令和4年度 7月定例記者会見(令和4年7月27日)
令和4年7月27日
- 日時 令和4年7月27日(水曜日)午前11時00分~11時40分
- 場所 市役所第2別館3階第3委員会室
(市長)
皆さん、こんにちは。連日、暑さが続いておりますが、夏バテになっていないでしょうか。体調を崩しやすい時期でございますので、エアコンを適切に活用し、栄養バランスの取れた食事を取るなど、ご自愛のほどお願い申し上げます。
はじめに、新型コロナウイルス感染症についてでございます。7月に入りまして、新型コロナウイルス感染症の新規感染者が急増しておりまして、7月21日には、これまでの記録を約5カ月半振りに上回る1,261人となりまして、その後も、連日4桁の人数が推移し、24日には、これまでで最多の1,389人となりました。また、高齢者施設や医療機関等でのクラスターも多発しており、「第7波」に入ったと考えられます。現在、置き換わりが進んでいるオミクロン株の変異株「BA.5」は、これまで以上に感染力が強いと言われておりますので、注意が必要です。一方で、夏の暑い日は熱中症のリスクが高くなります。市民の皆さまには、引き続き、手洗いなどの基本的な感染防止対策をお願いしますが、気温や湿度が高い日には、屋外でマスクを外すなど、体調管理を最優先にしていただければと思います。
次に、新型コロナウイルスワクチンの接種についてでございます。3回目接種の状況といたしましては、7月25日現在、接種率は全体で69%となっており、65歳以上の高齢者の方への接種率が90%を超える一方、30歳代が52%、20歳代が46%と、年代が下がるほど接種率が低い傾向にあります。3回目接種を受けることで、より高い予防効果が得られると言われておりますので、まだ接種を終えていない若い世代の皆さんには、改めて接種のご検討をお願いします。また、7月22日から、4回目の接種範囲が拡大され、新たに医療従事者や高齢者施設・障害者施設等の従事者が対象となっております。引き続き、国や県、医療関係団体と連携を図りながら、着実に接種を進めてまいります。
次に、新型コロナウイルス感染症や物価高騰等への対応についてでございます。新型コロナウイルス感染症の流行は第7波に入り、また、エネルギーや食糧の価格高騰が続いています。本市といたしましては、6月の定例会議におきまして、原油価格・物価高騰により経済的に厳しい状況におかれている、市民税の均等割のみが課税されている世帯や重度障害者、大学生、妊婦等を対象とした給付金の支給や農林業、畜産業、貸切バス事業者等を支援するための補正予算を編成してまいりました。引き続き、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策や、市民の暮らしを守り、地域経済の活性化を進めていく必要があり、この度、追加の対策をとることにいたしました。具体的には、市民や事業者への支援といたしまして、高齢・障害者施設や児童福祉施設等への支援。これは光熱費を支援する対応を考えております。また、国民健康保険等に加入している個人事業主が新型コロナウイルス感染症に感染した場合に傷病見舞金を支給してまいります。また、地域経済の活性化の取組といたしましては、昨年も実施しましたスマートフォンを活用したポイント還元事業を行ってまいります。新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策といたしましては、これまでにも学校や保育所等において段階的に自動水栓化を進めてきましたが、設置が可能な全ての公共施設に自動水栓を導入してまいります。なお、これらの予算につきましては、9月定例会議に提案してまいります。引き続き、情勢の変化を捉えながら、本市の実情と市民の皆さまの思いやニーズを踏まえ、適時、的確な対応に努めてまいりたいと考えております。
次に、大学生等に支給する修学支援特別給付金についてでございます。既に発表しておりますが、この事業は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中で、経済的に困窮する学生の学びを支援するため、日本学生支援機構の給付型奨学金を受給している大学生等に対し、5万円の特別給付金を支給するものです。希望する方は、8月1日から令和5年1月31日までに、市のホームページの申請フォーム、または郵送によりお申込みをいただきますようお願いいたします。
