第43回さがみはらフィルハーモニー管弦楽団定期演奏会より歌劇「劇場支配人」序曲(音楽)
【演奏曲紹介】
感染症対策のため団員関係者のみに公開した今回の演奏会の曲目は、「古典派・2管編成」を選曲のメインとするSPOの演奏会にふさわしく、モーツァルト、ハイドン、ベートーヴェンといった皆さんもよくご存じのプログラムでした。今回お聴きいただくのは、モーツァルト/歌劇「劇場支配人」序曲 です。
「劇場支配人」はモーツァルト自身の記載によると「序曲、2つのアリア、1曲の三重唱とヴォードビルからなる音楽付き喜劇」とあります。この喜劇は時事的な風刺ものでしたので、その新鮮味はすぐに色褪せてしまい、結局モーツァルトが担当した部分が5つの楽曲の集合として劇的な脈絡が曖昧なまま真の台本がない状態で残ってしまいました。
とはいえ、絶頂期のモーツァルトの音楽自体は最高に素晴らしいものなので、今では見事な序曲がオーケストラのコンサートのレパートリートとしてよく演奏されています。
指揮者は第40回定期演奏会にて若々しくエネルギッシュな指揮が大変好評だった浅野将己先生です。練習ではユーモアを交えながらの熱心なご指導に団員一同たくさんの刺激を受けました。
現在、数多くのオーケストラ、合唱、オペラ等幅広い分野で活動をされており、今後の活躍がとても期待されています。
【団体紹介】
SPOは、「少人数でのハイレベルな音楽づくり」を目標に、1999年4月に10人ほどの団員で発足しましたが、現在では10歳代から80歳代までの45名ほどが活動しています。
活動の中心は年2回の定期演奏会で、主にハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンといった、いわゆる「古典(クラシック)」の2管編成の曲を採り上げており、演奏の水準を高めるべく、サン・エールさがみはらや小山公民館、総合学習センターを拠点に、毎週土曜日、練習に励んでいます。
今回の演奏会ではコロナ禍の影響で練習会場が使えないためにやむを得ず活動休止になっていた期間が長かったため、プログラムの練習時間確保のためにハンドベルとプレコンサートは行いませんでしたが、 開演5分前の「予鈴」を「ハンドベル」でお知らせするというSPO演奏会の特色や、設立後早い時期から導入している「プレコンサート」でアンサンブルをお楽しみいただく時間は大切にしていきたいので、次回演奏会では復活できればと思っています。
また、当団の演奏会は、より身近に皆様に音楽に親しんでいけるよう、第1回定期演奏会から一貫して無料で開催してまいりました。
これらの活動を評価していただき、定期演奏会には毎回多数の「リピーター」の方においでいただき、地域に着実に根付いていることを実感しております。
次回の演奏会では、会場で皆様にお会いできることを心から願っております。
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