ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症(子宮頸がん)キャッチアップ(平成9年4月2日~平成20年4月1日生)予防接種
接種のご案内 (接種方法、持ち物)
下記ページから接種を希望する医療機関へ直接申し込みをしてください。
接種当日はご案内ハガキ(※)、母子健康手帳(※)、身分証明書
をお持ちください。※お持ちの方のみ
※接種者が急増しているため、予約が取りにくくなっています。
かかりつけの医療機関以外でも接種は可能ですので複数の医療機関にお問い合わせください。
※年度末に接種の予約が集中すると考えられますので、計画的な接種をお願いいたします。
- 接種には、医療機関にある予診票に8桁の受診番号(ハガキ表面[ ]の中のもの)を記入することが必要です。
- 令和7年3月31日で制度終了予定です。標準的な接種方法の場合、接種完了まで約6カ月必要なので、お早めに接種をご検討ください。※次のスケジュールのとおり、最短4カ月で接種が可能な場合もありますので医師にご相談ください。
(公費の接種に最低限必要な間隔は、1回目と2回目の間に1カ月間、2回目と3回目の間に3カ月間空ける必要があります。) - 市から送付したハガキや封書がお手元になく受診番号がわからない場合は、疾病対策課予防接種班へ電話(042-769-8346)又は、ページ下部にあるメールでのお問い合わせ専用フォームから確認をお願いします。(メールでのお問い合わせの場合、回答までお時間をいただく場合があります。)
キャッチアップ接種について
ヒトパピローマウイルス感染症予防接種(HPVワクチン)は、平成25年4月1日から、予防接種法に定められた定期接種として実施されていますが、ワクチンとの因果関係が否定できない持続的な疼痛が接種後に見られたことから、国の方針により、平成25年6月から積極的な接種のお勧め(積極的勧奨)を差し控えていました。令和3年11月に国の専門家の会議で安全性について特段の懸念が認められないことがあらためて確認され、接種による有効性が副反応のリスクを上回ると認められたことから、積極的勧奨を再開することになりました。
積極的勧奨を差し控えている間に定期接種の対象であった平成9年4月2日生まれから平成20年4月1日生まれの女性で、接種機会を逃した方に対して公平な接種機会を確保する観点から、時限的に、従来の定期接種の対象年齢を超えて公費での接種(キャッチアップ接種)を行います。
厚生労働省ホームページのリーフレット等をご覧いただき、ワクチンの有効性とリスクについて理解したうえで、接種してください。
ワクチンについての必要な情報について、詳細は以下をご覧ください。
HPVワクチンの償還払いについて(既に自費でHPVワクチンを接種した方への対応)
相模原市では、キャッチアップ接種の対象となる方で、既に自費でHPVワクチンを接種した方に、接種にかかった費用の償還払いを行っています。
キャッチアップ接種の対象者
平成9年4月2日生まれから平成20年4月1日生まれの女性で、HPVワクチンの接種を完了(3回)していない方。
※令和4年5月に相模原市に所定回数の接種記録が無い方へ、個別通知(予診票等)を送付しました。
※令和5年8月、12月、令和6年3月に相模原市に所定回数の接種記録が無い方にご案内(ハガキ)を送付しました。
※令和6年8月9日に相模原市に所定回数の接種記録が無い方にご案内(ハガキ)を送付しました。
なお、通知が無い(転入した方や通知の紛失など)場合であっても、対象者で接種を希望する方は、協力医療機関にある予診票を使用して接種することができます。
キャッチアップ接種の期間
令和7年3月末まで
接種回数及び標準的な接種スケジュール
HPVワクチンは、2価(サーバリックス)、4価(ガーダシル)、9価(シルガード9)の3種類のうち、原則として1種類を接種しますが、それぞれ接種方法や回数が異なります。
なお、いずれのワクチンも接種完了まで約6カ月かかります。接種が完了していない接種対象者で予診票が無い方は、協力医療機関にある予診票を使用し接種することができます。
2価(サーバリックス)
- 1回目接種の1カ月後に2回目を接種
- 1回目接種の6カ月以上(1回目から5カ月以上かつ2回目から2.5月以上)あけて1回行う
4価(ガーダシル)
- 1回目接種後2カ月後(1カ月以上)に2回目を接種
- 1回目接種後6カ月以上(2回目から3カ月以上)あけて1回行う
9価(シルガード9)
- 1回目の接種が15歳以上の場合
- 1回目接種後2カ月後(1カ月以上)に2回目を接種
- 1回目接種後6カ月以上(2回目から3カ月以上)あけて1回行う