次に、津久井やまゆり園事件追悼式についてでございます。昨日の追悼式では、式を執り行うにあたり、相模原市民を代表しまして追悼の言葉を申し上げました。事件から6年が経ち、津久井やまゆり園では、昨年8月から利用者の皆さまが新しい生活を始めています。本市といたしましても、利用者の皆さまが心穏やかに暮らせるよう、県や関係団体と連携しながら、お一人お一人に寄り添った支援に努めてまいります。今後も、事件を風化させることなく、障害の有無にかかわらず、本人の意思が尊重され、誰もが安全で安心して暮らすことができる「共にささえあい 生きる社会」の実現に向け、私自身が先頭に立ち、障害に関する理解促進や、障害のある方が地域の一員として笑顔で暮らしていくための諸施策を力強く進めてまいります。
次に、リニア中央新幹線の仮称神奈川県駅が建設されている橋本駅周辺のまちづくりについてでございます。橋本駅周辺整備推進事業につきましては、7月1日に大規模事業評価委員会から、「事業を実施することは妥当である」という答申をいただきました。このことを踏まえまして、お配りしております発表資料のとおり、国や県が策定している各種計画との整合性に留意するとともに、緑や防災に関する観点も検討し、安全で安心な環境を創出するよう努め、そして、事業の推進について市民や事業者(注:正しくは地権者)の皆さまに丁寧に説明し、ご理解をいただきながら、当該事業を実施するという「対応方針」を決定しました。今後、この対応方針に基づき、令和5年3月を目途に、道路や交通広場などの都市計画決定や、関係機関との必要な協議に向けた手続きを進めてまいります。また、これと並行して、土地利用に係るまちづくり誘導方針、いわゆる「まちづくりガイドライン」の策定に向けた検討も、関係機関との協議を重ね、進めてまいります。さらに、橋本駅の交通結節点としての機能を強化するとともに、「駅・まち一体のまちづくり」を推進するため、京王線駅舎については、移設を前提に進めていきます。これらを取り組むに当たっては、市民の皆さまの意見を取り入れながら、橋本駅周辺地区の一層の賑わいを形成し、そして他地域へも効果が波及することで、本市の明るい未来につながるよう、首都圏南西部の中核となるべく、活力と魅力があふれる交流拠点の形成を目指してまいります。
次に、ふるさと納税の返礼品の拡充についてでございます。個人の皆さまによる寄附件数や寄附金額につきましては、おかげさまで、毎年度増加傾向にありますが、令和2年度以降は、東プレ株式会社のキーボードが断トツの1位となっております。本市には、この他にも魅力的な「地場産品」がたくさんあります。お手元に資料をお配りしておりますが、8月15日から、これまでの最高額の寄附金額の50万円に対応した、有限会社アリゲーター技研の釣竿オーダーメイド券15万円分をはじめ、新たに32品目の返礼品を追加しました。比較的手頃な寄附金額1万円で受け取ることができる返礼品として、アマノ株式会社が緑区大島で土を使わずに、サンゴ培地で育てたミニトマトと、それを障害者福祉施設で加工したトマトジュースもございます。こちらはこの記者会見後、記者の皆さまにお持ち帰りをいただきたいというふうに考えております。引き続き、ふるさと納税の返礼品を通じた本市のプロモーションを推進するとともに、寄附金額をさらに増やしていけるよう、市内の事業者の皆さまと連携し、バラエティ豊かな返礼品を追加していきたいと思います。後方に、釣竿のサンプルとトマトを用意しておりますので、後ほどご覧いただけたらと思います。
