平成28年3月の区長レポート
3月26日 幻想的な空間「小原宿ライトアップ」
寒の戻りを感じさせるこの日、本陣や甲州街道沿いに数々の明かりが灯され、幻想的な空間が演出される「小原宿ライトアップ」に行ってきました。
ライトアップが行われる小原宿本陣は、江戸時代の宿場町の面影を残す、神奈川県内に現存する唯一の本陣であり、県の重要文化財にも指定されています。
本陣内では、小原地域の方々によるおやきや豚汁、うどんが販売されており、私も豚汁をいただきましたが、寒いこの夜に心から温まる思いでした。
また、女性の方には、簡単に装着できる着物を着て、本陣を見ていただくという試みが行われていました。着物を着られた女性の方は寒かったかもしれませんが、ライトアップされた本陣と和装はとても良く似合っており、地元の方の新しいアイデアに、地域で小原宿本陣を盛り上げていこうという熱意が感じられました。
これからも地域の観光資源を活用したこうした取り組みを、積極的に進めていただきたいと思いました。
3月26日 春の訪れを告げる「城山かたくりの里」
春の訪れを告げるカタクリの花が見ごろになったとお聞きし、「城山かたくりの里」に行ってきました。
カタクリの花は薄紫色のユリ科の多年草です。花びらの形のかわいらしさや、うつむき加減に咲く可憐な姿が特徴で、花言葉は「初恋」だそうです。
ここ「城山かたくりの里」は、個人が所有する山林に群生するカタクリを公開しているもので、約30万株のカタクリが咲き誇り、その美しさから「かながわ花の名所100選」にも選定されています。また、カタクリ以外にもたくさんの野草や樹木が植栽されており、いろいろな花を愛でることや、清らかな香りを楽しむこともできます。私も園内に入ると、薄紫色の絨毯のようなカタクリの群生とやさしい花の香りに包まれ、一瞬にして春を五感で感じることができました。
全国的にも珍しいと言われている白色のカタクリが数本咲いていましたが、この後は黄色のカタクリや様々な花が咲き始め、まだまだ花を楽しむことができるそうです。
かたくりの里周辺には、城山湖から峯の薬師、高尾山へといったいろいろなハイキングコースがあります。ぜひご家族でお出掛けしてみてはいかがでしょうか。
3月20日 峰山の自然と温泉を楽しむ「第4回峰山トレイルレース」
第4回目となる峰山トレイルレースは、朝方まで降っていた雨もすっかり止み、春の陽差しの中での開催となりました。
このレースは峰山の自然を舞台としたもので、コースは1周約14km、標高差約300m、時間制限無しという、比較的ビギナー向きのものです。一般参加の他にも、親子2人組で参加する親子の部も用意されており、市内外から大勢の選手が集っていました。私もレースのスターターを務めさせていただき、選手の皆さんと一緒に緊張感や高揚感を味わわせていただきました。
このレースの参加者には藤野やまなみ温泉の入浴券も配られるため、早春の峰山地域の自然を満喫しながら、走り終えた後には温泉での入浴も楽しめます。また、会場の藤野南小学校校庭では、「牧郷豆の会」の皆さんから豚汁が振舞われ、まさに地域が一体となってイベントに協力し、選手の皆さんをもてなしていました。これからも、地域との交流を大切にしたレースを続けていただきたいと感じました。
3月19日 笑顔も満開のまちづくりを「さくらさくプロジェクト」の植樹式
市では、シティセールスの重点戦略「さくらさくプロジェクト」として、市内各地で桜の植樹に取り組んでいますが、この日は、城山湖里地里山振興協議会の協力のもと、城山湖野球場で桜の植樹式が行われ、私も参加いたしました。
城山湖野球場の周辺は、地域では古くから「雨降(あめふらし)」という地名でも呼ばれているそうです。その名のとおり、雨が降る中での植樹となりましたが、恵みの雨に、桜もきっと喜んでくれているという気持ちで、地域の子どもたちと一緒に植樹をさせて頂きました。
緑区には桜の名所がいくつもあります。地域によって気温の差があるためか開花時期も少し異なり、区内では比較的長い期間、桜を楽しむことができます。各地域にお伺いしながら、皆さんの笑顔とともに、満開に咲き誇る桜を見ることが春を感じる大きな楽しみでもあります。
3月19日 地域の熱意が育む「阿津桜」
相模湖地区の阿津川沿いや相模湖林間公園入口の周辺に約250本の河津桜が植えられていることをご存知ですか。この河津桜は、阿津川の活用を図ろうと平成14年に地域の有志の方々により植樹されたことが始まりとのことで、「河津」に漢字が似ている「阿津」という地名にちなんで「阿津桜」と呼ばれ、多くの人々に親しまれています。
