令和6年度 4月定例記者会見
- 日時 令和6年4月23日(火曜日)午後2時~3時05分
- 場所 市役所第2別館3階第3委員会室
(市長)
【あいさつ】
皆さん、こんにちは。
令和6年度に入りまして、初めての記者会見となりますが、今年度は市制施行70周年を迎える記念の年となります。記念事業の皮切りとしまして、4月6日(土曜日)、7日(日曜日)の2日間にわたり、桜満開の中、市民桜まつりが盛大に開催され、過去最多の53万人の方々にご来場いただきました。今後も様々な事業が市内で予定されておりますので、多くの皆様と一緒に、記念の年を盛り上げていきたいと思います。
また、本市出身の囲碁棋士、芝野虎丸十段が、囲碁界7大タイトルの一つである十段位の防衛に向けて、第62期十段戦挑戦手合五番勝負に挑んでおります。挑戦者である井山王座との対局は、現在2勝2敗となり、4月30日(火曜日)に最終局を迎えますので、ぜひ、芝野十段に注目と応援をよろしくお願いします。
続いて、先日、リニア中央新幹線については、「2027年までの名古屋開業は実現できる状況にない」と示されたところですが、昨日開催されました九都県市首脳会議におきまして、本市としましては、首都圏南西部における「広域交流拠点」として、周辺都市からの求心性を高める都市づくりに一層取り組むことを報告させていただきました。
さて、本日の案件は3件で、1つ目が相模大野駅の列車接近メロディについて、2つ目が「さがみん保育」及び「さがみはら休日一時保育事業」について、3つ目が市長公式Xの開設についてとなります。
まず1点目、相模大野駅の列車接近メロディについてです。年頭の記者会見でもお伝えしましたが、相模原出身の音楽バンド「Alexandros」が、10月26日(土曜日)、27日(日曜日)の2日間にわたり相模原ギオンフィールドで、市内初となる大型野外フェス「THIS FES’24 in Sagamihara」を開催し、市制施行70周年を迎える相模原市を音楽の祭典でより一層盛り上げてくれます。
この「Alexandros」の代表曲である「ワタリドリ」が、小田急線相模大野駅の上下線ホームにおける列車接近メロディとして9月2日(月曜日)から流れることが決まりました。放送開始自体はまだ先になりますが、ぜひ楽しみにしていただきたいと思います。
2点目は、「さがみん保育」及び「さがみはら休日一時保育事業」についてです。本市では、令和6年度も、「子育てするなら相模原」の実現に向け、子育て事業に力を入れて取り組んでいるところです。その中で、子育て家庭に対する新たな支援としまして、「さがみはらみんなの保育」を縮めた「さがみん保育」を愛称に、「こども誰でも通園事業」を試行的に実施いたします。この「さがみん保育」は、0歳6カ月から3歳未満で、保育所等に通っていない子どもを対象に、就労要件を問わず、時間単位で保育所等を利用できる制度で、相模原市内の27園で7月から事業を開始いたします。5月1日(水曜日)から、電子母子健康手帳アプリ「さがプリコ」で利用申込みの受付を開始しますので、詳細はお手元の参考資料や市ホームページをご覧ください。
また、昨年からご案内をしてまいりました「さがみはら休日一時保育事業」が、4月7日(日曜日)から橋本のエンゼルハウス保育園で開始いたしました。こちらは保育所等が閉所している日曜日や祝日に、すべての未就学児を、理由を問わずお預かりする事業となりますが、4月22日(月曜日)時点で205名の方に利用者登録をいただいており、子育て家庭の皆様の期待が大きい事業と考えております。来年4月には相模大野駅周辺においてもこの事業を開始する予定で準備を進めております。こちらにつきましては、詳細等が決まり次第、改めて皆様にお知らせいたします。
3点目は、市長公式Xの開設についてです。これまでも市のPRにおきましては、広報さがみはらや市のホームページ、ライン、フェイスブック、インスタグラム、ユーチューブなど様々なツールを活用して発信してまいりました。相模原市を知ってもらう、好きになってもらう、そして選ばれる都市になるためには、良い取組や事業をただ行うだけではなく、しっかりと広くお伝えしていくことが大切であり、情報発信力の強化が非常に重要だと考えております。こうした中、私自身が先頭に立ち、市の事業や取組、魅力等を強く発信していくため、本日、相模原市長としての公式Xを立ち上げました。今後はこのアカウントを通じて、私からも様々な発信を行ってまいりますので、ぜひ多くの方にフォローしていただけたらありがたく思います。
最後に1点ご案内いたします。今年も5月4日(土曜日)、5日(日曜日)に、新磯地区の相模川河川敷において、相模原市を代表する伝統行事の1つである「相模の大凧まつり」が70周年記念事業として開催されます。もっとも大きい凧は14.5メートル四方で、重さは950キログラムにもなり、毎年開催される大凧揚げの中では日本一の大きさを誇ります。大凧に書かれる今年の題字は、「稀風」が選ばれましたが、この「稀風」の「稀」は、相模原市市制施行70周年を人生に例え、70歳の長寿を祝う「古稀」から1字を取っています。大凧が大空を舞う姿は圧巻ですので、ぜひ、取材をよろしくお願いします。
私からは以上です。
質疑応答
「さがみはら休日一時保育事業」について
(朝日新聞記者)
