生物多様性の形成
森林には、「スギ」「ヒノキ」「マツ」などの木材生産のために人工的に育てられている針葉樹と、「ケヤキ」「カエデ」「クヌギ」「コナラ」「ブナ」「シイ」「クス」「カバノキ」などの多種多様な広葉樹が生育しています。
このように森林には、種類や高さの異なる樹木、下草や落ち葉などがあり、多くの生物に多種多様な生育環境を提供しています。国内では約200種類の鳥類、約2万種類の昆虫類をはじめとする野生動植物の生息・生育の場となっています。また、森林内に生息する生物だけでなく、周辺の河川や山岳の生態系とも深い関わりを持っています。
これまで木材利用のための伐採だけでなく、植林、間伐(注1)、下刈り(注2)など古くから豊かな森林を守るための努力が続けられてきました。
しかし、近年、これまで利用されてきた森林が使われなくなり、手入れが不十分な森林が増加しています。その結果、山林の荒廃が進み、生物多様性が失われつつあります。
(注1)間伐…森林内に樹木が混みあってしまわないように、一部の木を伐ること。
(注2)下刈り…植えた苗木の生長を妨げる雑草木を刈り払う作業。
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