この日は、地域の方々による阿津桜まつりが開かれているということで、お伺いしました。会場となっている林間公園入口近くの広場は日当たりが良好ということもあり、すでに見ごろは過ぎていましたが、阿津川沿いではちょうど満開を迎えていて、きれいなピンク色に咲き誇る桜並木の風景は、息を呑む美しさでした。
高齢化により活動の担い手を確保することが課題とのことでしたが、阿津桜を通じて地域を盛り上げていきたいというお話をお聞きし、その熱い思いと、この美しい阿津桜は次の世代にも引き継がれていくものと確信いたしました。
3月19日 パイプオルガンの音色に地域の温もり
パイプオルガン製作の第一人者として、世界で活躍されてきた横田宗隆さんの工房とパイプオルガンの完成コンサートを拝見させていただきました。
横田さんは、約40年ぶりにスウェーデンから帰国し、昨年から藤野地区の牧野に工房を構え本格的にパイプオルガンの製作活動をされています。コンサートでは、横田さんが製作されたパイプオルガンが披露されたほか、ヴァイオリンやヴィオラ、チェロも演奏に加わり、世界を舞台に活躍させている方々の美しく荘厳な音色に、来場された方々は時間がたつのも忘れて聞き入っていました。
横田さんは、藤野の資源と魅力は「人」であるとおっしゃっていました。また、作品にはその地域の特性や温もりが現れるともお伺いしました。まさに、芸術のまち藤野が持つ温もりと熱意、力強さを感じることができました。
3月13日 秋葉神社の火祭り
相模湖地区横橋の秋葉神社の火祭りにお伺いしました。
山頂の秋葉神社から運ばれた種火が、参道入口に並べられたたくさんの松明に灯されました。一斉に灯された松明の明かりはとても力強く、幻想的で感動しました。また、会場では地域の方々による甘酒やとん汁が振舞われ、冷えた身体にとても染み渡りました。
この祭りに用いられる松明は、肥松(ひで)と呼ばれる松の根から作られた割り木を青竹の先に挟む形で、1本1本作られています。また、それぞれの松明はこの地域の各戸を表しており、これを燃やすことで火防、厄除け、家内安全を祈願しているとお聞きしました。
この火祭りは古来の伝統を受け継いで今日まで行われてきたものです。古き良き伝統が現代に伝わる緑区の魅力を、またひとつ再確認出来た1日でした。
3月12日 白一色に染まる、「本沢梅園まつり」
城山湖近くの本沢梅園で開催された「本沢梅園まつり」に行ってきました。
本沢梅園では3ヘクタールの敷地に、約1000本の梅が栽培されています。
3月5日から21日まで一般開放され、その梅の花で斜面が白一色に染まった「本沢梅園まつり」が開催されました。
会場では特産品の販売や太鼓の演奏などの催しも行なわれ、梅を見に来た方々を暖かく迎えていました。
枝の剪定や下草刈りなど、年間を通して梅園の管理をされている川尻財産区や造林組合の皆さんの苦労が、この綺麗な花となって今日の日を迎えられていると感慨を新たにしました。
6月には梅もぎも予定されており、周辺の観光スポットと一緒に、ぜひ多くの方に楽しい時を過ごしていただくようご案内いたします。
3月6日 津久井城まつり 甲冑劇「津久井衆、河越出陣!」
県立津久井湖城山公園で開催された「津久井城まつり」に伺いました。
まつりの呼び物は、公園を中心に甲冑を着用して津久井の歴史を紹介する活動を行なっている「津久井衆甲冑隊」の皆さんによる甲冑劇です。
演目は戦国時代の初期、小田原北条が約10倍の兵力の差を覆して勝利し、その後の関東地方の力関係を決定づけた「河越合戦(河越(かわごえ)夜戦(よいくさ))」です。不明な点が多いといわれる合戦ですが、津久井衆の活躍を織り交ぜたオリジナル脚本で観衆を沸かせます。途中で音声の電源がダウンし、大きな声で台本を読むといったハプニングもありましたが、最後まで演じきった「津久井衆甲冑隊」の皆さんと、応援出演された「はやぶさ隊」の皆さんに惜しみない拍手が送られました。
津久井城を中心とした戦国時代の歴史は、まだまだ未発掘の部分が多く、一つひとつ掘り起こしていくことが大事だと思います。今後は、甲冑隊の皆さんとも連携し、津久井の貴重な歴史や文化を紹介してまいりたいと考えております。
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