今、なかなか保育士さんが不足している中で、どのように日曜日などの人員を確保されたのか、或いはそれを取り組もうとしている保育所に対して、市としてどういう支援をしているのか、もし何か具体的な取組があれば教えてください。
(保育課長)
事前に公募をかけさせていただいて園が決まっておりますので、実施に向けて、日曜日、休日においてもしっかりと園の体制ができるように、職員の方を整えさせていただいております。
(市長)
私もエンゼルハウス保育園に行ってまいりまして、決定以降にお邪魔させてもらいましたが、今、記者からご心配いただいたとおり、やはり人材の確保というところが一つの課題だというふうに伺っていました。保育課長からもお話があったように、私どもは寄り添った対応を行ってまいりますが、各園で今いる人材を何とかまわしていただいて、取組ができています。今後も級地数の問題とか保育士の確保に向けては、町田市や八王子市、また最近厚木市も3級になったのではないかというふうに思いますが、課題はまだまだありますので、私達も国に対する要望や、或いは保育士の皆さん、潜在保育士も含めた活用をしっかり考えてまいります。やはり働く皆さんが安心して働ける環境整備というのは、市としても独自に検討してかなければいけない部分もありますし、また国や県に対する要望等も引き続き行ってまいりたいと考えております。
(朝日新聞記者)
国や県への要望とは具体的にはどんなことを求めていくのですか。
(市長)
保育士さん、潜在保育士さんがいらっしゃいますが、やはり級地数等で、例えば町田市で働く保育士さんと相模原市で働く保育士さんで差異がないようにしてまいりたい。昨日の九都県市首脳会議でも黒岩知事からご発言があったように、私どもは東京都に隣接していまして、そういった中では、財源が豊かな東京都のような大きな広域自治体がお隣にいますから、保育士さんをはじめ、例えば介護士もそうですけれども、やはり皆さんどっちにしようかなという時に、働く皆さんがどこの地域でも、それは都市部であっても中山間地域であっても、みんなが働いていける環境を整えていくことが非常に大事だと思っています。特にうちは中山間地域を抱えて非常に面積も広くなりましたから、そういった中ではまだ私たちが思っているような級地数ではありません。今後、そういった級地数の格上げの話や、それから国でも岸田内閣の中で様々な施策を行っていただいていますが、そうは言ってもまだまだ差異があるように感じております。例えば認可保育園と認定保育園で働く方々など、市内で働いていてもその差異がないような、やはり皆さん、保育士さんとして資格を取られて経験を積んでこられていますから、そういった皆さんが、やはり生きがいを持って働けるような環境整備というのはこれからも、国や県に対してもお願いしていかなければいけないと思います。
(朝日新聞記者)
橋本のエンゼルハウス保育園で実施しているさがみはら休日一時保育事業は、登録者が205名ということですが、登録されている方は大体希望通りに使えている状況ですか。
(保育課長)
1日当たり20人という定員を設けさせていただいておりますけれども、4月7日からスタートしまして、4月7日(日曜日)は9名の方にご利用いただきました。14日(日曜日)が13名で、直近の21日(日曜日)はキャンセルなどもありまして4名ということで、皆さんご希望された日にご利用いただいているというような状況です。
市長公式Xの開設について
(朝日新聞記者)
X、旧Twitterを発信されるということなのですが、様々な発信手段がある中で、市長公式Xというものはどういう位置付けで、どういう事柄なんかを主に発信していきたいとお考えでしょうか。
(市長)
これまで私個人のフェイスブックのアカウントを使って、公務や政務、それから私生活の、例えば釣りに行ったとか犬と遊んだとか、そういったことも含めて、発信していたのですが、ユーザー数の多さとか、それから拡散力とか即効性を考える中で、やはり旧ツイッターであるX、これを活用しない手はないなということであります。調べたところによりますと、Xに関しては、指定都市の市長も個人的に行っている方はたくさんいらっしゃるようでありますが、市長として公式に開くのは初めてということでありますので、ここは市の職員の皆さんとしっかり連携して情報を集約しながら、魅力のある情報発信をしていきたいと思います。今日も実は午前中に、どんなことを発信していこうかということの一例を挙げていく中で、例えば、不祥事があってお詫びなども上げていくかという話をしたのですが、そうではなく、やはり相模原市の魅力、シビックプライドが醸成できるような、新鮮で前向きな情報を市長公式Xでは発信していこうということで、市長公室長達と話をしました。今日のこの会見後に、まず一発目を上げていきたいと思っていまして、今後もシビックプライドの醸成ができる、例えば、住んでみたい、子育てしてみたい、第2第3の人生を楽しんでみたいと思えるような、相模原市の魅力を発信できるような市長公式Xにしていきたいと思っています。そういった視点で職員とも協力しながら、選ばれるまちになるように、市の魅力を発信していきたいと思います。
(朝日新聞記者)
文案は市長自らお考えになるのかということと、投稿はどのくらいの頻度でお考えですか。
(市長)
