令和3年度 11月定例記者会見
令和3年11月9日
- 日時 令和3年11月9日(火曜日)午前11時00分~11時50分
- 場所 市役所第2別館3階第3委員会室
(市長)
皆さん、こんにちは。大変今日は午前中から雨が降っておりますが、お風邪などひかれませんように、どうぞお気を付けてお過ごしいただきたいと思います。
はじめに、先ほど鹿児島県肝付町から打ち上げられました、JAXAの「イプシロンロケット5号機」についてでございます。この「イプシロンロケット5号機」には、青山学院大学の「速報実証衛星・ARICA」も搭載されており、宇宙空間での実証実験の成果が期待されております。今回の打ち上げに尽力されたJAXAの皆様、多くの関係スタッフの皆様に深く敬意を表するとともに、このロケットに搭載された「ARICA」をはじめとする実証プログラムが、日本のますますの技術革新へと繋がっていくことを、72万市民とともに祈念いたします。
次に、「はやぶさ2」が小惑星リュウグウから持ち帰ったサンプルの公開についてでございます。お手元に資料がございますので、ご覧いただきたいと思いますが、昨年12月6日、小惑星探査機「はやぶさ2」は、小惑星リュウグウからサンプルを採取し、格納したカプセルを地球に帰還させ、世界中から注目を集めました。本年3月には、世界初となるカプセル公開を行ったところでございますが、この度、カプセル帰還1周年を記念し、帰還した日であります12月6日から12日までの7日間、相模原市立博物館において、採取したサンプルを公開いたします。また、公開最終日の12日には、JAXA宇宙科学研究所の橘省吾特任教授によります、「はやぶさ2」が採取したサンプルに関する講演会を開催する予定でございます。申し込み方法ですが、サンプル公開につきましては、11月19日までに、往復はがき又は「はやぶさ2」の特設サイトで受付を行いまして、抽選となります。講演会につきましては、11月15日から、相模原市のコールセンターで受付を行いまして、先着順となります。いずれも事前の申込が必要となります。その他にも、12月5日には、JAXAの玄関口でありますJR淵野辺駅北口におきます、地域の皆様による銀河連邦各共和国の特産品販売や、JAXA関係者の講演会などが予定されておりまして、カプセル帰還1周年を盛り上げていただきます。新型コロナウイルス感染症の対策を十分に行いながら開催いたしますので、ぜひ多くの皆様にお越しいただきたいというふうに思います。
次に、新型コロナウイルス感染症の状況についてでございます。本市の感染者数は、ワクチン接種が進んだことや、市民の皆様の感染防止対策のご協力によりまして、感染者数は大幅に減少しております。現在は、市が設置しています施設は通常の利用時間での運営となり、また、飲食についても、新型インフルエンザ等特別措置法に基づく時短要請は解除されるなど、市民の皆様の生活も、徐々に活動的になってきていると思います。しかし、感染力の強い変異株は、油断すると一気に感染者数が増える恐れがあるほか、「ブレークスルー感染」も報告されています。また、季節性インフルエンザの流行も懸念されております。引き続き、マスクの着用や、手洗い・咳エチケット等、一人ひとりが実行可能な感染防止対策を行っていただくようお願いいたします。
次に、新型コロナウイルスワクチン接種についてでございます。12歳以上の全対象者への接種率につきましては、11月7日現在で、1回目の接種が83.9%、2回目の接種が81.5%となりました。3回目の接種に向けては、集団接種会場の選定や、個別接種にご協力いただくための医療機関向け説明会等を行うなど、接種体制の準備を進めております。また、高齢者の接種をスムーズに行うため、本年7月までに2回目の接種を終えた高齢者の方が、集団接種会場を希望する場合は、市があらかじめ、接種日時と会場を決めさせていただく「指定方式」を取り入れたいと考えております。11月中旬から、順次、希望調査を行うこととしました。この指定方式は、集団接種のみで実施するため、各地域において、できるだけ行きやすい会場配置となるよう準備を進めてまいります。3回目の接種の実施スケジュールにつきましては、12月から医療従事者等への接種を開始し、1月は高齢者施設の入所者等、2月以降は高齢者等へ接種を行う予定であります。今後も、国の動向を注視するとともに、医療関係団体と連携を図りながら、市民の皆様の命と健康を守るため、必要な取組を全力で進めてまいります。
