受水槽の衛生管理について

受水槽の衛生管理について

飲料水の供給に受水槽等の設備を用いる場合、受水槽の設置者は、次のとおり受水槽を適切に管理する義務があります。

受水槽、高置水槽の清掃

• 回数　年1回
• 内容　専門の清掃業者に委託することが望ましい

水槽等の点検

• 回数　随時
• 内容
  • 水槽に亀裂やヒビ割れがないか
  • 水槽内にサビなどの沈でん物や汚れがないか
  • 通気管、オーバーフロー管の管端部の防虫網の破損はないか
  • 水槽周辺の清掃がなされているか
  • マンホールの施錠は完全か
    （注）水槽等の点検で施設に欠陥を発見したときは、速やかに施設の補修等、必要な措置を講じること

水の外観状況

• 回数　随時
• 内容　受水槽から一番遠い給水栓（蛇口）における水の色、濁り、臭い、味について異常がないか
  (注)異常を認めたときは、水質検査を行うこと

残留塩素濃度

• 回数　必要に応じて
• 内容　受水槽から一番遠い給水栓（蛇口）において、残留塩素を1リットル当たり0.1ミリグラム以上に保持すること

給水の停止

給水する水が人の健康を害するおそれがあると知ったときは、直ちに給水を停止し、利用者に知らせるなど、速やかに適正な措置を講じること

圧力タンク

各施設に飲料水を供給する方法として圧力タンクによる給水方法がありますが、圧力タンクの点検や部品等の交換を怠ると、劣化により大きな事故の原因となる可能性があります。大きな事故の中には死傷事故となる事例もありますので、日々の点検及び管理を適切に行うようにしましょう。

水道施設等の圧力タンクについて、特に以下の点に注意しましょう。

• 異常があるときは、専門家に相談しましょう。
• 定期的な点検を行うようにしましょう。
• 設備の耐用年数等を把握し、適切に設備の更新を行いましょう。
• 使用上の注意点は、わかりやすいところに掲示しましょう。
• 圧力タンクの上に物を置いたりしないようにしましょう。