次に、先日発表しておりますが、自転車とさがみんをデザインした大型横断幕の設置についてでございます。昨年行われました東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の時に、自転車ロードレースのピクトグラムの横断幕を緑区の小倉橋西側道路の擁壁に設置いたしました。この度、同じ場所に、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の1周年記念として、また、オリンピックレガシーの継承、そして本市のサイクルツーリズムを推進するため、新たなデザインの横断幕を7月25日に設置しました。小倉橋は、毎年5月に開催されております「ツアー・オブ・ジャパン相模原ステージ」のコースであるとともに、自然が豊かで起伏に富んだサイクリングを楽しめる津久井地域への入口でもありまして、まさに「自転車のまち相模原」の象徴といえる場所です。この周辺は、「かながわの景勝50選」や「相模川八景」にも選ばれているレトロな「小倉橋」と、力強いアーチが特徴の「新小倉橋」、本市有数の観光スポット(注:正しくは景観スポット)となっております。また、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のレガシーといたしまして、自転車ロードレースの「銘板」も設置しております。市民の方も、市外にお住いの方も、自転車に乗って、まずは、この小倉橋を目指して気軽にお越しをいただき、「自転車のまち 相模原」の魅力や可能性を感じてもらえたらと思います。
次に、夏のイベントについてでございます。今年は、本市の五大観光行事であります「橋本七夕まつり」と「相模原納涼花火大会」が、3年ぶりに開催されることとなりました。橋本七夕まつりは、8月1日、2日に、例年の橋本七夕通りを会場とした屋外ではなく、杜のホールはしもとのホールで行われます。8月1日は関係者のみでの第70回記念式典となりますが、2日の午後2時からは、これまでの橋本の七夕まつりを盛り上げた団体等による、ダンスや音楽などのステージイベントが行われます。座席に限りがございますので、早めにご来場いただければと思います。相模原納涼花火大会につきましては、8月20日19時から相模川の高田橋付近で打ち上げられます。本年度はコロナ対策のためチケット制で開催されます。チケットにはまだ余裕がございますので、観覧を希望される方は、納涼花火大会実行委員会のホームページよりお申し込みください。また、ジェイコムやYouTubeでの中継を予定しておりますので、現地に来られない方も、映像でお楽しみいただければと思います。どちらも、新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するため、来場者を絞っての開催となりますが、基本的な感染症対策を実施の上、存分にお楽しみいただければと思います。この他にも、「さがみはらSDGsスタンプラリー」、「アイドルマスターSideMとのコラボレーション企画」など、ユニークなイベントもありますので、ぜひとも夏休みの期間中に参加してみてください。
最後に、本日の午後に予定しております、新たな大都市制度「特別市」に関する県内3指定都市市長による共同会見についてでございます。本日の会見は、新しい地方自治の実現を目指し、「特別市」の法制化に取り組んでいる3市の考えを改めて市民・県民の皆さまにお伝えするとともに、開催するものでございます。会見内容につきましては、会見終了後に発表いたしますので、ご確認いただければと思います。
私からは以上でございます。
【質疑応答要旨】
(記者)
資料の確認をさせていただきたいのですが、新型コロナの対策について、別紙で資料をいただいていますけど、上の「これまでの主な取組」というのが既に議会で議決していただいているもので、下の「新たな取組」というのが9月に出される予定という理解でよろしいでしょうか。
(市長)
これまでの原油価格・物価高騰への主な取組ということで、上段の予算額16億9,299万円、こちらが6月補正の内容です。そして下段が9月補正であげさせていただく内容です。特徴的なのは高齢・障害者施設や児童福祉施設等への支援ということで、光熱費への対応として、8月23日に議会に提案していきたいと考えております。また、キャッシュバックキャンペーンを10月から11月にかけて行いますので、そのことも含めて、経済状況を見極めた中で、来年になるかもしれませんがスマートフォン決済に対しても進めてまいりたいと思います。
(記者)
橋本駅周辺のまちづくりの関係で、京王線の駅舎の移転というのは既に出ていた話だと思うのですけど、具体的な場所等についても、現在移設検討中と図の中にありますけど、そのあたりについては今協議中で、これから決まるということでよろしいでしょうか。
(森副市長)