次に、市議会12月定例会議に提案させていただく議案についてでございます。まずは、「相模原市ひと・まち・しごと創生基本条例(※正しくは相模原市まち・ひと・しごと創生基金条例)」についてでございます。この条例は、人口減少、少子高齢化が進行する中においても、将来にわたり、市民の皆様が安全で安心して暮らせる社会の実現に向け、「相模原市まち・ひと・しごと創生総合戦略」における取組をより一層推進するために、企業版ふるさと納税等の寄附金を積み立てる基金を設置するものでございます。これまで「まち・ひと・しごと創生総合戦略」では、「少子化対策」、「雇用促進対策」、「中山間地域対策」の3つの基本目標に取り組んでおり、そのうち「中山間地域対策」としては、森のイノベーションラボFUJINO、通称「森ラボ」の実証運営や、若手職員によるワーキングを通じた施策検討等を進めてまいりました。今後とも、こうした取組を着実に推進していくためには、安定的な財源の確保が不可欠でございます。基金の設置により、制度上、基金(※正しくは寄附金)を複数年度にわたる財源として確保することが可能となることから、一層の寄附獲得に資するとともに、多様な事業に効率的・効果的に活用することができるようになります。
続いて、補正予算についてでございます。新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種に要する経費、緑地・公園におけるナラ枯れ被害に対応するための経費、学校施設長寿命化計画に基づく小中学校校舎の改修等にかかる経費、市道東橋本大山線の「やすらぎの道立体」の地下道の照明を蛍光灯からLEDに変えるための経費等を計上しております。「やすらぎの道立体」につきましては、補正予算に計上する照明のLED化に加え、さがみはらSDGsパートナーである日本たばこ産業株式会社と、同じくパートナーである障害福祉サービス生活介護事業所のはしもとアントルポビジュツ室、本市との協働事業として、障がい者アートによる壁面絵画を設置します。これは、SDGsの普及啓発と、多様性について考えるきっかけを作り、そして、落書きされにくい環境の整備を目的としまして、12月下旬頃に設置する予定となっていますので、完成を楽しみにしていただければと思います。
次に、市内宿泊施設におけるテレワークへの支援についてでございます。この事業につきましては、これまでに何度か紹介していますが、コロナ禍におけるテレワークの推進と、市内ビジネスホテルなどの宿泊施設の利用促進を図るため、市内在住・在勤者がテレワークを目的として、市内のホテルなどを利用する際の費用を一部負担するものでございます。11月15日から2月まで、1日500円からの料金で、昼間の時間帯に利用ができまして、本日現在、市内の宿泊施設9カ所が対象となります。申込は11月12日からインターネット等で受け付けますが、詳細につきましては、12日に開設する特設サイトでお知らせしますので、多くの皆様にご利用いただけたらと思います。
次は、「相模原市行財政構造改革プラン」に関する説明会についてでございます。第1回目は10月27日に相模女子大学グリーンホールで開催しまして、参加された市民の皆様から、事業や施設の見直しの考え方、扶助費や人件費の削減に関すること、市の将来に関することや現在の課題等、多くの質問をいただきました。次回は、11月14日の午後2時から、津久井中央公民館での開催となります。私も出席し、自らの言葉で説明するとともに、市民の皆様の質問にもなるべく丁寧に、分かりやすくお答えしますので、多くの方にご参加いただき、プランに関する理解を深めていただけたらと思っています。