月曜日から金曜日まで、毎日投稿しようという思いもあるのですが、ただ、毎日ネタがないということもあります。新鮮なネタが出た時になるべく平日の勤務時間中にやろうということで、土曜日、日曜日の休日と祝日は職員もお休みですから、ここは控えて、月曜日から金曜日の平日、午前8時半から午後5時15分の間で投稿できればと思っています。頻度に関してはなるべく多く上げていきたいと思うのですが、これに関してちょっとまだネタがどのぐらい出てくるか分かりません。ただ魅力をできるだけ多く発信していきたいと思っています。あと文案は、職員とも色々と対話をしている中で、私が最終的にしっかり自分で読み込み書き込んで、自分の考え方で発信していきたいと思っています。
(朝日新聞記者)
平日に限定すると、例えば「相模の大凧まつり」とか開催は休日になってしまいますよね。様々な魅力のある催しをやっている時に、市長ご自身も出かけて行ってご覧になると思いますが、そういうものの投稿はあまりお考えではないですか。
(市長)
今後の課題ですね。とりあえず今日の午前中の打合せでは、職員になるべく負担がないようにしていこうということでお話をしたのですが、記者が言われたように、週末のイベントはたくさんあります。例えば納涼花火大会も午後7時ぐらいから始まりますし、相模湖の花火大会もそうですね。勤務時間外になってしまいますから、そういった対応をどうするのかというのは、今後の検討かと思います。ただリアルタイムで魅力を動画なども使って発信できれば良いなと思いますし、あとは事前告知などもお知らせできるかと思っていますが、ちょっと手探り状態の部分もあります。まずは始めて、また記者の皆様からもアドバイスやご指導賜りながら、良い形にしていきたいと思います。公式になるとかなり固くなるので、ちょっと面白味に欠ける可能性もあるので、そこは率直に記者の皆さんからつまんないなとか、これはもっとユーモア持ったら良いのではないかとか、ぜひ遠慮なくアドバイスをいただけたらと思います。
リニア中央新幹線について
(テレビ神奈川記者)
リニアの関連について数点確認させてください。先ほど市長のご挨拶の中でも出ましたが、2027年の開業を断念ということが先日示されましたが、その中で早くても2034年以降というような数字も出てきました。新たにこうした見解が出てきたことについて、改めて市長としての受け止めを教えていただけますでしょうか。
(市長)
開業を延期するのではないかというニュアンスで以前から話は出ておりましたが、令和9年2027年の供用開始を目指して、私たちもまちづくり等を行ってまいりましたので、そういった意味では、JR東海から改めて正式に2027年の開業は難しいという話が出され、非常に残念だというふうに思っています。しかし、リニアの実現に向けて1日も早い開業を願っておりますので、関連の自治体の皆さんとも連携をしながら、そして私たち相模原市も中間駅として、これまでもJR東海の皆様にご協力をいただき、リニア広場で建設現場をご覧いただいたりとか、それから昨年10月14日にリニアコンサートを行ったり、リニアブースといってマンションの一室を借りてリニア事業を紹介するブースを作ってもらったり、あとマッピングもあったと思いますが、色々なことをJR東海の皆さんに見える化をしていただいています。私はリニア賛成派ですが、慎重や反対の方々も市内外まだたくさんいらっしゃいますから、そういった点では、慎重や反対の皆さんに少しでも見える化をしてご理解いただけるように、JR東海の皆さんには取組をお願いしてきたわけでありまして、そこはJR東海の皆さんが真摯に、そういった私たちの声に応えてきてくれています。今後もまちづくりや、そして機運醸成に向けて取組を進めていきたいと思います。特に私どもは、圏域としては985万人いるというふうに言われておりますので、最近では私も多摩方面の首長の皆さんを尋ね、市役所にお邪魔をしております。ぜひ相模原市1市の事業ではなく、この圏域全体、東京都、山梨県、神奈川県、こういった皆さんからお力添えをいただいて、広域自治体もそうだし基礎自治体の皆さんからも、お力添えをいただきたいと思います。そして、やはり訪れたくなる、降りたくなる駅となるようまちづくりを着実にこれからも進めていかなければいけないと思っています。
(テレビ神奈川記者)
それからずっと着工に反対されてきて、相模原市にもいらっしゃいました川勝知事が辞任されたということもありましたが、これで今後の事業計画にも少なからず影響が出そうですが、これについてはどのようにお考えになっていますでしょうか。
(市長)
川勝知事は、以前、市内の車両基地とか橋本の駅建設現場を視察いただいた後に市役所に来られまして、当時、部分開業に賛成してもらいたいというようなお話もございました。色々な対話をする中で、とても熱心に勉強や研究をされている方だなという印象がありました。今回、ご自身のご判断、政治家自ら出処進退を決めたわけでありますので、ここは重く受け止めてまいりたいと思っておりますし、静岡県知事選挙が来月行われる予定で、すでに複数名立候補されておりますが、私としては、やはりリニアを推進していただける知事さんになっていただきたいと願っております。今後も静岡県をはじめ、広域自治体や基礎自治体の皆さんと連携して、1日も早く供用開始ができるように進めていただきたいと思います。
(テレビ神奈川記者)