京王線の駅の移設については、技術的に可能な範囲での移設場所について、概ねの位置は出ています。正式決定等についてはこれから京王電鉄さんの方で行いますので、今の段階ではこの図に示されているように、大まかな位置ということでご理解いただければと思います。
(記者)
要望ですけど、新しい記者も多いので、ある程度具体案が決まりましたら、どこかのタイミングでレクチャーをしていただければと思います。
(森副市長)
かしこまりました。
(市長)
今年度中に橋本のまちづくりは都市計画決定を進めていく予定です。本市にとっても橋本のまちづくりは非常に大事な拠点だと思っておりますので、今後動きがありましたら記者の皆さまにも報告させていただきます。
(記者)
やまゆり園事件から6年ということですけど、人権施策審議会の答申案で、不当な差別的言動の規制対象範囲の中に、障害を理由とした不当な差別的言動も対象とすることが全会一致で決まりましたが、このような事件が起きた自治体で障害を理由とした差別的言動に対する規制をしていくということが答申案に盛り込まれることは非常に画期的と感じているのですけど、その点市長はどのようにお考えでしょうか。
(市長)
不当な差別的言動の規制の対象範囲や規制の強度について、審議会の報告を受けまして、7月29日の審議会で答申案を議論していただくと伺っております。審議会からの答申をしっかり受け止め、市として判断し、そして市議会に条例案として提案してまいりたいと思っています。
(記者)
市長は、あらゆる差別を許さないという条例を作っていきたいとおっしゃっていまして、やまゆり園事件が起こった自治体で、障害を理由とした差別を許さないという条例が作られれば、そういった姿勢を全国に幅広く発信できると思います。障害というものを理由に差別が行われることは許さないという答申案が出される予定ですけれど、その点について改めてお聞きします。
(市長)
昨日、津久井やまゆり園事件の追悼式に出席させていただきまして、改めて神奈川県、そして関連団体と連携をしながら風化させない取組、そして本市で起こった事件だからこそ、しっかり私たちはそのことを胸に、この条例提案をしていきたいと思っております。植松死刑囚の「障害のある方」に対する差別的な言動は到底許されないし、私たちは到底受け入れることができないと思っておりますので、そういった事件が起こった自治体だからこそ、発信できることが私たちにはあると思っております。
(記者)
人工呼吸器を付けて生活している重度障害の医療的ケア児のお子さんが地域の子どもたちと一緒に学びたいということで、そういった学びの場を求めて教育委員会や学校側と協議を進めているところですけど、今年3月に市長と面談し、それ以降この半年弱、教育委員会や学校としてはどのように対応されてきたのか教えてください。
(教育長)
教育委員会としても地域の学校で学びたいということで、小学校1年生の時、一緒になって地域の学校で教育をするという議論を進めてきました。ところが1年の時に課題がありまして、その振り返り等をずっとやってきたわけですが、今年4月に職員の異動があり、話合いがうまく進むのかなという感じでしたが、青少年相談センターの所長が体調を崩しまして一旦中断しています。現在、神奈川県の教育委員会とも話をしながら、私どもの方から話合いの再開をしたいという申し出をさせていただいているところです。
(記者)
学年でいうと4年生で、なかなか残された時間がないかなというところですけど、今後どういった目標というかゴールを目指していますか。
(教育長)
一番課題になっているのが、やはり普通級というところだと思っております。今年の4月の下旬に文部科学省から通知が出まして、そういう支援が必要な児童については、普通級で学び交流することで一定の効果があるというのは認めつつも、半分以上は自立活動などをしなさいという通知も出ていますので、教育委員会としては、彼の個別のニーズに応じた教育をやっていき、普通級で交流もするという話し合いが進むように努力しているところです。
(記者)
先日百条委員会が行われ、前市長、さらに元副市長の証人喚問が行われましたけど、内容等どのように受け止められたか教えていただけますでしょうか。
(市長)