最後になりますが、これまでで初の取組となります、庁舎等でのロボット展示について紹介させていただきます。本市のロボット産業の振興に関する取組として、市内企業が開発した「お掃除ロボット」、「農作業ロボット」及びさがみロボット産業特区で商品化された「受付AIロボット」の3種類を、11月19日まで、本庁舎1階で展示しております。また、11月16日の正午から、お掃除ロボットを動かす実証実験を行いますので、ぜひとも取材をお願いいたします。
私からは、以上でございます。
【質疑応答要旨】
(記者)
新型コロナウイルスの3回目のワクチン接種について、今回、指定方式を導入し、対象が今年の7月までに接種を終えた65歳以上の方ということですが、対象者の人数はどれくらいになりますか。
(健康福祉局長)
対象者は16万人を見込んでおります。
(記者)
今回、指定方式を導入されたのはどうしてなのでしょうか。
(隠田副市長)
今年実施をした高齢者の接種については、当初、予約が非常に取りにくくて、電話が繋がらないという苦情ですとか、予約が取れても、南区の方が緑区の藤野等で接種をしたような例もあり、こういった市民の方のご不便を解消するために、今回は、集団接種会場は指定方式、個別の医療機関で受診をされる場合には引き続き予約を取っていただくという2本立てで、どちらかを選択していただくこととしました。お知らせを11月に発送させていただきたいと思います。
(記者)
負担軽減が主な目的ということですか。
(隠田副市長)
はい。
(市長)
一回目の接種で、予約の混乱を来したことはご承知のとおりであり、電話機も100台用意しましたが、電話が繋がらないという話や、LINE等からの申し込みも、なかなか高齢者の方々は対応できないという話もあり、市民の皆さんのお声をいただいた中で、こうした指定方式をとりました。相模原市の場合は1回目を予約していただくと、2回目の接種は3週間後の同じ時間、同じ場所を取る方式で実施しており、今回もそういった市民の皆さんの声に応えるべく、指定方式を導入してまいります。その前に希望調査も行ってまいります。
(記者)
一方で、8月以降に2回目を終えられた65歳以上の方は、指定方式ではなくて、ご自身でネットやコールセンターでの電話予約ということになるのですか。
(市長)
そうです。
(記者)
ここで線引きされた理由はあるのですか。高齢者からすると負担は同じだと思うのですが。
(市長)
18万6千人の65歳以上の皆様を対象として、任意でありますけども、接種を行ってきた経緯があります。当初、早く打ちたいという皆さんが、なかなか予約が取れなかったということもあり、一番繁雑期であった7月までの高齢者の方を対象に、指定方式を導入していきたいと考えております。
(記者)
そうすると、7月までに2回目の接種を終えた65歳以上の方が、ほぼ65歳以上では大半を占めるので、多くの方が指定方式となるという理解でよろしいでしょうか。
(隠田副市長)
私どもの理解としましては、7月までに多くの方が打っていただいて、8月以降はあまり予約時の混乱がなかったので、7月で線引きをさせていただいていますが、これから段階的にニーズ調査等を行う中で、必要があれば引き続きの指定方式等も検討していきたいと思っております。
(記者)
テレワークの件でお伺いしたいのですが、だいぶ感染者が少なくなりましたが、どれくらいの利用者を見込んでいるんでしょうか。
(産業・雇用対策課長)
約1万3800件です。
(記者)
1日500円からで、これは施設によって多少異なるということなんですよね。
(産業・雇用対策課長)
はい。施設によって異なります。
(記者)
リニア中央新幹線の事故が岐阜と長野と立て続けに起きましたが、相模原もリニア新駅が計画されているので、事故が相次いだことに対する受け止めと、やはり近隣に住んでいる方は非常に心配だと思うのですが、市として、JR側に対して何か求められることを考えてらっしゃることがあれば教えてください。
(市長)
