17.相模原市田名向原遺跡の住居状遺構出土の旧石器時代石器群(さがみはらしたなむかいはらいせきのじゅうきょじょういこうしゅつどのきゅうせっきじだいせっきぐん)
- 種別
県指定重要文化財(考古資料) - 指定年月日
平成22年2月5日 - 所在
中央区田名塩田3-23-11 史跡田名向原遺跡旧石器時代学習館(旧石器ハテナ館)
中央区高根3-1-15 市立博物館
内容
田名向原遺跡は、土地区画整理事業に伴う発掘調査により、旧石器時代(約2万年前)の住居状遺構が発見されました。この遺構は現在のところわが国最古の建物跡といわれ、平成11(1999)年に国の史跡に指定されています。
この住居状遺構からは約3000点の石器が出土しました。この石器群はこの時期の代表的な石器であり、わが国最古の住居状遺構から出土した学術的に貴重な資料であることから、槍先形尖頭器を中心とした剥片石器338点、石器製作に関する石核や剥片類59点、敲石や磨石状円礫といった礫石器6点の合計403点及びその他の剥片等を一括して県指定重要文化財に指定されています。このうち、前者の403点については旧石器ハテナ館で常設展示されています。
参考文献
相模原市教育委員会 2003「田名向原遺跡1」
相模原市教育委員会 2004「田名向原遺跡2」
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