BCG(結核)の予防接種
BCGは、結核の予防接種です。結核は、結核菌の飛沫核感染(空気感染)および飛沫感染などによって感染します。感染者のすべてが発病するわけではなく、結核菌と免疫力との力関係により発病します。
わが国の結核患者はかなり減少しましたが、現在も毎年多くの患者が発生しています。結核に対する免疫は、お母さんからもらうことができないので、生まれたばかりの赤ちゃんも感染する可能性があります。
対象年齢
1歳未満 (標準的な接種年齢:生後5カ月から8カ月未満)
接種回数
1回
ワクチンの副反応
接種後10日~4週の間に、接種した部分が赤くなり、一部に小さいうみができることがあります。この反応は、接種後4週間頃にもっとも強くなりますが、その後はかさぶたができて接種後3カ月までには治り、小さな傷あとが残るだけになります。これは異常反応ではなく、BCG接種により免疫がついた証拠です。自然に治るので、包帯をしたりばんそうこうを貼ったりせず、清潔に保ってください。
接種後3カ月を過ぎても接種のあとがかさぶたにならないような場合は、接種を受けた医師に相談してください。
- 主な副反応:腋窩リンパ節腫大(0.7%)
- 頻度不明:アナフィラキシー様症状、全身播種性BCG感染症、骨炎・骨髄炎・骨膜炎、皮膚結核様症状
接種後10日以内に接種部分が赤く腫れ、化膿しているような場合は、すでに結核菌に感染している可能性があります。速やかに接種を受けた医療機関を受診してください。
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