ピアノ名曲 こぼれ話~雨だれ~編(音楽)
本当の「雨だれ」はどちら?
「雨だれ」は〈24の前奏曲〉という曲集の中の1曲ですが、「雨だれ」というタイトルはショパンがつけたものではありません。
作家のジョルジュ・サンドという人物のメモ書きがこの曲を「雨だれ」と連想させるのです。
彼女はある時期ショパンの一番身近にいて、彼の苦しむ心と音楽の理解者であった恋人です。
そして、彼女は〈24の前奏曲〉の各々にその曲の印象を楽譜に書き込んでいました。
「何という物憂げな雨の滴。独房の庭石に一滴また一滴と落ちる雨の音の何といううら寂しさ!」
彼女が書き込んだ楽譜が未だに見つかっていないことで、今、このコメントに合う曲の候補が2曲挙がっているのです。いったい、彼女はどちらの曲にこのコメントを残したのでしょうか。
2曲を聴き比べてみましょう。
ルドヴィカ会
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