令和5年4月1日より、9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)も定期接種(公費)の対象になりました。
注意事項
2価又は4価ワクチンを3回接種している場合
これまでに2価又は4価ワクチンで3回接種を完了した方は、定期接種として9価ワクチンを追加で接種することはできません。
2価または4価ワクチンとの交互接種について
2価又は4価ワクチンを1回目又は2回目まで接種している方は、原則として同じ種類のワクチンを接種することをお勧めしますが、医師と相談のうえ、途中から9価ワクチンに変更し、残りの接種を完了することも可能です※。この場合にも公費で接種することができます。
※2価(サーバリックス)または4価(ガーダシル)のHPVワクチンを接種した後に9価ワクチン(シルガード9)を接種することに対する効果やリスクについての科学的知見は限定されています(厚生労働省作成リーフレットより)。
ワクチン接種後の副反応
サーバリックス(2020年10月時点の添付文書に基づく)
重大な副反応(頻度不明)
ショック、アナフィラキシー、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、ギランバレー症候群
その他副反応
- 頻度10%以上:そう痒、疼痛、発赤、腫脹、胃炎症状、筋痛、関節痛、頭痛、疲労
- 頻度1~10%未満:発疹、蕁麻疹、硬結、めまい、発熱等
- 頻度0.1~1%未満:知覚異常、しびれ感、全身脱力
- 頻度不明:四肢痛、失神・血管迷走神経反応、ぶどう膜炎等
ガーダシル(2021年8月時点の添付文書に基づく)
重大な副反応(頻度不明)
過敏症反応(アナフィラキシー、気管支痙攣、蕁麻疹等)、ギランバレー症候群、血小板減少性紫斑病、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)
その他副反応
- 頻度10%以上:注射部位疼痛 そう痒、疼痛、発赤、腫脹、胃炎症状、筋痛、関節痛、頭痛、疲労
- 頻度1~10%未満:頭痛、注射部位そう痒感、発熱
- 頻度0.1~1%未満:浮動性めまい、感覚鈍麻、傾眠、回転性めまい、下痢、腹痛、四肢痛、四肢不快感、注射部位硬結、倦怠感等
- 頻度不明:蜂巣炎、リンパ節症、失神、嘔吐、関節痛、筋肉痛、悪寒等
シルガード9(2022年10月時点の添付文書に基づく)
重大な副反応(頻度不明)
過敏症反応(アナフィラキシー、気管支痙攣、蕁麻疹等)、ギランバレー症候群、血小板減少性紫斑病、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)
その他副反応
- 頻度10%以上:注射部位疼痛、腫脹、紅斑
- 頻度1~10%未満:発熱、そう痒感、出血、熱感、知覚消失、頭痛、感覚鈍麻、悪心
- 頻度0.1~1%未満:四肢痛、下痢、腹痛
- 頻度不明:無力症、悪寒、疲労、倦怠感、内出血、血腫、硬結、失神、浮動性めまい、関節痛、筋肉痛、嘔吐、リンパ節症、蜂巣炎、口腔咽頭痛等
ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん)予防接種後の症状に関する相談等について
ワクチン接種後の急性炎症が軽快せず、痛みやしびれ等の症状が2週間以上持続している場合や、急性炎症が軽快したにもかかわらず、四肢の痛み・しびれ、精神的不安定等の症状が持続している場合は、専門医療機関の受診をお薦めします。
受診の際は、これまでの検査結果や診療内容が記載されている医療機関からの紹介状(診療情報提供書)が必要になりますので、検査や診療を受けた医療機関へご相談ください。詳しくは、以下をご覧ください。
- 一般的な相談 感染症・予防接種相談窓口(厚生労働省) 電話番号 03-5656-8246
(月曜日~金曜日 午前9時~午後5時(土・日曜日、祝日等、年末年始を除く)) - ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関(相模原市内 令和5年5月1日現在)
北里大学病院 麻酔科ペインクリニック・緩和ケア外来 電話042-778-8111(代表)
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このページに関するお問い合わせ
疾病対策課
住所:〒252-5277 中央区富士見6-1-1 ウェルネスさがみはらB館4階
電話:042-769-7201(感染症対策班)
電話:042-769-8346(予防接種班)
電話:042-769-8324(難病対策班)
ファクス:042-750-3066
疾病対策課へのメールでのお問い合わせ専用フォーム