令和元年度 第7回 タウンミーティング「まちかど市長室」開催結果(報告)
- 実施日:令和2年1月26日(日曜日)午後2時00分から3時30分まで
- 会場:緑区合同庁舎 4階 集団指導室
- 参加者:4名
- 傍聴者:4名
- テーマ:あなたの好きな「さがみはら」は?
意見交換の主な内容
参加者からの意見
- 79歳になるが、相模原市の介護相談員として週5日活動している。市内には33人の介護相談員がいるが、これは厚生労働省が始めた制度で、これを取り入れるかどうかは各自治体に任せているそうだが、相模原市はこの制度に力を入れて取り組んでくれている。相模原市がソフト面にも力を入れてくれているということに感謝している。
- お金を掛けずにできることして、「介護相談員が訪問している特別養護老人ホーム、有料老人ホームに『介護相談員訪問施設』という看板をたてる」ことを提案したい。この看板を取り付けることで、外部の風をとりいれている、透明化を図っているということが伝わり、また相談員のプライドも保つことができると考える。これを是非お願いしたいと思っている。
- わたしの好きな相模原は、緑区で申し上げると都心の橋本と自然いっぱいの旧4町がコラボしているという点。山、川、湖と自然と資源豊かな緑区が好き。合併後は防犯灯が小型LEDに変わり、多く設置された。澤井には公共下水道は入らないが、個別の高度浄化槽が設置されているため、沢井川の水質が良くなった。
- 防災無線についてお話したい。昨年の議会の場でも議題にあがっていたかと思うが、各戸に購入してもらい、家の中で防災情報を知ることができる体制づくりをしてもらいたい。群馬県の板倉町役場で防災ラジオを活用し効果が出ているという話を聞いたことがある。是非よろしくお願いしたいと思う。
- 宇宙とロボットに興味があり、結婚を機にロボット産業特区である相模原市に引っ越してきた。私の好きなさがみはらはJAXA宇宙科学研究所があるという点。その利点を活かし、JAXA職員の市内学校への派遣など、児童と職員が直接交流できる場を作ることができるのではないか。
- 相模原はロボットで売るには物足りないところがあると思っている。市外の人を呼び込む体制づくりが必要ではないか。先ほどお伝えしたJAXAとのコラボについての話だが、年齢が上がっていくにつれて、理科が難しいと感じる子が増えていく。小中学校の授業の中でどれだけ魅力を感じることができるかが大切になるので、JAXAとのコラボや相模原市の自然を用いた授業ができたらよいのではないか。
- 市職員の役職について、主事から主任に昇格する際、昇級試験を実施するべきだと考える。相模原市には政令指定都市としてふさわしい都市となってほしい。前回のまちかど市長室でも職員のレベルアップについて意見を述べたが、はっきり言ってまだレベルアップしているとは言えない。
緑区長からのコメント
- 市の高齢者福祉の取組について認めていただいたという点は非常に有難く思う。
- 『介護相談員訪問施設』という看板を設置する件について、素晴らしいご意見だと感じた。所管部署と協議をさせていただいて、取組ができるようにしたいと感じた。
- 緑区については合併の関係で様々なご意見を頂戴しているが、中でも合併したことで自然資源や観光資源などが加わったことによって新たな魅力が備わってきたと感じている。一方スピーディーな対応を行っていくという課題も出てきているので、改善してまいりたいと思っている。
- 自然とのミックス、子ども関連の提案について、とても素晴らしいご発言をいただいた。
- 人事についてのお話について、自治体によって様々な体制を取らせていただいている。昇級については経験年数等で判断をさせていただいているところ。様々な行政課題に対するご意見について、できることできないことがあるかと思うが、短期間でできることについてはなるべく短期間で対応するよう努めているところである。
- 10月の台風では緑区も被災した経緯があり、地域の代表の方から防災に関するご意見をお伺いしているところだが、ほぼ全ての地域の方から、防災無線の話を頂いており、ひばり放送が聞こえない等といった声も頂戴している。市民からも厳しいご意見を頂戴しているので、早急に対応していきたいと思っている。