先月27日の岐阜県中津川市の死亡事故、そして昨日の長野県豊丘村での崩落事故、2件続いており、本市では津久井トンネルと藤野トンネルが同じような工事内容ですので、今回の事故を受け、JR東海から本市にすぐに報告がありました。JR東海からの話ですと、事故があった現場は、しばらく工事は休止をするという話と、また、他の工事に関しては、JR東海の職員がしっかり付いて、寄り添いながら工事を再開していくというお話も伺っております。本市においては、これから本格的な工事も始まってまいりますので、JR東海をはじめ、施工会社の皆さんとしっかり連携をしながら、安全安心な工事をしっかり遂行していただきたいと思います。また、日頃から丁寧に地域説明会等で向き合っていただくようなお願いは行っていますが、今回の事故を受けて、不安をお持ちの市民の皆さんもいらっしゃると思いますから、更にJR東海に対し丁寧な説明を求めてまいりたいと思っております。
(記者)
確認ですが、しばらく工事を休止するっていうのは事故があった現場の方で、相模原に関しては、特段影響はなく、引き続きやっていくという説明があったということでしょうか。
(市長)
はい。
(記者)
小惑星リュウグウから持ち帰ったサンプルの公開について、市民の皆さんやファンの皆さんにとって待望の機会だと思いますので、公開をされることで、市民にこんな風に楽しんでほしいですとか、コメントをいただければと思います。
(市長)
JAXA相模原、宇宙科学研究所が本市に来て、30年を超えます。日頃から、JAXAの皆さんとは非常に連携をしておりますし、72万市民の私たちにとって、JAXAの存在は誇りの一つだというふうに思っております。昨年12月6日にリュウグウから持ち帰ったサンプルの公開が行われることは、全国的にも世界的にも注目をされていることだと思っており、市民にとっても非常にわくわくする、期待感が持てることでありますし、ぜひご覧いただければと思います。私は将来、相模原から宇宙飛行士が誕生してほしいなという思いがございますので、今後も連携をして、子どもたちにまた新しい歴史を、JAXAを通じて創っていただくようなきっかけになれば良いなと思っております。
(記者)
リュウグウのサンプルは、すでにその一部が高度な分析チームの方に渡してあると思うのですが、今回展示されるのは、その残りでJAXA相模原キャンパスにあったものという理解でいいのですか。
(シビックプライド推進部長)
JAXAさんのキュレーションの方で持っているものをお貸しいただくと伺っております。
(記者)
相模大野駅で、保守系の団体の街宣活動が、7月、9月と行われて、今週末にも行われるという予告がされています。この街宣活動について、7月の会見では市長はその発言の内容をまずは確認するというお話だったんですけれども、確認をされたことですとか、あと、そうやって街宣が繰り返されていることに関しての、現状の認識というのはどのようにお考えでしょうか。
(市長)
何度かこの記者会見でも同じようなご質問いただいてお答えをしておりますが、相模大野駅の街宣をYouTubeで見させていただきましたが、様々な言葉があり、市民の皆さんにとっては、やはり少し差別に感じられるような言葉もあったのかもしれませんが、法的な位置づけで言うと、私どもチェックしましたが、法を逸脱したような言葉はなかったと思います。ただ、不快な思いに感じる言葉はあったということは、私も思います。
(記者)
人権施策審議会の答申というのが、諮問の時点では一昨年の9月、それが今年の3月に伸び、そして現在も答申のスケジュールというのが具体的に示されていないわけですけど、この遅れていることに関しては、市長はどのようにお考えですか。
(市長)
人権施策審議会に諮問しておりますが、やはり様々なお立場の皆さんがおり、議論が行われていると思います。ただ、例えばコロナ禍だから審議会ができないということを理由に長引いているのではないかというご指摘をいただいており、その所を私たちもしっかり改めていかなければならないという思いです。コロナ禍であっても、リモートでの会議もできるわけでありますから、コロナを理由に遅くなったとは言えないなと思っておりますので、できるだけ早く審議会の皆様には議論を尽くしていただいて、そして今月中にも人権施策審議会が行われ、会長、副会長から答申案が示されると伺っております。それをまた揉んでいただいて、私どもにお返しいただいた後に、パブリックコメント等を経て、議会への条例提案を目指していきたいと思っております。
(記者)