開業の新たな時期の明示についてなのですが、昨日、長野県知事がJR東海や国に新たな開業時期の目安を明示して欲しいということを要請したいという話が出ていましたが、相模原市としてJR東海や国に対して、そうした新たな開業時期について何かしら要請するお考えはありますでしょうか。
(市長)
やはり私たちは2027年という目標を持ってこれまでまちづくりを進めてまいりましたので、よく市民の方から、私が元気なうちに開業して欲しい、ぜひ元気なうちにこのリニアに乗って名古屋に行ってみたいという声をいただいております。今後、機を捉えまして、JR東海や国に対してはそういった市民の皆さんの声をお伝えしていき、技術革新や静岡工区等の問題が解決する中で、1日も早く供用開始ができるようにお願いしていきたいと思っております。
「さがみん保育」について
(テレビ神奈川記者)
「さがみん保育」の件ですが、こちらは国の「こども誰でも通園事業」の枠組みの中でやられるのかなと理解しているのですが、何かしら市独自のものとして、アレンジというか、特殊性はあるのかどうかというところを教えていただけますでしょうか。
(保育課長)
独自の取組としましては、やはり慣れた保育園に通っていただきたいと考えておりまして、子どもたちがその園に通われているお子さんと仲良くなったり、それから保護者の方も園の先生方と意思疎通をして子どもの成長につなげていただくために、1つの園を選んでいただいて決まった園に通っていただくというところです。色々な園に通うのではなくて、希望する園を選んでいただくというもので、まさに今、保護者の皆様にはどこの園に通うかということで、園の見学なども含めて選んでいただいている状況で、一つの園に絞って利用していただく形で進めております。
(市長)
市内3区で実施園が27園ありますので、その中で園に通われていない0歳6カ月から3歳未満のお子様に、月10時間以内で通っていただいて、ぜひ保育に慣れていただいて、そしてお友達もできて、そこがご縁でまた通常保育で通いたいという方も出てくるかもしれません。そういった意味では本当に最初の取っ掛かりになるのかなというふうに思っていますので、期待していきたいと思います。
市長公式Xの開設について
(時事通信記者)
公式SNSの開設の件で3点お伺いしたいのですが、今、市長個人のXのアカウントは、フォロワーが1万人ぐらいいらっしゃって、結構発信力のあるアカウントをお持ちかというふうに思うのですけれども、市長の公式Xとして、ゼロから立ち上げた狙いであったりとか、そういうところをもう一度お聞かせいただいてもよろしいでしょうか。
(市長)
ユーザー数の多さと即効性とか拡散力が非常に強いというところで、Xを選びました。
(時事通信記者)
2点目ですが、市長の個人アカウントがある中で公式のSNSを作られて、フォロワー数もまだ少ないと思うのですけれども、どっちも本物なのですが、どっちが本物なのか、片方が偽物なのかみたいなそういう疑念を抱く方もいらっしゃるのかなというふうに思うのですけれども、その辺りのケアとか対策というのはどのように考えていますでしょうか。
(市長)
私が今、個人で、個人事務所や後援会を含めて利用しているのはフェイスブックのみでありまして、Xは現在使っておりません。私のフェイスブックに関しては幅広く、例えば、私生活、うちには愛犬「こんぶ」がいるのですけれど、「こんぶ」の話や日曜日に行った釣りを載せたりとか、こんなところに食べに行きましたよということを載せたりとか、それから公的なこと、政務的なことも含め、これからも変更なく載せようと思っています。市長公式Xは、本村賢太郎個人というよりも、市長としてのアカウントであると思っていますので、そういった意味では、先ほどもお伝えしたように市の魅力発信に使用していきたいと思います。しっかり使い分けをしていきたいと思っています。
(時事通信記者)
3点目ですが、先ほど文案を考えたりというお話がありましたが、生成AIを活用して文案を考えたりするという考えはありますか。
(市長)
面白いですね。6月頃にはNECさんとの国産生成AIの共同検証の終着地点が見えてきますから、それ以降は、私のXは生成AIを使っていますというのは、一つの売りになるかもしれません。私もちょっとそこは思いつかなかったです。良いヒントをいただきありがとうございます。使わせていただきたいと思います。
リニア中央新幹線について
(毎日新聞記者)
開業が延びたということは、1日も早くという市長からすると、プラス思考というふうに言えば、市として取り組む時間が増えたということになりますが、先ほどの触れられていたリニアに慎重派の方、住民の方に対する市としてのアプローチ、大西大通り線みたいな道路のこともありますが、何か今、新たにお考えになっていることはございますか。
(市長)
記者が言われたように、これからのまちづくりに少し時間を要することがプラスではないかという話もあります。今後も慎重、反対の皆様には寄り添った対応をしていかなければいけないと思いますから、例えば意見を言いたい、意見を聞いて欲しい、そして私の意見も、どんな考えなのか聞きたいという方がいらっしゃれば、引き続き対話を続けていき、寄り添った対応をしていかなければいけないと思っています。私は、リニアに賛成、反対、慎重という様々な考えの方がいて当然だというふうに思っています。私は賛成派ですが、やっぱり慎重や反対の方々には寄り添って、なぜこの日本中央回廊が、本市にとっても経済を含めた大きな起爆剤になってくるかということをご説明しながら、1人でもご理解いただけるように、これからも対話を続けていきたいと思っています。
