基本方針
まち育ての基本方針では、本地域の政策目標や地域特性を考慮して、「環境」・「連携」・「住宅と産業」の3分野を掲げるとともに、この方針を実現するための「仕組み」を設定します。
以下に、この基本方針と「仕組み」を示します。
基本方針1. 人と自然が共生する環境にやさしいまち育て
事業展開の方向性
- 環境負荷の低減
- 循環型社会の構築
- 自然環境の保全と活用
- 環境アメニティの創出
- 景観の保全と創出
事業展開例
- 風力・太陽光、バイオマス・廃棄物発電等の活用
- 余熱利用・コ-ジェネレ-ションなどの導入
- 中水・雨水の活用、雨水の地下浸透
- 生ゴミの堆肥化・剪定枝のチップ化
- 宅地内みどりの確保
- 畑地かんがい用水路敷の再生
- 緑道・公園・学校等公共施設などのビオトープの実践
- 都市デザインなどのルールづくり
基本方針2. 文化・教育機関と連携した地域主体のまち育て
事業展開の方向性
- 地域住民間の交流や社会参加の促進
- 企業間交流の充実
- 地域・企業・学校・行政間の多様な交流
事業展開例
- 公共施設の自主管理
- 防犯・防災の自主管理
- 教育機関・企業・住民・地元組織が一体となった生涯学習・環境教育・地域活動などの実践
- さがみはら産業創造センター等と企業の連携
基本方針3. 住宅と産業が織りなすまち育て
事業展開の方向性
- 新都市産業と既存産業の受け入れ
- 新都市農業の推進
- 職住近接の推進
- 新郊外居住の推進
- 広域交通網、交通結節点機能の充実
事業展開例
- 産業活動と住環境の共生
- 都市維持産業・都市促進産業の誘導
- 地産地消の促進
- 高付加価値農業の展開
- 家庭菜園つき住宅
- 農業体験等が可能なゆとりある住宅づくり
- 幹線道路・交通広場の整備、バス路線の拡充
- 新しい交通システムの導入
仕組み
(仮称)まち育て協議会
まち育ての基本方針を達成するための「仕組み」として、地域整備の計画段階・実施段階・評価段階という各段階に応じた進行管理を行う独立した機関として(仮称)まち育て協議会を設置します。
(仮称)まち育て協議会は、行政や地権者、市民、関係者などと綿密にコミュニケーションを図りながら、まち育ての主体的な運営及び進行管理に取り組みます。
相模原市は、土地区画整理事業や道路、公園などの事業施行者として協議会の構成員に加わるとともに、都市計画等による規制・誘導や必要な情報提供・運営支援を行います。
まち育ての各段階における主な役割や構成員は、以下のように想定します。
まち育ての計画段階
主な役割は、地権者等のまとめ役や、地域と行政のパイプ役となり、まち育ての基本方針と整合した計画づくりへの誘導が考えられます。なお、市は、協議会発足のイニシアティブを取り、関係者との調整を図ります。
主な構成員は、地権者・居住者・学識経験者(アドバイザー)・事業施行者としての市が中心になると想定します。
まち育ての実施段階
主な役割は、地域と行政のパイプ役だけでなく、地域内で実施される事業(企業立地、住宅建設など)に対し、まち育ての基本方針と整合した事業が実施されるよう、審査、指導、助言などを行うことが考えられます。
主な構成員は、地権者・居住者・学識経験者(アドバイザー)・事業施行者としての市に加え、新居住者・市民・地域内事業者(企業・個人)・などの参画を想定します。
まち育ての評価段階
主な役割は、これまでと同様、地域とのパイプ役や事業に対する審査等を行うだけでなく、地域主体のまち育て活動を自ら実施するほか、地域主体の活動に対し、情報提供、相談、支援を行うことが考えられます。
主な構成員は、これまでの構成員のほか、学校や新規進出企業など幅広い関係者の参画を想定します。
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