5.絹本著色 夢窓疎石像(けんぽんちゃくしょく むそうそせきぞう)
- 種別
県指定重要文化財(絵画) - 指定年月日
平成19年2月9日 - 所在
横浜市中央区南仲通5-60 神奈川県立歴史博物館(寄託)
内容
この図は光明寺(緑区青山)に伝わるもので、絹本著色、縦79.5センチメートル、横54.5センチメートルの頂相(ちんぞう)です。描かれている人物は鎌倉時代末から室町時代初期の臨済宗の高僧、夢窓疎石(1275-1351)です。画上には、元の高僧・月江正印の画賛があり、周説という留学僧がこの画を中国へ持参して月江に賛を請うた経緯が書かれています。
この頂相は南北朝時代の作であり、無等周位が描いた夢窓疎石像(京都.妙智院蔵.重要文化財)に酷似して優れた画質を有すること、留学僧による請賛の経緯がわかることなどの点から、極めて重要な作品です。
※頂相 禅宗の高僧の肖像。
※画賛 画面に書き添えた詩句など。
※無等周位 南北朝時代の画僧。夢窓疎石の侍者。
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