麻しん(はしか)・風しんの予防接種
麻しんは感染力が極めて強い感染症です。空気感染するので、マスク・手洗いのみでは感染を防ぐことは難しいとされています。最も有効な予防法は予防接種です。定期接種の対象者は2回接種の機会を逃さないことで免疫を獲得しましょう。
麻しん(はしか)は、麻しんウイルスの空気感染によって起こります。感染力が強く、予防接種を受けないと多くの人がかかる病気です。主な症状は、発熱、せき、鼻汁、めやに、発疹などですが、気管支炎や肺炎、中耳炎、脳炎などの合併症を起こすこともあります。
風しんは、風しんウイルスの飛沫感染によって起こります。主な症状は、発疹、発熱、後頸リンパ節腫張などですが、大人になってからかかると重症になります。また、妊婦が妊娠早期にかかると、先天性風疹症候群と呼ばれる病気により、おなかの赤ちゃんが心臓病や白内障、聴力障害などの障害をもって生まれる可能性が高くなります。
接種年齢・接種回数
原則として、麻しん風しん混合ワクチンにより予防接種を行います。麻しんまたは風しんのどちらか一方にかかったことがある場合でも、原則として麻しん風しん混合ワクチンを接種します。
ただし、麻しんまたは風しんのどちらか一方にかかったことがある人などで単味ワクチンの接種を特に希望される人は、かかっていない方の単味ワクチンのみの接種も可能です。
麻しんと風しんの両方の病気にかかったことがある場合でも、保護者が接種を希望する場合には予防接種を受けることができます。
1期(麻しん風しん混合、麻しん、風しん)
- 対象年齢: 1歳から2歳未満
- 接種回数: 1回
2期(麻しん風しん混合、麻しん、風しん)
- 対象年齢: 5歳から7歳未満で小学校に就学する前年度中 (幼稚園等の年長児)
- 接種回数: 1回
※3期(中学1年生相当年齢対象)及び4期(高校3年生相当年齢対象)の実施は、平成25年3月31日で終了しました。
※対象者宛の個別通知では、基本的に麻しん風しん混合ワクチン用の予診票を同封していますが、麻しんまたは風しん単味ワクチンで接種する必要がある場合の予診票は協力医療機関に備えてありますので、接種当日に医療機関で直接ご記入くださいますようお願いします。
※大人など、対象年齢に該当せず任意の予防接種を希望される場合は、次のリンク先をご覧ください。
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