(毎日新聞記者)
神奈川県駅(仮称)に停車する本数については1時間に1本とか2本とか分かりませんけれども、市長として、JR東海さんに今後どういった形で要望されていくか。個人的には新横浜駅を思い浮かべてしまうのですが、「ひかり」、「こだま」の時代、それから「のぞみ」ができて「のぞみ」が全部止まるようなってから、急激に周辺が発展したような印象を持ちますが、その辺いかがでしょうか。
(市長)
新横浜駅が開業したのは、東京オリンピックの時、1964年ぐらいでしょうか。畑や田んぼが多かったところに駅ができて、「こだま」、「ひかり」から「のぞみ」が止まるまで、大分時間もかかってきましたし、横浜のまちづくりをしていくのに時間を要したわけであります。しかし私たち相模原市では、すでに街もできているところに相原高校跡地を活用してまちづくりが進んでまいりますので、そういった意味では、新横浜よりは少しスピード感を持って進めていかなければいけないと思っています。それから停車本数は1時間に1本であろうとか、新幹線の乗車料金にプラス千円ぐらいではないかという話があったりとか、品川まで10分ぐらいではないかとか、まだ仮定の話をよく聞くのですが、私としては、やはり1時間に1本の停車では起爆剤としてはまだまだで、もちろんないよりはあった方が良いのですが、2本3本と止まっていくというのが非常にうれしいなと思います。先週品川に行くのに、橋本駅から電車に乗って新横浜駅から品川駅まで新幹線で行ったのですが、その時秘書課長と驚いたのは、新横浜駅では本当に3分とか5分おきに新幹線が「のぞみ」から「ひかり」から「こだま」までみんな止まるのです。これは相模原市の将来の理想だよねという話を、ちょうど先週したところです。1本でも多く停めていただく駅になるように、それにはやはり乗降客数を含めて利用していただく「まち」、「駅」にならなければいけないと思っています。そのために私たちは、都市と自然のベストミックスをもっともっと発信して、訪れたくなる、それから、降りたくなる駅というのを実践していく必要があります。数だけ望んでいても、これはJR東海の皆さんも収支採算性とか課題がありますので、やっぱり停めたくなる、停めさせて欲しいというようなまちづくりを、私たちが率先して進めていくということが重要だというふうに思っています。ですからできれば1時間に1本と言わずに、まずは2本、3本からでもいいです。将来的には1時間に10本とか停まっていただいたら、本当にそれは嬉しい話だと思いますが、それには私たち相模原市も努力していかなければいけないと思っていますので、他力本願ではなく、相模原市自らまちづくりをしっかりやっていって、JR東海の皆さんにもご納得いただけるようなまちを作っていきたいと思っています。
(共同通信記者)
リニアの開業時期が先送りになりました。そのことによって例えば人口動態も変わりますし、周辺のまちなんかも変わってくると思いますけれども、その交通量ですとか、そういったものの想定の見直しをされるお考えというのはありますか。
(市長)
リニアの開業が延びようとも、現状は、道路整備等を含めて、まちづくりは引き続き行ってまいりたいと思っています。新たな計画というよりも、これまでの既存の計画を着実に進めていきたいと思っていますし、今後の課題としてやっぱり地下空間をどう利用するかとか、そういったこともしっかり考えて検討していかなければいけないのかなと思います。私も昨年の市長選の時に、担当課に地下空間は必要ではないかという話をしたのですが、当時ちょっと担当課もそういった認識が薄かったのですが、最近議会答弁も含めて、担当課も地下空間の利用というのを大分頭に入れて、一緒に考えていただけるようになっていますので、ここは神奈川県ともしっかり連携をして、そして、これからJR東日本や京王電鉄、神奈川県、東電、URなど、そういった皆さん7社との協議もありますので、連携をしながら進めていきたいと思っています。
相模原市人権尊重のまちづくり条例について
(朝日新聞記者)
人権条例が、通過をしまして、様々準備されていることだと存じますが、それに当たって、人権施策審議会の先生がお二人、お辞めになるということがありました。そのことを受けて、審議会の人選など今後どうするかというのが1つと、それからまた同じく人選というと人権委員会という重要な取組がございますが、それについての人選をどうするかということ、あと実際に差別に関する相談を受ける窓口というのが大変重要かと思うのですけれども、今までなかったそういう取組をする場として、どういう人材を充てるのか、それから差別の被害を受けている方々に向き合うわけですから、大変繊細な作業になってくると思うのです。それを受けて特にどんな訓練や育成を行って、本格的な体制始動に向かわれるのか、主に人に関するその3点を教えてください。
(市長)