罰則付きの禁止条例について質問しがちなのですが、市のスタンスとしては、いろいろな、あらゆる差別をこの市からなくして共生社会を実現するんだという思いを市長は繰り返していると思います。改めて、審議会にどういった思いで答申案を作ってほしいかとか、市の目指すものというのをお聞かせください。
(市長)
人権施策審議会の皆様には、矢嶋会長をはじめとする委員の皆さんに、しっかり議論を尽くしていただきたいと思っております。もちろん、スピード感も必要だと思っております。これまでも長い期間を使ってまいりましたが、そろそろ答申案も出てまいりますので、まとめの時期に入ってきたのかなと思います。これまでも人権の教育、人権啓発、インターネット上における人権侵害、それから救済措置等の議論を重ねてきたと思っていますし、私も市長就任から2年半経ちますが、就任当初から様々な事由による不当な差別があってはならないという視点は常に持っております。そして、一人ひとりがかけがえのない個人として尊重されて、誰もがお互い認めあう、多様性のある共生社会の実現というものを目指していきたいというふうに思っておりますので、その考え方はこれからも同じ方向でございます。まずは、この答申を待って、しっかりまた私たちも行政として方向性を示してまいりたいと思っております。
(記者)
はやぶさ2のサンプル公開の件で一つ伺いたいのですが、締め切りが11月19日というのは、どう考えても早すぎると思います。これを新聞に載せるにも、日程がタイトになるので、こういうものはなるべく早く、決まった時点で即、定例会見があろうがなかろうが、日にちは教えていただきたい。10日後に締め切る話を今日言ってもらっても、何とも対応しきれない部分があるので、もっと早くしないとダメです。
(市長)
先月のオリンピック関係者の来訪に関しても、総選挙に重なって、なかなか取材ができないとご指摘をいただいた通りだと思っており、今回も数か月前から、市長公室長やシビックプライド推進部長がJAXAと折衝してまいりました。早く公表できないかということで進めてきたわけでありますけれども、なかなかタイミングの調整がとれてこなかったこともございます。日本科学未来館で世界初公開が行われ、私たちはおそらく世界で2番目の公開になると思います。そうした中で、担当レベルでは尽力してまいりましたが、結果として非常に短い日数でのご報告となってしまったことは、お詫びをしなくてはいけないと思います。私たちもニュースをしっかり取り上げていただきたいという思いはございますので、いただいたご指摘に関しましては、今後全庁をあげてしっかり取り組んでいきたいと思います。ありがとうございます。
(記者)
衆議院の開票の関係で、また事務処理ミスがあったと思うのですが、なぜ南区で失敗ばかり続くのでしょうか。比例代表の開票で、たった一人のミスで1時間以上遅れて、比例代表で確定が最後なのが相模原市、これは非常に不名誉だと思います。基本的なことが全然守られていないのではないかと思うので、その辺を選挙管理委員会は、一回徹底しないとダメだと思います。選挙というのは一刻も早く市民は状況を知りたがっているわけですから、今回はたった一人の人が箱を持ってうろついて、右から左に変な所に行っちゃったという非常に単純なミスなんで、徹底をお願いします。
(市長)
今回の衆議院選挙にあたりまして、選挙管理委員会がらみの3件のミスがございました。市民の皆様、マスコミの皆様にもお詫びをしなければならないと思っております。特に選挙権というのは一人1票しかないものでありますから、かけがえの無いものだと思っております。その行使をしていただく際に、選挙管理委員会が3区にございますが、緑区選挙管理委員会でもミスがございました。選挙管理委員会の職員と従事者との意思の疎通、徹底が十分にできていなかったことがミスの原因だと思います。私も開票日当日は、南区と緑区の開票所を視察し、特に14区、16区の開票所において、緑区の開票所では、バレーボールのボールが飛ばないようにするネットで上から完全に仕切っていましたが、南区の開票所では、14区と16区の仕切りが、卓球のボールが飛び出さないような低いネット状のものを張っていました。これはちょっと動かせば、自由に出入りできるようになります。そういったことを含めて、来年夏には参議院選挙がありますので、しっかり連携していきたいと思います。
