13.石楯尾神社(名倉)の二本杉と社叢(いわたておじんじゃ(なぐら)のにほんすぎとしゃそう)
- 種別
県指定天然記念物(植物) - 指定年月日
昭和47年2月25日 - 所在
緑区名倉4524
内容
桂川に面する北向き山腹斜面でテラス状となる台地崖端に石楯尾神社があります。境内の中央には御神木として、推定樹齢400年・樹高40メートル・胸高3.7メートルの二本杉(夫婦杉)があります。
山腹斜面や土壌の浅い岩状立地には、高木層にケヤキ、低木層にアラカシ、草本層にはコカンスギなどを伴うウラジロガシの群生があり、自然林の面影を残しています。ウラジロガシ林の斜面下部はイロハモミジ、ケヤキ林が生育しています。社殿東手の凸状の台地上にはアラカシと混生するシラカシ林がみとめられます。
二本杉を含む社叢が郷土景観的にも、学術的にも重要なものとして天然記念物に指定されました。
参考文献
藤野町教育委員会 1997 『ふじの文化財探訪』
藤野町教育委員会 1983 『ふじ乃町の樹木 附 名称と動植物』
津久井郡広域行政組合 1989 『津久井郡文化財―樹木と景勝編―』
神奈川県教育委員会 1982 『ふるさとの文化財(総括篇)』
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