まず人権施策審議会の矢嶋会長と金子委員におきましては、前回の記者会見以降も、もう一度、お二人のお気持ちを確認させていただき、私たちとしては引き続きお願いをしたわけでありますが、気持ちは変わらないということでありまして、残念ながら、辞任の方向となりました。そういった中で、空席の人権施策審議会の委員におきましては、引き続きふさわしい方を人選中です。それから人権委員会に関しましては、これもやはり当初5名ほどということでありますので、ここの人選に今当たっております。やはり、総合的にご経験が豊かな方で、そして客観的な思考力等をお持ちの方になっていただきたいと思っていますので、そういった意味では、様々な多様性を持った柔軟な考え方をお持ちの方を選んでいきたいと思っています。まだ正式に発表できる段階ではありませんけれども、引き続き、これまでの経緯等も含めて、私たちが目指す人権尊重のまちづくりの方向性を理解いただきながら、人権委員会をしっかり設置をしていきたいと思っていますので、引き続き人選に当たってまいりたいと思っています。それから窓口では、先ほど記者からあったとおり繊細な事柄が扱われます。私たちも窓口業務を設置するということが大きな柱の一つと考えておりますので、ここも人権に対するご理解がなければ、例えばお困りの方が相談に来た時に対応できないようなことではいけませんので、やはり聞く力、こういったものをしっかり身につけている方を窓口に据えていき、そして、総合的なアドバイスもできるような方を人選していきたいと思っています。
PFASについて
(毎日新聞記者)
先日、市民の環境関係の団体の方が、PFASの問題で申し出に来られたと思います。南橋本の工場の件ですけれども、そこについて市として、なかなか法的な枠組みもあまりない中での対応になる部分があるかと思うのですが、何か対策やそれから追加的な調査、周辺地域全体に広がってないかどうかの確認等、市として何か取り組まれるご予定はございますか。
(市長)
これまで令和3年度から3年間に渡りまして、地下水や河川等の調査を行ってまいりました。昨年度、市内全域の状況把握が完了したところでありまして、今後暫定基準値を超過した地点の継続監視や、詳細な汚染状況の把握の検討等を進めていきたいと思っています。特に暫定基準を超えたところが10カ所ございましたので、そこは引き続き寄り添った対応を行っていきたいと思います。このPFASに関しては、国の方向性が見えてこない部分がありますので、基礎自治体としてできることが少し限られてしまう部分もありますので、基準等を国に求めていくことが必要かと思っています。県内の国会議員の方も国会でご質問されているようでありますので、私たちも環境省をはじめ、国に対して、PFASの方向性というのを見据えた形を作っていただくように要請しなくてはいけないと思っています。
(毎日新聞記者)
それは具体的にちゃんと規制をして欲しいとか、ルール作りをして欲しいとか、そういうニュアンスでしょうか。
(市長)
そうですね。例えば市民活動団体の皆様の調査で、道保川だったと思いますが、魚やザリガニとか暫定基準値を超えているということで、東京新聞さんの記事になったのを見たことがあります。環境保全課の職員達と今日も実はお話したのですが、私たちが今できることがなかなか見えてこない部分もあるので、国に対してやはり一定の基準をしっかり設けてもらって、それによって私達基礎自治体として市民に寄り添った対応ができるというふうに思っています。このPFASの問題はかなり大きな問題になってきていると思いますので、そんなに遠くないところで、国に対して要請・要望に行きたいというふうに思います。
相模原市人権尊重のまちづくり条例について
(神奈川新聞記者)
先ほどの質問に関連してなのですけれども、人権尊重のまちづくり条例の中で、今後、人権委員会を選任していくというお話がありました。審議会の答申では、その人権委員会については、委員の性別に偏りが生じないように、多様性の確保に向けた配慮を行うことということが盛り込まれています。先日、ヘイトスピーチに詳しい憲法学者が相模原市で講演されて、やはり整備が進んでいる諸外国では、こういうような性別の偏りがないように多様性を確保するということは、ある意味、基本であるというお話がありました。今後その人選を決めるに当たって、性別に偏りがないように、多様性を確保していくというお考えはありますでしょうか。
(市長)
先ほど、私も多様性という言葉を使わせていただいたとおり、多様性を持って人選に当たっていきたいと思っていますので、そういった中では答申でいただいたことを尊重していきたいと思っています。
(神奈川新聞記者)
そうすると、例えば、男性一色になるということは考えにくいと捉えているということでしょうか。
(市長)
そうですね。その方向で考えていきたいと思っています。
(神奈川新聞記者)
分かりました。もう1点、こちらも答申の中で法曹実務家を含むことということも書かれていました。この点もやはり非常に重要な視点だと思いますが、その辺りのお考えはいかがでしょうか。
(市長)
法曹実務家の方で人権に詳しい方を充てていきたいという思いはあります。
(神奈川新聞記者)
こちらについても、答申を尊重されていくというお考えでしょうか。
(市長)
はい。
教職員によるわいせつ事案について
(神奈川新聞記者)
