森林を守るために
神奈川県内には、多くのダム湖が位置する地域があり、県民の水がめとして、豊かな水を提供しています。
本市の森林の多くは、この地域に位置しており、水源かん養機能(注1)などの公益的機能を発揮することで、ダム湖の水源環境を守っています。
この豊かな水源と森林を健全な姿で次世代に引き継ぐためには、森林を再生・保全する取り組みが必要です。
そこで、県は、「水源環境保全税」(注2)などを用いて、「水源の森林づくり事業」(注3)を推進しており、本市も県との連携を図りながら、森林の健康と活力の保全に努めています。
(注1)雨水を土壌中に吸収し、時間をかけて河川に流出させる機能
(注2)個人県民税の超過課税として、神奈川県が賦課徴収している税で、「第3期かながわ水源環境保全・再生実行5か年計画」の財源として用いられている
(注3)城山ダム、宮ヶ瀬ダム及び三保ダムの上流を中心とした約60,900haを対象エリアとして、その中の私有林に対して公的管理・支援を行うことにより公益的機能の高い森林づくりを目指すもの。
森林を守るための整備
枝打ち
伸びた枝を根元から伐る作業です。木が生長してくると枝が茂るため、枝打ちを行わないと、森の中が暗くなってしまいます。森の中が暗くなると下草が生えず、地面がむき出しになってしまうため、雨で土壌が浸食され、土砂崩れを引き起こす可能性が高くなってしまいます。
また、枝打ちをすることにより節の少ないきれいな木材を作ることができます。
間伐
育成段階にある森林において、樹木の密集度に応じて、一部の樹木を伐採(間引き)し、残存木の生長を促進する作業です。間伐を行わないと、木が密集しすぎて、しっかりと根を張れず、元気に育ちません。また、根が土壌を固定する機能も低下するため、土砂崩れが起きやすくなってしまいます。この間伐という作業によって生産された丸太は「間伐材」と呼ばれています。
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