ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症(子宮頸がん)予防接種
接種には、8桁の受診番号が必要です。
市から送付したハガキや封書がお手元になく受診番号がわからない場合は、疾病対策課予防接種班へ電話(042-769-8346)又は、ページ下部にあるメールでのお問い合わせ専用フォームから確認をお願いします。(メールでのお問い合わせの場合、回答までお時間をいただく場合があります。)
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、女性の多くが“一生に一度は感染する”といわれるウイルスです。感染しても、ほとんどの人ではウイルスが自然に消えますが、子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。
なお、積極的勧奨の差控えにより接種機会を逃した方への対応(キャッチアップ接種)は次のリンクページをご覧ください。
対象者
小学校6年生から高校1年生に相当する年齢の女性。
標準的な接種年齢は、中学校1年生相当年齢です。
令和5年度は、中学校1年生相当と高校1年生相当の方に送付しました。
また、通知が届く前や無い(転入した方や通知の紛失など)場合でも、協力医療機関にある予診票を使用して接種することができます。
接種回数及び標準的な接種スケジュール(必要な間隔)
HPVワクチンは、2価(サーバリックス)、4価(ガーダシル)、9価(シルガード9)の3種類のうち、原則として1種類を接種しますが、それぞれ接種方法や回数が異なります。
なお、いずれのワクチンも初回接種から完了まで約6カ月かかります。
2価(サーバリックス)
3回
- 1回目から1カ月後に2回目を接種
- 1回目から6カ月後(1回目から5カ月以上かつ2回目から2.5月以上)に3回目を接種
4価(ガーダシル)
3回
- 1回目から2カ月後(1カ月以上)に2回目を接種
- 1回目から6カ月後(2回目から3カ月以上)に3回目を接種
9価(シルガード9)
接種開始が15歳未満の場合
2回
- 1回目から6カ月後(5カ月以上)に2回目を接種
※接種間隔が1カ月以上5カ月未満の場合は、3回接種の対象です。(3回目は、2回目から3カ月以上)
接種開始が15歳以上の場合
3回
- 1回目から2カ月後(1カ月以上)に2回目を接種
- 1回目から6カ月後(2回目から3カ月以上)に3回目を接種
注意事項
2価または4価ワクチンとの交互接種について
2価又は4価ワクチンを1回目又は2回目まで接種している方は、原則として同じ種類のワクチンを接種することをお勧めしますが、医師と相談のうえ、途中から9価ワクチンに変更し、残りの接種を完了することも可能です※。この場合にも公費で接種することができます。
※2価(サーバリックス)または4価(ガーダシル)のHPVワクチンを接種した後に9価ワクチン(シルガード9)を接種することに対する効果やリスクについての科学的知見は限定されています(厚生労働省作成リーフレットより)。
予防接種には原則として保護者の同伴が必要ですが、ヒトパピローマウイルス感染症予防接種を13歳から16歳未満で接種するときは、保護者が署名した同意書及び予診票をお子さんが持参することで、保護者が同伴しない場合でも予防接種を受けることができます。同意書が必要な場合は、次のリンク先からダウンロードしてご利用ください。
なお、満16歳以上の方については、本人の同意のみで予防接種を受けることができるようになりました。
接種方法・持ち物
直接、協力医療機関にお申し込みください。協力医療機関については、「協力医療機関名簿」をご覧ください。
接種当日は、個別の通知に同封した予診票(または、協力医療機関にある予診票)に受診番号その他必要事項を記入のうえ、医療機関へ提出してください。受診番号がわからない方は、疾病対策課へお問い合わせください。
あわせて母子健康手帳、筆記用具、予診票(お持ちでない場合、医療機関にあるものをご利用いただけます)、体温計(接種の前に検温します)をお持ちください。
ワクチン接種後の副反応
サーバリックス(2020年10月時点の添付文書に基づく)
- 重大な副反応(頻度不明)
ショック、アナフィラキシー、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、ギランバレー症候群 - その他副反応
- 頻度10%以上:そう痒、疼痛、発赤、腫脹、胃炎症状、筋痛、関節痛、頭痛、疲労
- 頻度1~10%未満:発疹、蕁麻疹、硬結、めまい、発熱等
- 頻度0.1~1%未満:知覚異常、しびれ感、全身脱力
- 頻度不明:四肢痛、失神・血管迷走神経反応、ぶどう膜炎等
ガーダシル(2021年8月時点の添付文書に基づく)
- 重大な副反応(頻度不明)
過敏症反応(アナフィラキシー、気管支痙攣、蕁麻疹等)、ギランバレー症候群、血小板減少性紫斑病、急性散在性脳脊髄炎(ADEM) - その他副反応
- 頻度10%以上:注射部位疼痛 そう痒、疼痛、発赤、腫脹、胃炎症状、筋痛、関節痛、頭痛、疲労
- 頻度1~10%未満:頭痛、注射部位そう痒感、発熱
- 頻度0.1~1%未満:浮動性めまい、感覚鈍麻、傾眠、回転性めまい、下痢、腹痛、四肢痛、四肢不快感、注射部位硬結、倦怠感等
- 頻度不明:蜂巣炎、リンパ節症、失神、嘔吐、関節痛、筋肉痛、悪寒等
シルガード9(2022年10月時点の添付文書に基づく)
- 重大な副反応(頻度不明)
過敏症反応(アナフィラキシー、気管支痙攣、蕁麻疹等)、ギランバレー症候群、血小板減少性紫斑病、急性散在性脳脊髄炎(ADEM) - その他副反応
- 頻度10%以上:注射部位疼痛、腫脹、紅斑
- 頻度1~10%未満:発熱、そう痒感、出血、熱感、知覚消失、頭痛、感覚鈍麻、悪心
- 頻度0.1~1%未満:四肢痛、下痢、腹痛
- 頻度不明:無力症、悪寒、疲労、倦怠感、内出血、血腫、硬結、失神、浮動性めまい、関節痛、筋肉痛、嘔吐、リンパ節症、蜂巣炎、口腔咽頭痛等
ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん)予防接種後の症状に関する相談等について
ワクチン接種後の急性炎症が軽快せず、痛みやしびれ等の症状が2週間以上持続している場合や、急性炎症が軽快したにもかかわらず、四肢の痛み・しびれ、精神的不安定等の症状が持続している場合は、専門医療機関の受診をお薦めします。受診の際は、これまでの検査結果や診療内容が記載されている医療機関からの紹介状(診療情報提供書)が必要になりますので、検査や診療を受けた医療機関へご相談ください。詳しくは、以下をご覧ください。
- 一般的な相談 感染症・予防接種相談窓口(厚生労働省) 電話番号 03-5656-8246
- (月曜日~金曜日 午前9時~午後5時(土・日曜日、祝日等、年末年始を除く))
- ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関(相模原市内 令和5年5月1日現在)
- 北里大学病院 麻酔科ペインクリニック・緩和ケア外来 電話042-778-8111(代表)
このページについて、ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
疾病対策課
住所:〒252-5277 中央区富士見6-1-1 ウェルネスさがみはらB館4階
電話:042-769-7201(感染症対策班)
電話:042-769-8346(予防接種班)
電話:042-769-8324(難病対策班)
ファクス:042-750-3066
疾病対策課へのメールでのお問い合わせ専用フォーム