教職員による児童生徒へのわいせつ事案に関連してお伺いします。2年前に教員による児童生徒性暴力防止法が施行され、全国の自治体で教職員によるわいせつ事案が起きた時に、どのような懲戒処分をするかという指針や基準を、改正や見直しする自治体が非常に増えています。相模原市においても、教職員の懲戒処分の指針があり、わいせつ行為を行った教職員に対する指針も取り決められていますが、今の規程の見直しや、もしくは改正するお考えはありますか。
(教育長)
まずこの度、校長による盗撮につきましては被害に遭われた方、並びに児童生徒、保護者の皆様にお詫び申し上げます。今、記者からお話がございましたが、本市におきましてもその法律に合わせ、令和5年11月に指針の改定を行っております。教員による性暴力はあってはならないものだと考えていますので、色々な形で啓発をしていきたいと考えています。
(神奈川新聞記者)
もし違っていたら指摘いただきたいのですが、今の相模原市の指針では、児童生徒にわいせつ行為を行った教職員、これは同意による行為を含みますが、免職とするとなっていますが、教員が担当する学校以外の児童生徒に対して行ったものも含むという理解でよろしいですか。
(教育長)
そのような理解でよろしいです。
(神奈川新聞記者)
分かりました。また先日、元校長の懲戒免職の発表があった際に、教育長から「今もこういう事案が起きたときに訓示や研修を行っているが、なかなか後を立たない。研修のあり方についても考え直していく必要がある。」というお話がありました。現時点で、教職員によるわいせつ事案が発生した場合、どのような研修を行っているのか、差し支えない範囲で研修内容を教えてもらうことはできますか。
(教育長)
基本的には、研修は座学が中心になっていたというのは事実ですが、今後は自分事として考えられるように、事例を使ったり、或いは自分の行動を振り返るような研修をしていきたい。それからもう1点、教育公務員による不祥事は、児童生徒だけではなく、市民の信頼を大きく失うことになりますので、そのことも自覚をしてもらいながら、今、自分が働いている職場の環境などについても考えられるような仕組みを作っていきたい。具体的には、若い先生方に色々な話を聞いて、自分たちの職場にはどういう課題があるのか、どうすればいいのかを、今後20年30年働く、実際に働いている先生に考えていただきたい、このように思っています。
(神奈川新聞記者)
先週の発表の際に、盗撮行為を行った元校長の反省の弁をお伺いした時に、被害者、盗撮された側の人間に対する謝罪の弁が聞かれなかったことに対して、個人的に非常に違和感を持ちました。本人はストレスから逃げたかったと言っていたと聞きましたが、それは裏を返すと、ストレス発散のためならば、例えば自分より弱い立場とされる女性や子どもに対して加害を加えても良いと思っているのではないかと。これはあくまでも私の私見ですが。そうだとすると、やはり認識のゆがみというか性暴力に対する考え方や、女性・子どもに対して加害を加えることが大したことではないと思っているのではないかと思ってしまい、わいせつ行為を起こすことを止めるためには、そのあたりの研修も盛り込んでいく必要があるのではないかと思います。民間企業ではそういった研修等も実際に行われていると聞きます。
(教育長)
実際にお話をするとすれば、6月に「教職員による性暴力」をタイトルに研修をやりたいと、今、考えています。
(神奈川新聞記者)
それは全校を対象にでしょうか。
(教育長)
校長・副校長の管理職、それから研修担当、それをさらに下におろして、中間層の中で事例を使って、教職員による児童生徒だけではなく同僚教員に対する性暴力の防止、そういった観点で研修を進めていきたいと思います。
(神奈川新聞記者)
それは、初めての試みですか。
(教育長)
記憶にある限りで、私の中では初めてだと思っています。
PFASについて
(神奈川新聞記者)
PFASに関する市民団体からの申し入れについてです。その件を取材しましたが、市民団体からの申し入れの1つとして、市で土壌調査を行って欲しいという話があったと思います。それに対して担当課に聞いたところ、土壌調査を民間の土地に立ち入って行う法的な根拠は今のところないという趣旨の話をしていたと思いますが、本当に法的な根拠がないと土壌調査はできないのか疑問です。どういうことをするにしても、行政機関は法的な根拠に基づいて取り組んでいるというのは理解できるのですが、本当に何もできないのか疑問ですが、いかがでしょうか。
(市長)
私たち基礎自治体としては、法令に則った対応をしなければならないというところが原点にあります。しかし、これだけPFASの問題が大きくなっており、また市民団体の皆様からご要望をいただいておりまして、現在、私達の方で投げられたボールを含めて検討しております。この段階でやりますともやりませんとも言えませんが、記者から今日いただいたお話もございますので、もう一度よく、環境保全課と今の件を話し合ってみたいと思います。
(神奈川新聞記者)
特別何か法律がなくても出来る可能性はありますか。
(市長)
人のお宅に入り込む話となってきますから、そういった点で、例えば、今回も基準値を超えたところが10地点ありますが、ピンポイントで「このお宅です」とはお示しをしていません。南橋本というような漠然とした形になるかもしれませんが、どれぐらい個人のお宅等に踏み込むことができるのかという所まで含めて、検討してまいりたいと思います。
