感染性胃腸炎
感染性胃腸炎は、ウイルスや細菌または寄生虫など多種多様な病原体による感染症です。
- 季節
いろいろな病原体が原因となっているため年間を通じ発生があります。一般的に、冬季の感染性胃腸炎の原因はウイルス性のものが多くなり、冬季の前半にはノロウイルスによる胃腸炎が多く、後半から春にかけてはロタウイルスによる胃腸炎が多くなります。 - 好発年齢
子供から老人まで全ての年齢層で発症が認められますが、幼児や学童が中心となっています。 - 潜伏期間
原因となる病原体の種類と量、病気に対する抵抗力により違いますが、10時間から2日間くらいが多いようです。 - 症状
原因となる病原体にもよりますが下痢、嘔吐(おうと)、腹痛、発熱などです。原因によって、熱や下痢の始まる順番や強さが違ったり、便に血が混じったり、白くなったりします。
感染を予防するには
手洗いの励行(れいこう)が基本となります。
- 手洗いは、指先、指の間、手のひら、手の甲、手首に石けんをつけてよく泡立て、流水で十分洗いましょう。特に調理の前、食事をする前、トイレの後、オムツを替える前後は忘れずに!
- タオルの共用は避けましょう。
- 吐物(とぶつ)、便は感染源と考え手袋をつけて処理しましょう。
- 吐き気のあるときには、エチケット袋など吐物受けを身近に置きましょう。
- 蛇口、ドアノブ、水洗レバーなどの消毒には塩素系消毒薬(ただし、金属が腐食する可能性があります)も有効です(床などに吐いたときは、床の消毒もしましょう)。
- 下痢の人がいる家庭では、シャワーにしましょう。
かかってしまったら
十分に水分を摂取し、脱水症状に注意しましょう。特に免疫力の弱い乳幼児や高齢者は水分と栄養の補給に気をつけ、体力が消耗しないようにしましょう。
学校保健法における取り扱い
学校保健法では「第三種の伝染病」の「その他の伝染病」に区分されており、「下痢・嘔吐症状から回復した後、全身状態のよい者は登校可能である。」とされています。登校・登園停止になってしまった場合でも、相模原市では「治ゆ証明書」は必要ありません。
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