全体的な話は総務法制課から報告を受けました。加山前市長、小星元副市長に対する証人喚問が行われたことは承知しておりまして、現在まだ審議が継続中ですので、市長としての立場からは差し控えたいと思っております。なお、何度か繰り返してはいますけど、私どもの職員が98条委員会や百条委員会に呼ばれて、厳しい質問を受けて、しっかり対応している姿を見て、市長として非常に辛い思いをしております。本来ならば、夢を持って、希望を持って相模原市の職員になった職員が、証人喚問や参考人招致という形で対応することはあってはならず、そのようなことが今後ないように風通しの良い職場を作っていきたいと思っております。また、これまで都市建設局とか総務局がOBも含めてヒアリングをしてきたのですが、98条、百条を見ていると、かなり言動が違っている部分もあるなと感じております。また、元職員で二度も証人喚問に応じない方もいたりとか、そういったところが残念だと思っております。真実をしっかり語っていただき、議会と共に私たちもしっかり究明をして、再発防止や今後の取組に生かしていかなければいけないと思っています。
(記者)
百条委員会の中で、接待を受けたとされる元職員の処分を巡って質疑がありましたけど、通常、職員が何かしらの接待を受けた場合に考えられる懲戒処分の内容はどうなっているんでしょうか。
(隠田副市長)
具体的な処分を決めるにあたっては、一定の基準を設けております。その基準については、所管の方からお伝えをさせていただきたいと思いますけど、一般的には処分されることは間違いありません。大体、減給ですとか停職、そういう形での処分になると思っております。事案の内容にもよりますけど、懲戒免職まではなかなかいかないかなと思っております。ただ、職務の見返りを誘導されたりとか、いろいろあれば、内容によって異なってくると思っております。
(記者)
事前に相模原市の懲戒処分の指針を見たところ、接待を受けた場合は減給又は戒告となっていたのですけど、ちょっと軽いかなという印象を受けています。先ほど、処分されないということはないということでしたけど、この接待を受けたとされる職員は、懲戒処分をされずに辞職しているようですけど、処分をされなかったことについては、今考えて適切な結果だったと言えるのか、お聞きします。
(隠田副市長)
記憶でのお話になりますけど、減給相当の処分、非違行為があったのではないかということで、考査委員会で議論がありまして、同時に、本人がその事案の責任をとって辞職をするという申し出がありましたので、減給というよりも重い対応になるということで、それを認めると判断したものです。処分をしても効力はなかったのですけど、一旦処分をして、退職を認めるという方法もあったのではないかと思っております。
(記者)
処分をしても効果がなかったというのがよく分からないのですが。
(隠田副市長)
退職してしまうので、減給処分をしても、減給はそこから先の話になってしまうので、減給はできません。
(記者)
手続きとして、市が処分をして、その後退職という流れはあるものなんですか。
(隠田副市長)
あります。でも、実際は減給されません。ですから、当時の判断としては、実際の効果がないのだから、辞職を受けたことでこの件はお終いにしようという判断があったということです。
(記者)
一般論としてお伺いしたいのですけど、懲戒処分の対象になりながら、本人が辞職を希望した場合に、処分されずに退職という流れになることは、あり得る話なんですか。
(隠田副市長)
遡ってのものというのは記憶にありませんが、様々な非違行為への対応があるので、一概には言えないものと思っておりますけど、当時はそういう判断をさせていただいたということです。
(記者)
非違行為をした職員が懲戒処分の対象になりながら、処分をされずに退職をすることについて、きちんと仕事をしている職員からすると、非違行為をしながら処分されずに、何もおとがめなしということについては、不信感の元になると思うのですけど、その点についてはどのようにお考えでしょうか。
(隠田副市長)
一般論としてはそういうこともあり得るかとは思いますけど、この事案については、その当時の判断ですけども、自分がやった行為の責任を感じて辞職したいということでしたので、それを受けるという判断をしたということです。
(記者)
詳しくはまた別途お伺いします。
(記者)