(記者)
リュウグウのサンプルの公開について、サンプルと言っても、普通の方はイメージできないと思うのですが、1年前にカプセルが来た時には砂が見えたという話があったので、砂という表現でよろしいのかということを確認したいと思います。
(シビックプライド推進部長)
分かりやすく言うと砂状のもの、JAXAとしてはサンプルというふうに言っております。
(市長)
砂という言い方が分かりやすいかもしれませんね。今回はルーペを使って見られる準備もしていますし、目視もできますので、ぜひご宣伝いただければと思います。
(記者)
3回目の接種の件ですが、16万人が指定ということなんですが、指定と個別の割合はだいたいどれくらいなんでしょうか。
(隠田副市長)
16万人を指定するということではなくて、ご希望を聞く対象となる方の人数となります。どのくらい返ってくるかは、まだ分からないのですが、半々くらいになるかなという想定はしています。ただ、結果がどうなるかはやってみないと分からないという状態です。
(記者)
テレワークの関係ですが、総事業費はどれくらいでしょうか。また、何割くらい市が支払うのかを伺えればと思います。
(産業・雇用対策課長)
総額で5,300万円の予算規模でございます。補助総額としては4,100万円を見込んでいます。
(記者)
地域療養の神奈川モデルが、相模原市でも始まったと思うのですが、あらためて意気込みと言いますか、始まったことに対するコメントをいただければと思います。
(隠田副市長)
一昨日、地域療養の神奈川モデルということで神奈川県の方から公表がありましたが、実態としてはすでに始めておりました。この度神奈川県のモデルに載ったということで発表があったものです。ここで何か変わったということではないのですが、今後の第6波に備えていかなければいけないということで、さらに診療ができる機関を増やすとか、訪問看護ステーションの活用ができないかですとか、様々な検討をしておりますので、今後仮に、第6波が出てきて、自宅療養者が増えた場合にも自宅で重症になられたり、亡くなられる方が出ないように万全の体制を構築していきたいと思っております。
(市長)
ご存知かもしれませんが、医師会と連携して4医療機関で行っており、自宅療養者への往診やオンライン診療、寄り添いの対応を取っております。これまでも神奈川モデルに載せてもらいたいということで、相模原から提案をしており、ここでご承認をいただきました。今後は、参加していただける医療機関を増やしていくことや、訪問看護ステーションの力をお借りして、陽性になられた患者さんに対して、寄り添いをしっかりやっていきたいと思います。また今後、そういった自宅療養者の皆さんに対しては、例えば今、県の方で飲食の郵送があると思うのですが、今、できるように進めておりますので、第6波に備えて、健康福祉局を中心に、私たちができる自宅療養対策をしっかり取っていきたいと思います。
(記者)
神奈川モデルは基本は看護師が行かれますが、今のところは看護師が足りないということで、当初は保健師の方が行かれていると思うのですが、看護師対応のめどは立っているのでしょうか。
(隠田副市長)
必ずしも看護師ということではなく、陽性者がどのくらい出るかという規模にもよりますが、様々なパターンを検討しています。例えば看護師が対応する、市の職員が対応する、それから医師が直接訪問する、これもまだ検討中なのですが、例えば警備会社等を活用して、まず早急に安否の確認をするとか、様々な組み合わせによって、自宅療養者に万一のことがないよう検討していきたいと思っております。
(記者)
衆院選が終わりましたが、市長はこれまで、与野党問わず4人全員当選すればいいとおっしゃっていたと思うのですが、結果として3人の当選という形になったので、選挙結果の受け止めをお聞かせいただければと思います。
(市長)