(神奈川新聞記者)
その市民団体の話からすると、水質調査はたぶん入ってやっているのだと思います。水質調査ができるのならば、土壌調査はできないのかということですが、どうですか。
(市長)
それも含めて検討させていただきたいと思います。
九都県市九都県市首脳会議(高校教育の無償化)について
(NHK記者)
昨日の九都県市首脳会議の件で一つお伺いしたいのが、東京都の高校の無償化の件です。先ほど市長のお話にもありましたが、隣に町田市が隣接していて、市民の皆さんの中では、少し場所が違うだけで無償化にならないということがあり、それに関して黒岩知事からも「行政サービスで大きな差がつくのは問題である、国による対応が必要だ。」という話が昨日出ていたと思います。高校に関しては、市がなかなか関与しづらい部分も多分にあると思いますが、現状を踏まえて、市長の高校の無償化に対する思いや、例えば市民の方からこんな声が聞こえて来ているという話があれば教えてください。
(市長)
高校無償化は、これから必須な話だと思っています。私は国会議員時代に、高校教育無償化を掲げて選挙を戦ってまいりました。やはり時代の要請とともに、高等教育も含めてご家庭の事情によって、例えば大学に進学できる・できない、私学に行きたいが行けなかった等、そういったことがないようにしていかないといけない。私も0歳からシングルマザーの家庭で育ってまいりましたから、自分の家庭環境を振り返っても、教育こそ差があってはいけないと思っています。ですから、昨日黒岩知事がお話されたことは、1都3県を始め、おそらく全国の皆さんが同じお気持ちを持っていると思います。例えば、法人二税の話を黒岩知事が挙げていましたが、確か東京都は神奈川県の約3倍、埼玉県の4倍越えというようにおっしゃられていました。一般財源が本当に大きく違う中で、北海道から沖縄県まで離島も含めて国内にお住まいの皆さんにおかれては、高校教育や高等教育の無償化というのは、これから進めていくべき話だと思いますし、大志あるお子さんたちが夢に向かって一歩一歩、歩んでいく時に、それを私たちがしっかり応援していきたいという気持ちはあります。また、八王子市や町田市は0~14歳児の転入者が、全国で町田市が2位、そして八王子市が8位で、これは2年連続で非常に高水準で転入超過も進んでいて、018(ゼロイチハチ)サポート、いわゆる18歳までの5千円の所得制限なしの給付や、0から2歳の第2子保育料の無償化、先ほどの高校授業料の無償化等、様々な施策を出しています。これは一例ですが、「今、子どもが私学に通っており、妻と子どもだけ町田市に越そうかと妻が言い出している。」という市内の経営者の方もいました。年間48万円の無償化で3年分ですので、そういった意味では非常に大きな教育原資になります。また、相模湖・藤野に行った時も、シニア世代の皆様から「高校教育の無償化をなぜ相模原市はやらないのか。」と言われ事情を説明しましたが、皆さん非常に関心をお持ちだと思いました。今後は、黒岩知事が言われたとおり、国において地域の差がないような教育施策を打っていただきたいと思っていますので、これからも国に対して要望してまいりたいと思っています。
ライドシェアついて
(共同通信記者)
先日、京浜地区でライドシェアが始まり、三浦市では市町村が主導する神奈川版が始まりました。相模原市の中山間地域は別の形で住民の足を確保すると言われていましたが、改めて新たな動きがあったことを踏まえて、どう考えているかを伺いたいです。
(市長)
ライドシェアの導入について、私は国会議員の時代に国土交通委員として反対をしていました。しかし市長になり、中山間地域を抱える基礎自治体の長として市民の皆さんから話を聞く中で、交通不便地域、それから免許返納など、特に相模川沿い、境川沿いの皆さんや旧市の皆さんも含め、移動手段への要望が一番多いと感じています。例えば、連携協定を結んだ神奈川県タクシー協会相模原地区会の大畠地区長とも、5月から相模台7丁目と麻溝台8丁目を中心に乗合タクシーの実証実験を行いますが、非常に今回の市議会でも関心が高く、一般質問を多くいただきました。また、先日、相模湖のまちづくりを考える懇談会に行きましたが、委員からライドシェアを入れて欲しいというご意見をいただきました。ライドシェアは、保険に入っているか、飲酒運転をされてないか、安全面で大丈夫か等の課題はありますが、やはり移動手段は非常に関心が高い中で、私もただ単に反対するのではなく、議論する価値はあると思っています。例えばグリーンスローモビリティやコミュニティバス、それから乗合タクシー、デマンドタクシーなど、色々なことを旧市、津久井地域、中山間地域で行っていますが、地域に合った移動手段というものを今後検討していかなければいけないため、その中の一つとしてライドシェアを議論していくことが必要だと思っています。本市が真っ先にやりますということは、まだ言える状況ではないと思っていますが、やるにしてもやらないにしても検討はしていかないといけないと思いますので、色々なことを鑑みながら、ライドシェアについて研究してまいります。
※質疑応答中の重複した言葉づかいや明らかな言い直しなどは、整理した上で掲載しています。
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