子どもの権利(けんり)ってなに?
子どもたちが、しあわせに、自分らしく、のびのびと成長(せいちょう)していくために大切なものです。
子どもの権利条例(けんりじょうれい)では、大きく分けて4つの権利(けんり)を定めました。
1 安心して生きることができる権利(けんり)
- 命が守られて、大切にされること。
- 愛(あい)されて育てられること。
- 病気のときには病院で治(ち)りょうを受けられること。
- どんな理由があっても差別(さべつ)をされないこと。
- 安全な場所で生活ができること。
2 自分らしく育つことができる権利(けんり)
- 自分らしさが分かってもらえて、個人(こじん)として大切にされること。
- 年れいや成長(せいちょう)にあわせて、安心できる場所学んだり、遊んだり、休んだりすること。
- いろいろなことに関心(かんしん)をもったり、いろいろな活動をして、人として成長(せいちょう)すること。
3 つらい思いをしないように守られる権利(けんり)
- いじめや体ばつを受けたりしない、いやな思いをしないこと。
- 危(あぶ)ないことから守られること。
- 自分の言うことや考えが大切にされ、ひどい対応(たいおう)をされないこと。
- 秘密(ひみつ)が守られて、ほこりが傷(きず)つけられないこと。
- 困(こま)ったときは気軽に相談できて、助けてもらえること。
4 自分の思いを伝(つた)えたりいろいろなことに参加(さんか)できる権利(けんり)
- 自分の考えや意見を言えること。
- 言った自分の意見が大切に考えてもらえること。
- 意見を言うために必要(ひつよう)な情報(じょうほう)をもらえたり、助けが受けられること。
- 仲間(なかま)を作ったり、集まったり、仲間(なかま)で活動すること。
自分と同じ権利(けんり)が他の人にもあることも忘(わす)れずに、ルールを守ったり、自分がされたら嫌(いや)だなと思うことは他の人にもしないという思いやりを持つことが大切です。
権利(けんり)が守られていないなぁと思うときは、「こうしてほしい」と伝(つた)えたり、助けを求(もと)めることも大切なことです。
子どもの権利条例(けんりじょうれい)
市では、子どもの権利(けんり)をみんなが大切にすることや子どもが持っている権利(けんり)のこと、自分の権利(けんり)も他の人の権利(けんり)も大切にすること、大人の役割(やくわり)、市が取り組むことなどを定めた「子どもの権利条例(けんりじょうれい)」という市の決まりをつくりました。
さがみはらの子どもたちが、しあわせに、育っていけるように、子どもも大人も安心して暮(く)らせるまちをめざします。