- ロボット関連の取組の情報発信方法についてお話を頂戴したが、相模原市が不得手な点だと感じている。ロボット関連について、全国の中でも先進的な部分を占めているので、発信方法については考えていかなければならないと思っている。ロボット産業特区である点は相模原市の大きな売りのひとつである。
市長からのコメント
- 現在も介護相談員として活動しているとのことで心強く思う。また市の取組に対する評価もしていただき、ありがとうございます。相模原市はリニア新幹線、JAXAなどハード面に着目されがちだが、ソフト面について政令指定都市の中でも力を入れて取り組んでいるものの、発信力がまだ弱いところがある。職員にも自信を持って相模原市について発信していってもらいたいと思っている。ソフト面に対する取組の大切さを再認識した。
- 高齢の分野では認知症のケアに力を入れたいと思っており、明日私も認知症サポーター養成講座を受講する予定で、市長事務部局の職員全員に資格を持ってもらおうと思っている。先ほどお伺いしたご提案については、明日健康福祉局長に会う機会があるので相談してみる。
- 相模原は都市と自然のベストミックスのまちを目指している。リニア新幹線の新駅が橋本にできるが、車で5~10分のところに小松・城北地区というところがあり、蛍を見ることができる。そんな景観が保存されているところは少ないのではないか。今日沢井川で蛍が見えるというお話も伺ったので、蛍が見える場所を是非教えていただいたので、お邪魔したいと思う。
- 昨年の台風19号の災害において、津久井地域はじめ非常に甚大な被害があった。市民の皆様から「ひばり放送が聞こえない」というご意見を多く頂いており、課題と認識している。また議員の方にも家の中に防災無線機を付けたほうがいいのではという話を頂いている。群馬県の板倉町でも防災ラジオの実用に取り組まれているとのことで、今度調べてみようと思う。被災された皆さんに寄り添いながら、復興に努めてまいりたい。オリンピック自転車ロードレースも7月25、26日に開催されるが、その開催を復興のシンボルにしたい。今日頂いた無線の話はしっかり取組を進めていきたい。
- これから多くの人が相模原市に移住されてくることを期待しており、緑区がそのキーポイントになると思っている。JAXAが相模原市にやってきて昨年で30周年を迎えた。これからもっとコラボをしていきたいと思っている。宇宙関心度も高まっているので、これから期待したいところである。子どもたちとの交流も増やしていきたい。また気づいたことがあったら教えてほしい。
- ロボット関連の取組については経済産業省、内閣府、県からよくやっていると評価を頂いているが、黒岩県知事からそれを発信できていないと言われている。市職員は良くやってくれていると思うが、シャイな職員が多い。職員にはチャレンジをしてもらい、わくわくできるまちにしていきたい。ロボットについても打ち出し方を考えていきたい。
- 市の職員は教職員合わせて約8,000人おり、一人ひとりが市長になったつもりで想像しながら発信してほしいと常々言っている。現在行財政構造改革プランを策定中で、3月までに案をまとめ、6月に提出予定である。この課題を後世に回してしまうことは避けたい。今やるべきことは逃げずにやっていきたい。
- 神奈川県の約6割の水が相模原市から給水されている。今回の災害から、水源林の整備ができておらず、山が荒廃していることが分かった。水源林を持つ自治体として、整備をしっかりやらなければといけない。また津久井産材を積極的に利用していきたい。オリンピックのビレッジプラザでは津久井産材が使われているのでそれを見に行く予定。オリンピック後はそれを返却される予定で、レガシーとしての利活用についても考えていく。神奈川県の約6割の水が相模原市から供給されているので、そのことについてももっと多くの人に知ってもらうためにも、ご指摘いただいたPRについて考えていきたい。
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