・レクリエーションパークがありますが、近くの広い場所には何ができるのですか。
15ヘクタールと、2ヘクタールがアメリカ政府から返還されている広い場所があり、その場所を今、どのようにしていこうかと考えています。
市民の皆さんの意見を聞いたり、専門の業者さんのご意見を聞いたりして、こんなまちになって良かったと、10年、20年後に思っていただけるような、まちづくりの絵を描いています。
3 潤水都市さがみはらとして、潤水をアピールする方法はありますか。
相模原市内に津久井湖、相模湖、城山湖、宮ヶ瀬湖、奥相模湖の5つの湖があります。
相模原市の強みであるお水を神奈川県民の皆さんに届けている地域だということを知ってもらい、それをもっと宣伝できるように、潤水都市さがみはらをもっと広めていきたいと思います。
4 橋本にリニアが来ると思うのですが、相模原市ではリニアをどうアピールしていきますか。
橋本は、神奈川県内で唯一リニアの駅ができるというリニアインパクトがあるまちで、チャンスを活かしていきたいと思っており、しっかりシティプロモーションをして、乗りたい人もそうですけれど、降りたい人を増やしていきたいと思っていますので、一緒に相模原市の魅力を考えてもらい、ピーアールしていきたいです。
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