犬の飼い方について

犬を飼うということ

新たに犬を家族として迎え入れたら、犬の飼い方や病気の知識だけではなく、犬の習性や考え方も理解し、犬とのきずなを深めましょう。飼い主と飼い犬の素敵な関係ができたら、楽しい犬との生活の始まりです。

犬をつないで飼いましょう

放し飼いは条例で禁止されていますので、普段からつないで飼いましょう。また、散歩のときも必ずリード（つな、クサリ）をつけましょう。また、古くなった首輪やリード（つな、クサリ）は切れてしまうことがありますので、早めの交換を心がけましょう。

飼い犬をしつけましょう

飼い犬が人間社会の一員として暮らすためには、しつけをする必要があります。
しつけが不十分だと、問題行動や事故などにより、ご近所関係の悪化や、けが、死亡など、飼い主、飼い犬ともにつらい思いをすることになります。本などを参考にして、小さい頃からしっかりとしつけましょう。
相模原市では、犬のしつけ方教室を実施しています。

• 犬のしつけ方教室

参考　おうちのペットの正しい飼育方法をアドバイス

• わんにゃん暮らしのアドバイス（国立大学法人東京農工大学のページ）（外部リンク）

周囲の人に迷惑をかけないようにしましょう

犬の放し飼いや鳴き声、フンの放置などの苦情が多数寄せられています。
世の中には犬が苦手な人もいるし、許容範囲も人それぞれです。特に、犬小屋などの飼育場所とその周囲はいつも清潔に保ち、ノミやダニなどの寄生虫の駆除、病気の予防に努めましょう。
周囲の人に迷惑を掛けないように心がけ、気持ちよく犬を飼えるようにしましょう。飼い主の一人一人の心づかいが、社会における飼い犬の地位向上につながります。

散歩のときのマナー

必ずリード（つなやクサリなど）につないで散歩をしましょう。また、リードを長くしすぎると、人や他の動物をかんでしまったりと思わぬ事故につながることもあるため、犬を制御できる長さにしましょう。
また、飼い犬が路上でフンをしてしまったときは、必ず持ち帰りましょう。散歩のときは、持ち帰るための用具（ビニール袋やちり紙など）を持ってから家を出ましょう。
また、オシッコについても後始末（洗い流す）を求められる時代となっています。ご家庭にあるもので簡単に作ることができる「ペットシャワー」を試してみませんか。

• ペットシャワー（PDF 180.5KB）

人や他の犬をかんだとき

飼っている犬が人や他の犬をかんだときすみやかにご連絡ください。飼い主には事故届の提出と再発防止の義務があります。

一生涯犬の面倒を見ましょう

犬は10年以上生きる動物です。体調をくずしたり、ケガをすることもあります。年をとれば病気にかかりやすくなり、介護が必要となることもあります。犬の健康管理のためにかかりつけの動物病院を持ち、いつでも相談できる関係をつくりましょう。日頃から様子をよく観察し、食事管理等により病気を予防しましょう。殺虫剤などの化学薬品の使用や、タバコの誤食、受動喫煙の害に気をつけましょう。また、健康維持と精神安定のために適切な量の運動が必要です。飼っている犬の体格、年齢、健康状態に見合った量の散歩をしましょう。飼い主と犬は信頼関係によって結ばれています。それを裏切らないように、犬の面倒を最期までしっかりと見ましょう。

不妊去勢手術のお願い

犬は1回の出産で、数頭の子犬を産みます。飼育頭数が増えると、飼育管理が困難となることがあります。
子犬が産まれても育てることができないと分かっているときは、不妊去勢手術を受けましょう。

災害対策をしましょう

急な災害に備えて、ペットフード、水、ペットシーツ等の避難用品や備蓄品を準備しておきましょう。また、避難所等でのトラブルの防止のためにも、日頃からしつけや健康管理をしっかりすることが重要です。

• ペットのプロフィールシート（PDF 104.3KB）

避難先でのペットの健康管理や飼い主の明示に有効なプロフィールシートです。避難用品のひとつとして準備しておきましょう。

飼えなくなったとき

やむをえない事情で飼えなくなったときは、愛情と責任をもって飼える方を探してください。どうしても見つからなかった場合はご相談ください。