投票率アップを選挙管理委員会と議論する中で、デジタルサイネージや、自宅療養者の皆さんに寄り添った対応等を行ってまいりましたが、ただ今回、過去3番目に低い投票率ということであり、なかなか若年層をはじめ、投票所に足を運んでいただけないということがありました。自分たちの生活に直結しているのが政治だと思っており、そういった意味では、シティズンシップ教育、例えば小中学生なんかにも選挙のあり方などを教育委員会とも連携して、今後、充実させていく必要があるかなと思っております。選挙結果ですが、自民党が絶対安定多数を確保しましたが、ここは国民の皆様のご判断でありますが、一強時代が続いていくなという思いです。私は何度かここでもお話ししていますが、与野党がやはり肉薄するような関係で政治が行われていることが、それぞれの緊張に繋がっていくし、国民と対話できる環境づくりに繋がっていくのかなと思います。この相模原市においても、比例区で、自民党票が増えていますから、そういった意味では、野党に対する期待が非常に薄いなと言う思いがしています。私が国会議員であった時は野党にいましたが、テレビ新聞で報じられるのが反対のシーンばっかりですから、「また野党反対しているね」と良く言われましたけれども、実は7割強、8割近くの法律案には賛成してまいりましたから、もう少し野党の皆さんも反対のための反対ではなく、国民の生活がどのようになっていけば一番いいのだろうかという議論を尽くしていただきたいと思います。
(記者)
今回の補正予算にも入っているナラ枯れ対策のことで、改めてこういったところに力を入れたいとか、こういった策をやるにあたって、こういう風なことを進めていきたいというか、市長のお考えをお伺いします。
(市長)
ナラ枯れもようやく市民の皆さんに少しずつ認知されるようになってきたのかなと思います。相模原市では、平成29年度はナラ枯れを4本確認できたのですが、3年後の令和2年度は1,122本ということであり、非常にスピードが早く、また、県内でも平成29年度は239本だったのですが、令和2年度は1万8000本を超える数になっていますから、ナラ枯れの被害が周辺に増えています。先般、全国市長会の関東支部の役員会があり、私からナラ枯れについてお話しをさせていただきました。地域によって植えている木が違うので、被害はまちまちでありますけども、相模原のように過去に炭を作っていたりとか、そういった地域はナラ木を使ったという事でありますから、ナラ枯れが非常に顕著になっております。県市長会の会長として本年2月に菅総理のところに要望に行ってまいりましたが、今後も国や県に対して、この要望要請はやっていきたいと思います。神奈川県は松くい虫の関係で、国から500万円くらい予算が付いているのですが、その大半が相模湾沿岸の松枯れ対策に使われており、その予算の中からナラ枯れ対策もということなのですが、なかなかあてるお金がないものですから、相模原市では、今回、2千万円の補正予算をあげています。対応は市の一般財源だけでは到底及ばない金額になってまいりますから、これは国や県を通じてしっかり予算取りをお願いしていきたいと思います。これは相模原だけの問題じゃなくて、県内も各市町村みんな困っている話で、これこそ国でしっかり手当してもらいたいところだと思いますから、今後も森林や公園に使える予算の獲得に向けてしっかりまた活動していきたいと思います。
(記者)
相模原市立博物館のはやぶさ2のサンプルの公開に向けて、施設の電波環境が非常に課題になっているということで、色々ご調整していただいているのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
(シビックプライド推進部長)
我々の方としても十分に認識しており、どうやったら電波環境が良くなるのか検討しております。
(市長)
貴重なご意見だと思っております。先日、開票所においても記者から電波のつながりが悪くて困ってしまうという話をいただいたので、すぐに選挙管理委員会にも話をしました。その日は対応できませんでしたが、私たちは皆さんの発信が本当に大きな力になってまいりますから、そういった意味では、早急に対応させていただきたいと思います。
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