相模原市とは関係ないことですけど、市長が市長になられる前の国会議員の時代の旧統一教会との関係がネットなどで指摘されていまして、2018年7月に埼玉で行われた旧統一教会のイベントに、国会議員だった本村さんが来賓として出席されたという記事等があったのですけど、これは事実でしょうか。
(市長)
2018年7月にさいたまスーパーアリーナに行ったことは事実です。
(記者)
それはどういう経緯・理由で参加されたのか教えてください。
(市長)
相模原市民の後援者の方からお話がありまして、私もこれまで県議会、国会と経験してきた中で、たたき上げでやってまいりまして、様々な宗教団体とか様々な方々と対話する機会は多くありまして、その中の一つとして参加させていただきました。ただ、今考えてみれば、しっかり旧統一教会の在り方というものを確認して出席するべきで、軽率だったと思っております。
(記者)
旧統一教会は過去にもいろんな問題やトラブルが報道等で指摘されてきた訳ですけど、出席された当時、団体がどういう団体かっていう認識はあったのでしょうか。
(市長)
私も詳しくは調べていなかったり、名前も変わっていた部分もあり、今後、私も宗教団体とお付き合いするにあたっては、事前に出どころ等を確かめて出席するようにということで、先ほど言ったように軽率だったなと反省しております。
(記者)
選挙で向こうは動員をかけて、協力しますよとか、そういうことを言ってくるらしいのですけど、それがあったかどうかと、受け入れたかどうかについてはいかがですか。
(市長)
これまでも含めて、選挙応援そして寄附等の支援はないと思います。
(記者)
相当の理由がないとなかなか相模原から埼玉まで行かないと思うのですけど、後援者から言われたら、みんな乗るっていうことですか。その辺の判断基準を教えてください。
(市長)
私もたたき上げでこれまで来て、ゼロからこの政治の世界に入ってきたので、あらゆる機会を生かして、いろいろな方とこれまで対話をしてきました。また、いろいろな宗教団体の集まりにも出席させていただいておりまして、それらはほぼ地元の支援者の方からお話がありますので、そういった中で、今回の旧統一教会のイベントにも参加させていただきました。
(記者)
その中では、統一教会の主張を受け入れたということでよろしいでしょうか。主義、主張を向こうは言ってきたと思うのですが、それに共感したということでしょうか。
(市長)
世界平和という点では、全ての皆さんの共通の認識だと理解しています。いろいろな宗教団体とお付き合いしていますが、細かいことまで、理念や考え方というのは承知をしていない部分もあるので、今後軽率な行動を慎んでいかなければいけないと改めて思っております。
(記者)
2018年のさいたまスーパーアリーナでのイベントの内容と、どういう立場で参加されたのかを改めて教えていただけますか。
(市長)
2018年は遅れて行き、途中で帰りましたので、内容等は正直詳しくは承知していないのが実態です。
(記者)
市長はどういう立場だったのですか。来賓とかでしょうか。
(市長)
国会議員として出席させていただきました。
(記者)
来賓でしょうか。
(市長)
ちょっとそこは詳しく分からないのですが、来賓としてだと思います。
(記者)
その場で何かお話されたりとか、ごあいさつされたりしたのでしょうか。
(市長)
あいさつはなかったと思うのですけど、詳しくは覚えていません。非常に多くの人がいらっしゃるなあという雰囲気はありました。
(記者)
先ほどお話にも出ていたと思うのですが、名前が変わっていたということもあってという発言がありましたけど、当該の団体が旧統一教会であるという認識の上で参加されたのでしょうか。
(市長)
あいまいな部分はありますけど、確かに名前は変わったという認識の中で、過去の行為を反省している中で、新しいチャレンジをしているようなお話もいただいた中で出席したのではないかと思います。
このページについて、ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
広聴広報課
住所:〒252-5277 中央区中央2-11-15 市役所本館3階
電話:042-769-8200 ファクス:042-753-7831
広聴広報課へのメールでのお問い合わせ専用フォーム