デング熱
デング熱とは
デングウイルスに感染したヒトを蚊(国内ではヒトスジシマカ)が吸血すると、蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊に刺されることで感染します。蚊を介して感染が拡がるため、ヒトからヒトに直接感染することはありません。
デング熱とは、デングウイルスが感染しておこる感染症で、発熱、頭痛、筋肉痛や発疹などが主な症状です。まれに重症化して、早期に適切な治療が行わなければ死に至ることがあります。多くの場合、1週間程度で回復しますが、特異的な治療法はなく、対症療法が主体となります。
デング熱等の感染が疑われる場合は、早期に医療機関を受診しましょう。
【注意喚起】デング熱等の感染が疑われる場合は早期に医療機関を受診しましょう。
市民の皆様へのメッセージ
デング熱は、蚊に刺されることによって感染する疾患です。
デング熱は急激な発熱で発症し、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔気・嘔吐などの症状が見られます。
通常、発症後2~7日で解熱し、発疹は解熱時期に出現します。デング熱患者の一部は重症化してデング出血熱やデングショック症候群を発症することがあり、早期に適切な治療が行われないと死に至ることがあります。
重症化のリスク因子として、妊婦、乳幼児、高齢者、糖尿病、腎不全などが指摘されています。
デング熱の発生地域へ渡航する場合は、長袖・長ズボンを着用したり、蚊の忌避剤(虫よけスプレー等)を使用したりして、蚊に刺されないように注意してください。
また、海外からの帰国者は、体調に異常がある場合は、到着した空港等の検疫ブースで検疫官に申し出てください。帰国後に症状が認められた場合は、医療機関を受診し、海外への渡航歴を告げてください。
潜伏期間
2日~14日(多くは3~7日)
感染経路
ウイルスに感染した媒介蚊(ヒトスジシマカやネッタイシマカ)の吸血によりヒトへ感染
感染予防
予防としては、蚊に刺されないことが大切です。
具体的には、次のことに注意しましょう。
- 長袖、長ズボンを着用し、素足でサンダルを履かないなど、肌の露出を避ける。
- 蚊の忌避剤(虫よけスプレー等)を使用する。
- 蚊幼虫の発生源を作らない(古タイヤや植木鉢の受け皿などの水溜りをなくす)。
蚊の調査について
平成26年8月、約70年ぶりにデング熱の国内感染が確認されたことに伴い、市では平成27年度から、デング熱等の感染を未然に防ぐことを目的として、市内に生息するデングウイルス等媒介蚊のウイルス保有状況について定点調査を行っています。
6月から10月までの間、毎月1回定点調査を実施し、結果を掲載します。
(医療機関の人へ)デング熱・ジカウイルス感染症が疑われる患者さんへの指導のポイント
- 蚊に刺されないように長袖シャツ、長ズボンを着用し、裸足でサンダルをはかないようにしましょう。
- 蚊に刺されないように虫除けスプレー等を適切に使用しましょう(虫除けは医薬品・医薬部外品のものを説明書どおりに使いましょう)。
- 診断結果が出るまでは献血と性行為を控えましょう。
- 同居のご家族や旅行・野外活動などに同行した人も上記に気をつけ、もし発熱や体調不良(発疹、筋肉痛、結膜炎など)が出現したら直ちに医療機関を受診しましょう。
※詳細は次の蚊媒介感染症の診療ガイドライン等をご覧ください。
参考ホームページ
厚生労働省の啓発ポスター、リーフレット
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このページに関するお問い合わせ
疾病対策課
住所:〒252-5277 中央区富士見6-1-1 ウェルネスさがみはらB館4階
電話:042-769-7201(感染症対策班)
電話:042-769-8346(予防接種班)
電話:042-769-8324(難病対策班)
ファクス:042-750-3066
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